秋田県の上小阿仁村で創出したJ-VERという排出権ですが、これは簡単に申しますと、 都会のA社:CO2を排出し、利益も上げている。 山村:CO2を森林が黙々と吸収しているが、雇用や収入は少ない。 こういう現状に、CO2の吸収にもコストがかかる時代です。削減しきれないCO2は、 A社さん、上小阿仁村が吸収していると環境省が認証したJ-VERクレジットを購入してくださいませんか? という商品です。 ですが、排出権とか、クレジットという名前の通り、いかにもこの取引だけでは寂しすぎます。 私たちのプロジェクトでは、上小阿仁村の排出権を購入検討してくださる方、購入くださった方に 「実際にそのCO2を相殺してくれている森林を見に来て下さい」とお伝えし、随時この看板設置場所などをご案内しています。 そこでは、画像にある通り、森の作業員にはなんでもない直径15センチくらいの杉の木を、現地指導員の元、間伐体験していただいたりしています。 こうして、いかにも空気の美味しい山村を訪れていただき、山村ならではの活動を体験してリフレッシュしていただく。これによって、単なる金銭と排出権の交換にとどまらず、リアルな関係となり、双方で排出権の売買以上の感覚が芽生えます。 次は、実際に排出権を購入いただいた企業様が、この看板を訪れてする、ある作業をご紹介します。
看板設置の意味は?
2013/03/05 18:51
第一号看板の設置の様子
2013/02/18 19:10
こんにちは。パトロンの皆様、このプロジェクトをサポートしてくださいましてありがとうございます。 秋田県の上小阿仁村に2つある取組対象地のうち、看板は現在1つしかありませんので、こちらの看板の設置の様子をレポートします。 この看板のサイズは、およそ畳一畳分。近づくと結構大きいものです。 素材はもちろん秋田杉の間伐材です。 まず機械で縦に1mほどの穴を2つ掘ります。 地上に出す部分と同じくらい、地中に埋める部分にも材料を使います。 看板部分が風に吹かれてもこれなら安心です。 私は最初、先を尖らせた杭を二本打ち込んで、それに板を取り付けるのかと思っていましたが、その見えないところが結構大きかったので、びっくりしました。 機械を借りてきたりスコップで掘ったり、泥だらけになってこの一号看板は設置されました。 次回は、この看板の設置の意味をお伝えしたいと思います。