住友商事の青木と申します。当社では、社会貢献活動「100SEED」を通じて、多文化共生社会の実現に取り組む団体に対し、プロボノや学習支援によるサポートに取り組んでいます。私もその活動に参加し、glolabのサポートをさせて頂いています。
昨年12月に、「みらいチャレンジプログラム」の事後学習(オンライン開催)に私も参加させて頂き、外国ルーツの生徒たちと初めて対面しました。 日本で進学・就職するにあたり、外国ルーツの生徒たちの前には大きな壁が存在しています。(例えば入学試験の際、外国の学校を卒業していないため留学生枠での受験資格が与えられず、日本語能力に不安がある中で、日本人の生徒と同じ試験を受けねばならないことなど。)
そのような困難な環境に置かれている彼等・彼女等ですが、浦幌町で挑戦したいこと、お話を聞きたい人など、生徒たち自身が議論を進行し、時に助け合いながら、一人も欠けず参加者全員が意見を発表できたことが印象的でした。さらに、高校生が中学生に高校入試のアドバイスをする姿も見られ、「みらいチャレンジプログラム」は、外国ルーツの生徒同士のネットワーク作りの場としての重要な役割も果たしているようです。また、6月の事前学習では口数が少なかった生徒が、8月のオンライン合宿を経て、今回の事後学習では積極的に発言できるようになるなど、glolabの皆さんが生徒一人ひとりをきめ細かにサポートし、共に成長を喜ぶ、温かい空間だと感じました。