Q4. いくら寄付すると、何人の生徒の何か月分の給食費になるのか?A4. 私たちの支援実績のある、コロゴッチョスラムのアマニ教育センターでは、200名の生徒がおり、月の給食にかかる費用(朝食および昼食)は5万円です(1人あたり250円)。このうち、アルファジリは弊社の会員農家が生産できる45%分の食材を寄付するため、ひとり当たり月113円分の食料寄付を行います。つまり、1,000円の寄付は、約9名の子どもたちの1か月分の給食費に、1万円の寄付は、約90名の子どもたちの1か月分の給食費に、10万円の寄付は、全校生徒の4.5か月分の給食費に生まれ変わります。Q5. アルファジリ でインターン生はどんな活動をしどのような役割を担っているのか?A5. アルファジリのインターン生は、アルファジリのあらゆる業務に従事することで、社会経験を身につけたり、ソーシャルビジネスの本質を仕事を通して学んでいます。日々の業務は、日本企業が行うビジネスの基本とそれほど変わりませんが、英語での接客スキルを向上させたり、異文化を超えてケニア人社員と切磋琢磨するなど、日々多種多様な課題をクリアしながら成長していきます。そういった日々の業務の中で、多くのインターン生が自分のやりたいことを見つけ、「商品開発」「農村メンバーの指導」「新規プロジェクトの実行」など興味のあるテーマに取り組んでいます。インターン生は帰国後、日本企業やアフリカに関連する企業に就職、大学院への進学、自身でビジネスを立ち上げるなど、様々な進路を選択して活躍しています。Q6. 今回なぜインターン生がクラウドファンディングをやっているのか?A6. アルファジリでは、「やりたい」と名をあげた人が、実力に関係なく、誰でも代表としてプロジェクトを進めていきます。周りがサポートしますが、役員がスキルの高い人を優先的に業務に抜擢するといった方法は取りません。その分、インターン生は「自分の考え」「自分の提案」をすることが求められ、その中で成長していきます。そのため、今回はクラウドファンディングの実行者になりたいと名乗り出た清水くんが、プロジェクトの代表となりました。Q7. 社員でもないインターン生がプロジェクトを行っても、寄付が無駄にならないか?A7. そのようなことは断じてありません。スラムへの寄付活動も、給食用食材の調達も、そもそもアルファジリが会社として行っている活動ですので、皆様からいただいた資金は、アルファジリとして運用させていただきます。本クラウドファンディング自体はインターン生のプロジェクトですので、本ページの開設からご支援への呼びかけ、ご支援いただいた方への返礼や事後報告などは、インターン生が責任を持って実行いたします。一方、実際の資金使用、現場での毎月の寄付活動、寄付先や寄付内容の選定の最終判断と実行の責任は、アルファジリ自身が負うものです。Q8. 寄付先の小学校の運営には透明性があるのか。寄付した食料が無駄になることはないか?A8. この寄付活動は、2021年10月から行っているものであり、(こちらのレポートをご覧ください。英文のみ https://www.alphajiri-greengrocer.com/donation-report )長年の運営実績のあるNPO法人等と連携しながら寄付を進めてまいりました(今回の支援金は、アルファジリが単体で行って集めておりますので、法人名は公には伏せさせていただきます)。そういった実績のある組織の方々からの紹介を通じて寄付を広げていく予定ですし、何よりアルファジリはケニアで6年の現場実績を持っております。皆様の寄付が無駄にならないよう、細心の注意を払って実行させていただきます。
Q1. ケニアのスラムの人々の収入は?A1.人によってまちまちですが、私たちが取材した家庭は、複雑な事情を抱え、学費を全額払うことができない家庭がメインでしたので、1日の収入が100円〜200円でした。ストリートで野菜や卵の小売を行ったり、清掃の仕事、ゴミを集めてリサイクル販売するといった非正規の仕事が多いです。それに加え、離縁した夫や親戚などの不定期の生活支援を受けたりしています。つまり、月収は1家庭で保護者1人のみが働いている場合、3,000円から1万円程度だと考えられます。スラムに住みながら首都の工業エリアの工場などに勤めている場合は、1万円弱〜2万円程度の月収があるかもしれません。Q2. スラムの人々の月あたりの生活費は?A2. 家賃:500円〜2,000円程度食費:大人一人あたり1,500円程度私立の小学校の場合、月あたりの学費は一人当たり2,000〜3,000円程度です。このデータからも分かるように、母子家庭で子どもが2人いるとします。すると、最低でも食べ物と家賃で3,000円の出費がありますので、収入の低い家庭では、小学校の学費を支払うことが非常に困難になります。Q3. 日本と比べるとケニアのスラムと物価はどの程度違うのかA3. 今回の支援内容と比較しますと、例えば乾燥大豆は日本の小売価格で1キロあたり1,000円前後です。一方、スラムでは大豆を1キロあたり100円程度で購入することができますので、スラムでの未加工食料の物価は、10分の1程度をイメージしていただくと、わかりやすいかもしれません。*その他質問等ございましたら、各SNSなどでお気軽にメッセージをください!
マリア(仮)は4人のこどもを支えるシングルマザーです。数年前に夫が蒸発したため、今は1人で収入を稼いでおり、2人のこどもを学校に通わせています。家庭内では笑顔が溢れており明るい印象を受けましたが、生活水準は低く、アマニスクールのサポートを受けている家庭のうちの一つです。そんな彼女はジュースを作って売るビジネスを営んでいますが、コロナ渦で収入が激減している現在は、電気代が払えないため、近所の家でブレンダーを借りているような状況だと言います。食事に関しても、摂るのは晩御飯の一度だけで、一回に作ったものは数日に分けて食べるほど、生活は困窮しています。実際の写真アマニスクールのあるこの地域には、似たような家庭が多く存在します。様々な問題が絡み合って、貧困が生まれている訳ですが、学校側は、家庭ごとの問題を特定し、日々色々な形のサポートを施しています。給食支援を通して学校を支えていくことは、地域のセーフティネットを守ることにも繋がります。また大変な時でも明るく「今」を力強く生きる姿には自分自身、見習うところがあります。そしてこの笑顔を大切にしていきたいです。清水
こんにちは!インターン生の和田です!ミゴリでは、こどもたちに興味津々に見られたり、近づくと泣いて逃げられたりしました。それほど外から来た人を見る機会が無いようです。そして農家さんに行くと、何かをくれるがお決まりでした。パイナップル、アボカド、サトウキビ、バナナ、グラウンドナッツ、マトケといっぱい貰って大変。。下の写真は食事風景(調理用のバナナの煮込みと、グラウンドナッツ)
貧困農家では、現金収入が足りず、貧困から抜け出すことが難しい状況となっています。では、より具体的に、現金収入が不足すると、どのようなことが起きるのでしょうか。以下に一例を挙げます。例えば、ミゴリ群では農家さんの殆どが、スマートフォンを持つことができず、インターネットから遠く離されています。・オレンジが熟れる前に黄色くなり、味が渋くなってしまう・アボカドが熟れる前に木から落ちてしまう・見た目は大丈夫でも中身が腐っていて判断が難しいこのような問題が発生した時に、ネットで調べれば一瞬で解決するようなことも、ここでは改善するまでに何人もの人を間に挟まねばならず、時間がかかってしまいます。このような差は、ますます収入格差を生んでいきます。生まれた環境というのはフェアではありません。絶対貧困から抜け出すには、外部からのサポートが必要不可欠なのです。