皆さま、
こんばんは。海の見える命の森学生委員会のいろはです。ご覧いただきありがとうございます。
もう私がこうして想いを発信できる機会は多くないので、ずっと私が考え続けている「海森とボランティアについて」をテーマにしようと思います。
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私が海森学生委員会に加入したのは、2020年の6月頃。
元々ボランティアが好きだったのですが、地元周辺の単発のものに参加しても達成感がないという状況でした。そんな中、「全国どこからでも参加できる」かつ私が興味のあったテーマである「震災」に関わることができるというこの学生委員会の募集を見つけ、速攻応募したのがきっかけです。
毎回言っている気がしますが(笑)、私は長年学生委員会に所属していながら一度も海森の現地に行けていません。元々コロナ禍で移動ができないために発足した組織である通り、私は海森への熱意はありつつも、万が一感染を広げてしまった場合に責任が取れないという考えが大きかったからです。勿論、実際に現地に足を運ぶメンバーはすごく尊敬しています。
さて、少し話は変わりますが、私は大学生活でボランティア論を学んできました。その中でいつの日か誰かが言っていた言葉がずっと引っかかっています。
「ボランティアはコロナ禍でもできること、1人で行けばどこでも受け入れてくれる、コロナは言い訳に過ぎないのだからまずは行かなければ。」
要するに、その人曰く社会貢献=ボランティア =現地に行くしか意味がない、ということでした。
皆さんはどう思いますか。
私は正直、正論だなと思いつつも、怒りなのか悲しみなのかわからない感情が湧いてきました。
私は少なくとも無責任なために現地に行かなかったわけではないし、現地に行けずとも「知ってもらう」という点では力になれるのではないかと必死にウェブサイトやSNSを運営してきました。
同じように、誰もが事情を抱える中で、多くの方々が海森を支えてきてくださいました。現地へ行く・行かないに関わらず、その全てのご支援に意味があったと思っています。少なくとも前回のクラウドファンディングプロジェクトではそれを強く実感しました。
現地の整備をお手伝いいただくのは理想ではありますが、多くの方が「震災って可哀想だったね」で済ませてしまいがちな中で、海森を通じて少しでも震災を知っていただけること、金銭で支援していただけることは、本当に大切なことです。だから私は、現地に行かなければ意味がない、というのは間違った考えだと思っています。
皆さまがずっと温かい言葉とご支援をくださったから、海森はここまで歩んでこれたのです。
事実として海森は現地へ来てくださるボランティアさんを切実に求めているので、メンバーの私がこのような考えを述べるのはなかなか問題かもしれません。
ただ、私は皆さまのご支援はどんな形であれ、海森にとって必要であるということを絶対に絶対にお伝えしたいのです。1人でも多くの方に震災について考えてもらうことが、私たちの使命ですから。その形のひとつが、このクラウドファンディングだと思います。
ご都合が合うときには、ぜひ現地にも行ってみてください。それ以外の場面では、皆さまのいらっしゃるその場所から、変わらずご支援いただけると嬉しいです。
最後に余談ですが、この画像に見覚えはありますでしょうか。正解は、海森ウェブサイトのホーム画面に使われているものでございます。(笑)ウェブサイト編集担当の私が何十回何百回と目にしたものなので選んでみました。ぜひウェブサイトの方もご覧ください!という宣伝をもって締めさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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現在の総志縁額 97,000円
期間終了まで残り 17日
目標金額まで残り 903,000円