本日は渋谷班の中村みちるさんにお話を聞いてみましょう! 中村みちる 1998年千葉県生まれ、広島県育ち。東京藝術大学音楽学部作曲科1年在学中。高校時代、音楽を学ぶ一方で、放送部に在籍し朗読について研究する。第62回NHK杯全国高校放送コンテスト朗読部門優秀賞(3位相当)受賞。映像や音声等の他メディアと、音楽の融合に関心を持つ。 中村みちるTwitter ーーそれではまずはこの舞台に関わろうと思った理由を教えてください。 以前、朗読をしていたということもあり、ずっとお芝居をしてみたくて、割と軽いノリで応募しました。また、私は将来的に、舞台や映像作品に音楽をつけるということをやってみたいと思うのですが、音楽劇というスタイルをとるこの作品で、あえて演者を経験してみることで、新しく見えてくるものがあるのではないかと考えました。 ーー将来の夢が気になります!舞台や映像作品に音楽をつけるということですが、具体的にどのようなことですか? はい、私は映画やドラマ等の音楽をかく、劇伴作家になりたいです。ただ、大学に入ってアカデミックなジャンルにたくさん触れるようになって、まずは、現代音楽作品について研究してみるのも面白いかもしれないと思うようになりました。 ーー中村さんは劇伴作家志望ということで、得意の作曲を活かしたりするのですか? はい。音楽に携わる人間として、より魅力的な音楽を突き詰めたいです。特に、(ここでネタバレになってしまいますが、)曲を作ることに関しては、こだわりやプライドがあるので、自作曲を頑張って演奏します。 ーー自作曲が聞けるんですか!最高ですね。楽しみです。この舞台は、出演者の経験や人生そのものをストーリーにしているとのことですが、実際にどんなことを表現するのか教えてください。 私は広島の田舎で育ったので、東京という大都会にずっと憧れを持ち続けていました。今も、東京の、大きくて綺麗なオフィスビルが立ち並ぶ街並みとか、死ぬほど人間であふれているところとか、エネルギーに満ち満ちていて、とても愛おしく思います。自分も、そのエネルギーの一端として力強く生きている、そんな漠然とした思いをこの作品にぶつけたいです。 ーー今回の舞台は、東京が舞台になっていますが、中村さんにとって思い入れのある場所を教えてください。 私の思い入れのある場所は今は無くなってしまったけれど、渋谷スペイン坂を上った突き当たりにあった、インポートの洋服屋さんです。 高校時代、大学受験のために、広島から東京へ頻繁に通っていました。レッスンが終わった後に、いろんなところを1人でフラフラしていたのですが、夜にこのお店を見つけた時、シンプルな電飾が施されたお店の佇まいといい、置いてある洋服たちといい、とても魅力的に感じたのを覚えています。以来、小さくて、穴場として知られるようなお店を探して行くのが大好きです。 ーーーーーーーー なるほど、「歩け歩け夜の街、道」にぴったりなエピソード、ありがとうございます! 中村さんの自作曲とっても楽しみです。本日はお話してくださりありがとうございました! ーーーーーーーー 藝大の作曲科の学生による作曲もリターンにございます! クラウドファンディングのご支援よろしくお願いいたします!
本日は渋谷班の塙康平さんにお話を聞いて見ましょう! 新潟県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科2年在学中。幼少より兄が子役で出演していたオペラのソリストたちの物真似をして歌いはじめる。歌うこと、演じることが何よりも好きで、機会があればどこまででも行く。自分が歌って周りの人が笑ってくれることが何よりも幸せ。子供と動物(特にペンギン)が大好き。垂れ目がチャームポイント。 塙康平Twitter ーーそれではまず、この舞台に関わろうと思った理由を教えてください。 「0から舞台をつくる」ということに惹かれました。普段立っている舞台は、脚本と楽曲がもともとあり、それに演出がついていくという形でした。しかし、今回の舞台では0からすべてを学生だけで作ります。さらに、脚本は役者のこれまでの人生や性格などがもとになっています。そこに大きな魅力を感じました。 ーーなるほど。自分の人生がストーリーに組み込まれるという経験はなかなかないですよね。塙さんの人生がわかる舞台、ぜひ見てみたいですね。どんなことを表現するのですか? 私は、この舞台を通して、観てくださった方が、自分自身を見つめなおすきっかけを作ることが出来ればいいなと思っています。「自分」とはわからないもので、自分が思っている「自分」と周りからみた「自分」は違っています。この芝居の稽古を通して、常に「自分」とは、どのようなものなのか考えてきました。そこで思ったのは、様々な「自分」がいますが、それをすべて認めて、向き合っていくことが大事だということです。私は、弱い自分にも向き合い、受け入れ、成長しようと今努力の真っ最中です。「自分」を知り、向き合うことの大切さを少しでもお伝えできれば嬉しいです。 ーー自分が思っている「自分」と周りからみた「自分」は違っている、なるほど。今回の舞台は、東京が舞台になっていますが、塙さんにとって思い入れのある場所はどこですか? 私の思い入れのある場所は東京藝術大学です。東京藝術大学は声楽を勉強したいと思ってから、ずっと憧れだった場所です。合格発表で自分の番号を見つけた時は、思わず叫んでしまいました。そんな経験はこれまでの人生で数えるほどしかありません。入学してから一年半がたち、自分自身が目立って変わったことといえば、体重が増えたことくらいではありますが(笑)、日々この素晴らしい環境で、良き仲間や先生方に恵まれ、勉強できることは、何よりの幸せだと感じています。 ーー最高の環境でできるのは本当に幸せなことですね。それでは最後に将来の夢を教えてください! 中学生のときからずっと変わっていないのですが、無償で発展途上国を周りながら旅する団体をつくるのが私の夢です。また、歌で人の心を癒したいと思っています。今、音楽療法というジャンルが注目されていますが、歌には本当に人の心を包み込む力があると思っています。まだまだ勉強不足で、至らぬ点ばかりですが、将来は人の心を癒し、寄り添える歌が歌えるようになりたいです。また、発展途上国の子供たちに、舞台という素晴らしい芸術を届けたいです。 素敵な夢ですね。塙さんがどんなストーリーでどんな演技をするのかがとっても楽しみです。ありがとうございました! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 舞台のチケットはクラウドファンディングのリターンでも手に入れることができます! 様々なリターンを用意しておりますので、ぜひ、ご支援よろしくお願いいたします!