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ウガンダでエイズ孤児を育てるシングルマザーを応援!農業で貧困から脱却する!

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

4人に3人のエイズ孤児が小学校を中退しているウガンダのカユンガ村。 夫をエイズで亡くしたHIV陽性のシングルマザーたちは、貧困下で暮らしています。「子どもたちを学校に通わせたい」と願う彼女たち。必要なのは生計向上支援。皆さまのご支援を、シングルマザーが自立する農業プロジェクトとして届けます。

現在の支援総額

1,300,000

130%

目標金額は1,000,000円

支援者数

129

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/11/21に募集を開始し、 129人の支援により 1,300,000円の資金を集め、 2017/12/21に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,300,000

130%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数129

このプロジェクトは、2017/11/21に募集を開始し、 129人の支援により 1,300,000円の資金を集め、 2017/12/21に募集を終了しました

4人に3人のエイズ孤児が小学校を中退しているウガンダのカユンガ村。 夫をエイズで亡くしたHIV陽性のシングルマザーたちは、貧困下で暮らしています。「子どもたちを学校に通わせたい」と願う彼女たち。必要なのは生計向上支援。皆さまのご支援を、シングルマザーが自立する農業プロジェクトとして届けます。

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今日は、ウガンダでともに活動をするパートナー団体で、今回のクラウドファンディングでともにプロジェクトを行う「カユンガ」の事務局長のジュリエットさんについてです。

長年カユンガのリーダーとして活躍されてきたシングルマザー、ジュリエットさんですが、昨年8月に永眠されました。
詳しい原因についてはわからないのですが、肺に異常が見られ、入院をしたのですが、治療の甲斐なく、他界されました。

カユンガのメンバーも大きなショックを受けており、また私たちも、大変なショックを受けました。今日は、2016年にプラスHPに掲載したレポートをもとに、彼女と私たちの思い出をたどり、これまでの彼女の功績を称え、感謝を伝える記事とさせてください。


ジュリエットさんと、わたしたちの出会い

ジュリエットさんと私たちは、2011年に出会いました。
当時、ウガンダで活動を拡大しようとしていた私たちは、同じ志で事業を立ち上げ、進めていくことができるパートナーを探していました。
そこでパートナー候補として、カユンガと出会い、ジュリエットさんと出会いました。


2011年、最初に出会ったとき。ジュリエットさんは一番右。

理事の大島が現地でインタビューを行ったのですが、代表のジョイさんが、英語でうまく活動を伝えられないときに、ジュリエットさんがしっかりとサポートし、インタビューを円滑に進めることができました。
その後、度重なる調査と連携の打ち合わせの末、2013年より、プラスとカユンガはパートナーシップを結び、養鶏によるエイズ孤児支援事業を開始しました。

養鶏事業で大活躍された、ジュリエットさん
鶏舎を建設し、養鶏スキルの研修、会計の研修などを実施していきました。
会計研修での理解度テストでは、約40名のカユンガのメンバーの中で、ジュリエットさんが最高得点を記録しました。


ジュリエットさんは左から2人目。会計のワークショップをリードする様子。

また、卵や鶏の販売については、彼女が業者とのやり取りを担当するなど、大活躍をしてくださいました。
養鶏事業は順調に進み、これにより50名の子どもたちが、現在も学校に通っています。

支援を断ったジュリエットさんの真意に、彼女の思いが表れている
2014年には、養鶏事業に加えて、ペーパービーズアクセサリーの制作による生計向上事業も開始。
夫がエイズでなくなり、女手一つでエイズ孤児を育てているシングルマザーたちに制作を教え、
仕事を作り、収入を上げて教育に充てる、という事業です。

あるとき、本音か冗談か、ジュリエットさんが「自分にも、収入向上の仕事が欲しい」と漏らしました。
ジュリエットさんは、事業「実施側」で、この収入向上に参加する、
いわゆる支援の「対象者」は地域のほかのお母さんたちなのです。

ジュリエットさん自身もエイズで夫を亡くしており、シングルマザーでした。
支援を受ける資格はある彼女ですが、
「ジュリエットもペーパービーズを作る?」と聞くと、

「それは悪くてできない」

というのです。
プラスが買い取るペーパービーズの数は毎月決まっていたため、
自分が作ってしまうと、一人当たりの買取数が減ってしまうから、ということでした。

当時ジュリエットさんは、別の仕事を自分で営み、生活していました。
生活の大変さを嘆いている様子は、これまでほとんど見ませんでしたが、
裕福な暮らしをしていたわけでは、決してありません。

リーダーシップもあり、積極的で、賢いジュリエットさんですから、
自分の事業も、うまくやっているんだろうな、と思い、詳しく聞いたことはありませんでしたが、
きっと大変なことも多かったでしょうし、楽な生活ではなかったはずです。
それでも、地域で困っている家庭のために、自分は支援は受けられない、という彼女の思いに、感動したことを、今でも覚えています。



ペーパービーズの事業の打ち合わせ。ジュリエットさんは一番右。打ち合わせはいつも家の軒先でした。

ジュリエットさんと、カユンガメンバー、支援を受ける地域のシングルマザーとの絆
ジュリエットさんはメンバーからの信頼も厚く、リーダーシップを持った女性でした。
10年以上の付き合いがあるメンバーもおり、みなさんは大きな喪失感を抱えています。
埋葬された場所にはメンバーが集い、ペーパービーズの事業で支援を受けていたお母さんたちは3日ほど、
そして代表のジョイさんは1週間ほど、そこで過ごし、彼女を偲んだと聞いています。

プラスからも先日、お墓参りをさせてもらいました。
その際に、親戚の方は、ジュリエットさんとカユンガのメンバーの写真を、大切にとっていらっしゃり、それを見せてくださいました。
カユンガの活動、そして団体を、ジュリエットさんがずっと大事にしてくれていたんだな、と改めて感じました。


左手がジュリエットさん、真ん中がカユンガ代表のジョイさん、右手がペーパービーズ事業で支援を受けるアギネスさん。

ジュリエットさんの死から、1か月ほどが経ち、カユンガのメンバーたちにも前向きさが戻ってきました。
そして、活動の中で重要な役割を担っていたジュリエットさんの思いを引き継ぎ、
彼女を思いながら、彼女の残した遺志を継ぎ、事業を進めています。


ジュリエットさんの写真をみんなで眺め、彼女を偲ぶカユンガのメンバーたち
 

長くなってしまいましたが、これまでのジュリエットさんの活動に深く感謝するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。

ジュリエットさん、本当に、ありがとうございました。
ジュリエットさんの遺志を継いで、これからも活動を続けていきますので、どうか見守っていてください。

現地を訪れるたびに笑顔で迎えてくださったジュリエットさん。
英語や会計にも長けていて、これまでプラスと一緒に行った養鶏事業にも大きく貢献され、今も地域の50名の子どもたちに教育支援が提供されています。

温かく熱い志を持ったジュリエットさんを失い、カユンガのメンバーや私たちも喪失感を抱いていました。

けれども、困難な状況のなかで希望を失わず、周りを励まし続けてきたジュリエットさんのように、この農業プロジェクトで、シングルマザーたちが「自分の力で、子どもたちのために、より良い暮らしをつくることができています」と胸を張れるよう、私たちも力を尽くしていきます。



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