2月20日(日)「ガマ人間あらわる」郡山公演第二回 実行委員会をリモート開催しました。歌舞団員以外に郡山市、飯館村、伊達市から参加がありました。
歌舞団から「郡山市内を宣伝して回って見えてきた『コロナ禍で迎える3.11から10年』の今」について報告、福島市内の子ども食堂に宣伝に行った福島歌舞団・関さんのレポートを紹介した後交流しました。
予想以上に反響があった「Fukushimaの記憶展2021」
昨秋、福島市で「Fukushimaの記憶展2021」を開催した伊達市の野澤健一さんから「5日間で1100人の来場者があった。予想以上に反響があった」「311を題材にした作品は売れない、発表の機会は少ない。福島にそういった思いを持った方々が集まって発表することに意味がある」と報告を受けました。
伊達市でギャラリーを運営されている野澤さんは「自分は表現者ではないけれど、震災を体験したものは表現すべきだと思う。次世代に伝える使命を負わされてしまったと思っている」「震災を体験して、原発が爆発して、避難者、被災者…。水俣と同じ。何の責任もないのに災害を被って、生活を壊されて、日常を奪われる。水俣と同じ。」ともおっしゃいました。
…そして言えなくなった
この日の参加者の中に「ガマ人間」鹿児島公演(2019年8月薩摩川内市)を観てくださった方がいらっしゃいました。その後福島に転居されたそうで「ミュージカルを見たのは人生で1、2回。そのうちの1回が『ガマ人間』。カエル顔、ガマがインパクトあった!」「社会的な問題をわかりやすく楽しく伝えていた」と感想をいただきました。また、「辛い感情を閉じ込めていた。伝えようとしていたが周りから『他の人だってつらいんだよ』と言われ続け…そして言えなくなった」と自らの経験を語ってくれました。
2月23日郡山市公民館回り
今後の宣伝方法として、郡山市と郡山市教育委員会の後援がきまったことをうけ「市内のすべての公民館にチラシ配ろう」と郡山市の公民館の一覧表を見ながら討議。2月23日に福島歌舞団、関東歌舞団、郡山市のサポーターの方で手分けして回ることにしました。