3.11を忘れない。震災の記憶をつなぐ小説『海のシンバル』を多くの人に届けたい。

「あの日」を忘れないために。震災により抱えきれない孤独を抱えた少女Rと、人の顔を見るのが苦手なホテルマン磯辺。2人の寄り添う姿と、東日本大震災の数年後を繊細に描く文学作品『海のシンバル』。この度、文庫本サイズの3.11を、全国の書店とあなたの手元に届けたい。

現在の支援総額

1,727,500

431%

目標金額は400,000円

支援者数

261

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/08/20に募集を開始し、 261人の支援により 1,727,500円の資金を集め、 2022/11/07に募集を終了しました

3.11を忘れない。震災の記憶をつなぐ小説『海のシンバル』を多くの人に届けたい。

現在の支援総額

1,727,500

431%達成

終了

目標金額400,000

支援者数261

このプロジェクトは、2022/08/20に募集を開始し、 261人の支援により 1,727,500円の資金を集め、 2022/11/07に募集を終了しました

「あの日」を忘れないために。震災により抱えきれない孤独を抱えた少女Rと、人の顔を見るのが苦手なホテルマン磯辺。2人の寄り添う姿と、東日本大震災の数年後を繊細に描く文学作品『海のシンバル』。この度、文庫本サイズの3.11を、全国の書店とあなたの手元に届けたい。

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東日本大震災 の付いた活動報告

 大変お世話になっております。クラウドファンディング「海のシンバル書籍化プロジェクト」の久々原仁介です。 日が暮れるのが少しずつ早くなってきましたね。冷たい風が、どこか記憶を連れてくるようで、こういう季節は、物語のなかにいるみたいな感覚になります。 現在、書籍化に向けての作業は、静かに、けれど確実に進行中です。本文の最終調整、加筆修正など……ひとつひとつ、目と心を使って選び抜いています。 命って、なんだろう。 ずっと、考えながら書いていました。 ページの余白ひとつとっても、「Rの言葉がちゃんと息をしている余白があるか」「磯辺の孤独と寂寞が欠けてはないか」を何度も確認しています。印刷物って、ただのテキストじゃなくて、空間を届けるものだと感じていて――。読んでくださる方が、どこかで震災を忘れないでいてくれる何かの部品にしてほしいと思っています。 先日の文学フリマ東京で同人版の「海のシンバル」も在庫もとうとう数えるばかりとなりました。1000部を超えたという数字が、実感としてはまだピンと来ないのですが、ひとつひとつの読者との出会いが積み重なったものなんだと、改めて噛みしめています。 焦らず、でも丁寧に。今この時間も、誰かのための言葉になっていきますように。 進捗としては小さな一歩かもしれませんが、これからは継続的にこちらで共有させていただきます。 大きな発表まで、残り少しだけ命を削る時間をください。 どうか、見守っていただけたら幸いです。今後とも、何卒よろしくお願いいたします。


 大変お世話になっております。 クラウドファンディング「海のシンバル書籍化プロジェクト」の久々原仁介です。 東日本大震災から、今日で14年という月日が経ちました。 喪われた命と、波に呑まれた多くの声を、忘れることがないように、ひたすらに書いてきました。この14年という年月は、僕にとって文字と命と、奪われた時間を理解したいともがき続けた日々でした。 岩手へ訪れ、切り立った海の冷たさを知ったとき、どうしたって消えた命は返ってこないことを知りました。山肌に連なる、倒れたままの墓石を直す家族は誰もいないことを知りました。綺麗に舗装された海岸沿い道路を走る車はもういないことを知りました。 怖いくらいの平地に建てられた建物に住まう人は誰もいないことを知りました。フェンスの脇に括られた小さな浮き輪は、もう一度津波がきたときに助かりますようにという儚い祈りだと知りました。 命を書くということは、人の生死に対し焦点を定め続けなければならないと思います。一度ズレてしまえば、僕の書くことはただの虚構で終わってしまからです。 海のシンバルに登場するRという存在は、確かに実在する人物ではありません。彼女の痛みも、心も、そこにある時間も、文字の上でしか生きることはできない。 それでもRは読者の心に、震災を刻み込んで生きている。 僕はどうあっても、Rを生かすことができなかったというのに。彼女の言葉だけが多くの人の支えとなり、震災を忘れないための栞となり、寄り添うための手となって息づいている。 14年です。 僕の人生の半分を占めたこの時間を、ひたすらに想う。 その資格など、僕にはなくて、これは一種の冒涜と受け取られるかもしれないという恐れもあります。 だからこそ、一つの答えを出さなくてはなりません。それが僕の生きている意味だと思うからです。 弱くて愚かなこの僕の、手のひらに落ちた文字たちをどうか見ていてください。 更新がずいぶん時間を途絶えてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。 「海のシンバル書籍化プロジェクト」は今年度中に大きな節目を迎えます。 最後まで、何卒よろしくお願いします。


 大変お世話になっております。 クラウドファンディング「海のシンバル書籍化プロジェクト」の久々原仁介です。 東日本大震災から、今日で14年という月日が経ちました。 喪われた命と、波に呑まれた多くの声を、忘れることがないように、ひたすらに書いてきました。この14年という年月は、僕にとって文字と命と、奪われた時間を理解したいともがき続けた日々でした。 岩手へ訪れ、切り立った海の冷たさを知ったとき、どうしたって消えた命は返ってこないことを知りました。山肌に連なる、倒れたままの墓石を直す家族は誰もいないことを知りました。綺麗に舗装された海岸沿い道路を走る車はもういないことを知りました。 怖いくらいの平地に建てられた建物に住まう人は誰もいないことを知りました。フェンスの脇に括られた小さな浮き輪は、もう一度津波がきたときに助かりますようにという儚い祈りだと知りました。 命を書くということは、人の生死に対し焦点を定め続けなければならないと思います。一度ズレてしまえば、僕の書くことはただの虚構で終わってしまからです。 海のシンバルに登場するRという存在は、確かに実在する人物ではありません。彼女の痛みも、心も、そこにある時間も、文字の上でしか生きることはできない。 それでもRは読者の心に、震災を刻み込んで生きている。 僕はどうあっても、Rを生かすことができなかったというのに。彼女の言葉だけが多くの人の支えとなり、震災を忘れないための栞となり、寄り添うための手となって息づいている。 14年です。 僕の人生の半分を占めたこの時間を、ひたすらに想う。 その資格など、僕にはなくて、これは一種の冒涜と受け取られるかもしれないという恐れもあります。 だからこそ、一つの答えを出さなくてはなりません。それが僕の生きている意味だと思うからです。 弱くて愚かなこの僕の、手のひらに落ちた文字たちをどうか見ていてください。 更新がずいぶん時間を途絶えてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。 「海のシンバル書籍化プロジェクト」は今年度中に大きな節目を迎えます。 最後まで、何卒よろしくお願いします。


大変お世話になっております。クラウドファンディング「海のシンバル書籍化プロジェクト」の久々原仁介です。10月になり、寒暖差が激しい季節となって参りました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。9月には文学フリマ大阪にてたくさんの方とお会いすることができました!足を運んでいただいた皆様、誠にありがとうございます……!大阪の雰囲気というか、どこにいてもみんなが温かく迎え入れてくれる感じが本当にいいなぁと思います。活気があるけど殺伐としていないというか。なんば駅周辺はまじで「なんでこんな設計にしたの???」って感じで迷路でしたが……。とにもかくにも、素晴らしい時間を過ごせたことを本当に嬉しく思います。それではプロジェクトの進捗報告をしていきたいと思います!! 合計金額→2,004,000円とうとう!!!!200万円の大台まで到達いたしました!!!!!わーーーーー!!!やったーーーーー!!!最初はリターンの経費やクラファンの広告費で諸々差っ引かれてしまって泣きそうでしたが、ようやくここまできました……。そしてこれらのほとんどが「海のシンバル」の売上によって積み上がっていると思うとほんとに感無量といいますか……お手にとって頂いた皆様……本当に、ありがとうございます……。実は「海のシンバル」の同人版について、先日も在庫が切れてしまったため発注しました。海のシンバルはカラーカバー付きの印刷のため、ちょっとお高め……。冊数をそれなりに印刷すると余裕で8万円くらいは飛んじゃうため、調整が難しい……。そのせいで合計金額がなかなか伸びない部分もあるため、何か対策を練らないと……。と、苦心しております。これは余談になってしまいますが……。「海のシンバル」同人版を書いてからどれくらいの冊数の同人誌を印刷所さんに頼んだかなと思って調べたところ、発行部数は今回の発注でちょうど1000冊を超えていました……。同人誌で1000冊売れる小説って、きっと素晴らしいことなんだろうなと思います。このプロジェクトの目的が、海のシンバルという作品を「あの日を忘れないための一つの部品にする」ことであるとするなら、その階段を一つ一つのぼっている最中なのかもしれません。叶うならひとりでも多くの人に届きますように。 今後ともよろしくお願いいたします。


大変お世話になっております。クラウドファンディング「海のシンバル書籍化プロジェクト」の久々原仁介です。段々と、春の温もりや生えわたる緑が気持ちい季節になって参りましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。4月が終わり、新年度の慌ただしさもようやく落ち着いてきたことで、ようやく進捗報告を投稿することができ、自分自身もほっとしています。本日は以下についてご報告いたします。①プロジェクト合計金額②「文学フリマ東京38」出店のお知らせ③Booth開設のお知らせ④「海のシンバル」の現状について以上の4点になります。①プロジェクト合計金額 合計金額→1,80,100円 引き続き、資金調達に励んでおります。200万円までの大台も見えてきたことで、 自分自身もより一層身が引き締まる思いです。 皆様からご支援頂いた機会を損失しないよう、定期的な進捗報告を行っていきたいと思います。②「文学フリマ東京38」出店のお知らせ  5月19日に開催予定の文学フリマ東京38にサークル出店いたします!会場では返礼品となっていた「海のシンバル」「Fのキャンバス」だけではなく、短編集である「夜心」「青色の指を見ている」も頒布予定です!それだけではなく!最新刊の「万華鏡を砕く音が聴こえる」も30部限定で頒布予定ですので、お見逃しなく!皆様のご来店を心よりお待ちしております!5/19(日) 12:00〜17:00 開催! (最終入場16:55)東京流通センター 第一展示場 D-09 サークル:リアス式海岸イベント情報→https://bunfree.net/event/tokyo38/ ③Boothでの販売について 以前からお伝えしておりました。Boothでのネット販売について目処が立ちましたのでお知らせです!「海のシンバル」を含めた他の短編集「万華鏡を砕く音が聞こえる」「夜心」「青色の指を見ている」のネット販売を開始していく予定です。海のシンバルの前日譚である「Fのキャンバス」については残り部数が少なく文学フリマ東京で残った場合に販売いたします!こちらの売上については、プロジェクトへ合計金額に加算していきますので何卒宜しくお願い致します。※5月末にBooth開始予定です④「海のシンバル」の現状について  出版に向けて金銭的な部分だけではなく、編集者の方と話し合いながら書籍化に向けて修正をしております。正直なところ、初めての作業や慣れない部分が多くあり、こちらの方が僕にとってはすごく大変です。多方面にご迷惑をおかけしながら、海のシンバルを加筆修正をしております。 そんななかで自分が強く思ったのは、作品と商品は違うということです。 これは善悪の話ではなく、ましてや出版社側への主張でもありません。ただ、僕自身がいかに書き手として未熟かを思い知りました。 海のシンバルという作品は東日本大震災をテーマに書かれております。それだけではなく、はっきりとした地名も記されております。僕自身、それがこの作品の特徴であると考えておりました。ですが、書店という誰の目にも触れてもおかしくない場所で、行き過ぎたリアリティは今そこで生きている方々を傷つけるのではないかという問題と自分自身の葛藤がありました。それについて僕は一つの答えを探さないといけないと思います。 見えるナイフを書店に置くのか? という問いに対して自問自答しながら、今も海のシンバルを書いております。 最も、美しいカタチで皆様にお届けできる様に、これからも全力で頑張ります。 何卒宜しくお願いします。


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