今回の梅酒プロジェクトの顔となっている、紫宝梅梅酒。
その原材料である、紫宝梅は和歌山県にある和夢ファームで作られています。
「ミスなでしこ」という名前で商標登録されていて、紫宝梅はその通名です。
和歌山県が誇る「南高梅」は、自家交配しないため、着果しにくい品種です。
農家の間では、安定した生産量となる自家交配する新品種の誕生が望まれてます。
そんな折り、めしべ:南高梅、花粉:パープルクィーン【類似種】の人工交配により、和夢ファームで紫宝梅が誕生しました。
パープルクイーン由来の高いポリフェノール含有量と、南高梅由来フルーティさを持ち、大粒の優れた梅です。
ちなみに、画像はマスコットキャラクターのみうちゃんだそうです!
梅酒の作り手としての感想としては、紫色の実がやはりポイントが高いです。
梅酒にすると、梅の実自体が持つ酸と、紫のポリフェノールの成分が反応して、ピンク色になるのですが、グラスに注いだ時に非常に美しく、商品価値を高めてくれます。
同じ紫色の梅であるパープルクイーンが小梅なのに対し、ミスなでしこは大梅なので、同じ重さの梅でも個数が変わってきます。個数が多くなると、洗うのが大変だし、ヘタ取りが超大変なので、ミスなでしこはその点でも優れています。
何より、新しく品種改良された梅というのが面白くていいですよね。
我々もベンチャーとして刺激を受けています。