知っていますか?パンは世界で一番廃棄されている⻝品の一つです。
オランダでは25%、アメリカでは33%、イギリスでは44%、オーストラリアでは186千トンのある食べ物が、毎年廃棄されています。一体なんだと思います?
そう、正解はパンです。
パンは世界で一番廃棄されている食べ物の一つです。
出典: NRC Handelsblad, USDA U.S. Department of Agriculture , The Guardian , The West Australia
そんな捨てられてしまう「パン」を利用して、「味噌風調味料」を作る事ができたら、どうでしょうか?
特許技術!味噌風発酵調味料キットが持つ3つの特徴:
必要なのは:
廃棄パン x 味噌作りの発酵技術の組み合わせで、パンが「味噌風発酵調味料」に変われば:
「エリカは、お豆腐の副産物のオカラとか、ビールの副産物のビール粕とかを工夫して味噌にしようとしているだろ?パンってどうにか出来ないのかな?」クライアントのシェフの一言でした。この「廃棄パン」という問題を全てのクライアントレストランが持っている事に気が付きました。
ケータリングや食品イベントに参加すれば、そこでも必ずパンが残ってしまい、廃棄される事。
私のオランダのシェアオフィスでは毎週末にランチで食べたパンが乾燥して虚しくキッチンに残されている事。それに気が付きました。
「これって、凄い量なんじゃないのかな?」
欧米でパンは主食の一つです。きっと日本のご飯も例外ではない量が廃棄されているではないでしょうか?ただ、問題がありました。それはそのすごい量のパンを一人でお味噌にするには限界がある。
とう事です。
もし資金があり、ディストリビューションもしっかりしている大手食品会社やパン屋であれば、みんなから出る廃棄パンを回収して、それを味噌に変えて、またお届けする。
それが可能だったのかもしれません。
ただ、それは今の私には無理な事。
ではどうしたらいいのか?
それならば、私が「タネ」の様なものを作って、それを利用してみんなが自分で味噌を作る事のできる「キット」の様にすれば、私一人でもある程度の数が可能である。そう考えました。
みんなが使えるのであれば、それは簡単でなければいけなく、特別な機械すら必要としない方法。そうでなければ味噌屋でない皆は作ってくれなんかしません。
そして、そこにはもう一つの問題がありました。
私が味噌を作り始めたきっかけは父のガンでした。
その為、私には譲れないみそつくりのポリシーがあります。
それは、
1:なるべく地産地消で、有機栽培された素材を使用する
2:天然醸造の味噌しか作らない
ただ、天然醸造の味噌はできるまでに、物によっては数年の月日を要します。
どうすれば比較的短期間で、なおかつ誰もが味噌風調味料を作ることのできる。
私の人生のモットーは「問題点は解決すればよい課題である。そしてそれは成長できるチャンスである。」という事です。3年間の試行錯誤と、たくさんの失敗から、出来たのがこの「キット」です。
日本の食料自給率
日本の食料自給率は37%(カロリーベース)と年々、下がる一方です。日本の人口は世界の約2パーセントであるのに対し、世界全体の農産物貿易額の約10パーセントを輸入しています。
しかし日本は、国民全員分のオニギリ一個分(約100g)の食べ物を毎日廃棄しています。
その反面、世界中には栄養失調に苦しむ人が9億人以上いると言われています。
資源は無限ではありません。上手くもったいないを利用することが大切なのではありませんか?
食にはすごい力があります。だって、生きていれば誰だって食べるんですから。
つまらないプライドとか、肩書き、国籍、職業、性別、年齢を超えて、近所のおばあちゃんも、ヨーロッパの星付きシェフもみんなで一つの目標の1トンのパンを救えたら、何だか世界がもっとキラキラしたものになりそうだと思いませんか?そして、そのパンが10トン、100トン、いつの日にか「もうキットはいらないよ。だって廃棄されるパンはもうないんだから。」そう言われる日が来るのが、最終目標です。
日本には自然やお互いを敬い、大切にする。「もったいない」という素晴らしい文化があります。その「もったいない」とは日常にある身近なSDGsだと思っています。キットの経験を通して、近くにある、難しくないSDGsに触れるキッカケにもなって欲しいと思います。
日本の田舎には様々な規制(市街化調整区域、農地、分家住宅など)から、上手く良さを活用できていない土地が多くある事は共通の課題です。
私が地元に製造場所を作りたい。と思った時、一番最初に直面した問題も土地の規制でした。私が子供の時から、大きく変化した事は農業を辞める方(労力と収益が見合わないなど経済的理由、後継者がいない)が増え、それに伴い耕作放棄地が増えた事です。これも日本が抱える一つの問題、課題です。
出典:農林水産省
出典:日本トレーラーハウス協会
耕作放棄地の様な土地を活用しながら、尚且つ地元産の農作物を原料とする事で、 農業・田舎の再活性化、そして新たなコミュニティーの生まれる場になれたらいいな。と思っています。
トレーラーハウスの屋根にはソーラーパネルを付け、可能な限り再生エナジーを利用する予定です。
トレーラーハウスを利用した「移動式」味噌蔵であれば、蔵を一から建設する事もなく再利用できる可能性もあります。もしかしたら将来全国や世界を「味噌蔵」ごと旅しながら、その場所で、そこの素材で味噌作り。なんてことも可能かもしれません。
「パンで味噌を作るという発想にまず驚きました。作り方は簡単でしたが約1ヶ月揉み込む作業で味噌に対する愛着や仕上がりに期待が膨らみ、身近なパンと味噌ながらとても貴重な経験が出来ました。母と2人でそれぞれ作りましたが、柔らかさや香りが異なる味噌が完成して面白かったです。私の味噌はほのかに小麦の香り残り、グラタンやハンバーグソース、シチューなど洋食にも味噌を加えてみようと普段とは違うアイデアが生まれて、味噌作りから食事まで新しい発想、経験、考えに出会えてとても楽しかったです。」(20代・女性・日本)
「パンでどんな味噌が?と楽しみで、毎日パンをつぶすようにモミました。出来上がりは、味噌!見た目も味噌です。味噌だけを口にしてみると、しっかり塩分があり、これだけで料理が作れると思いました。春キャベツと豚肉の味噌炒めを作りましたが、丸みのある味噌あじで、とても美味しかったです。」(50代・女性・日本)
「なんか楽しい感じ♡」(四歳・女児・日本)
「地球にいい事ができるし、皆パン味噌から作られたソースに夢中だよ!」(30代・男性・ベルギー)
「余り物で、自分オリジナルの味噌が作れるなんてワクワクする。」(40代・男性・オランダ)
「色々なパンで試してみたい!」(10代・女性・イギリス)
「まるで、自分だけのアート作品みたいね。」(20代・女性・オランダ)
「本当に三週間で手作り味噌ができるなんて!パンで作った自分だけのオリジナル味噌に愛着が沸くこと間違いなし!」(40代・男性・日本)
「とても簡単にお味噌が完成してしまいました。そのお味噌にサワラ等を漬け込んで焼いたところ美味しくできました!また、子どもたちも楽しんで作れたのがとても良かったです。」(40代・男性・日本)
・オランダではテレビ、新聞、フード雑誌を含む現地メディア にも特集を組まれる。
・オランダを中心としたヨーロッパの星付きレストランをメインの顧客に持つ 。
・ヨーロッパでは既にパンを利用して出来る「味噌風発酵調味料」の製造、販売を開始済み。星つきレストランでも使用されている。
・教育現場(学校など)で、子供達との味噌を通して環境、文化、食、多様性を学ぶワークショップの開催。
・2021年11月放送 TBS「世界くらべてみたら」オランダ・ロッテルダムの現地「味噌職人」レポーターとしてSDGs特集に参加。
・2022年:パンを利用した味噌風発酵調味料の特許技術取得 。
・2022年2月23日までに75.6キロのパンがキットを使用して味噌風発酵調味料に生まれ変わっています(世界18カ国、184人の協力)。
1:日本での製造場所である「移動式味噌蔵」費用
2:キャンプファイヤーの手数料(10%)
「移動式味噌蔵」の建設費用:約400万円 (土地の整備費用、トレーラーハウス購入費、設備輸送費用、 キッチン・水道設備を含む)
製造許可の申請料など:約4万円
・オンライン蔵開き参加
・味噌ステッカーセット
・「味噌フェスT(B面)」+ 世界規模味噌フェス/ 前夜祭B面by WAKEAT.♡招待
・オンライン「パン味噌教室」参加券
・1キット交換券(キットの交換は2023年初め〜の予定です)+ お礼デジタルメッセージ
・「パンと洋食」に合うMISO二種セット + レシピアイデア
・移動式「すなっく WAKEAT.♡」永久会員券+すなっく1晩参加券
・移動式「すなっく WAKEAT.♡」永久会員券+すなっく1晩マスターorチーママ券+味噌蔵開きにリアル招待
*詳しいリターン内容はリターン一覧よりご覧ください。
2022年2月 クラウドファウンディングスタート
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2022年7月 静岡県裾野市「移動式味噌蔵」着工
リターン(交換券、ステッカー、お礼、フェスT)発送開始
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2022年8月 味噌蔵完成 + 味噌製造許可取得 + 製造スタート
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2022年秋 世界初オンライン「MISOフェス」B面・「好きになってMISO?」開催
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2023年1月〜 キット交換開始 + オンライン味噌教室開催
はじめまして。
WAKEAT、オランダ(ロッテルダム)と日本(静岡県裾野市)を拠点にした「世界一小さなみそ屋」を営んでいます広瀬絵里加と申します。
生まれた時から、富士の裾野で何でもないけど美しい自然や季節過ごしてきました。
それから私は日本を離れて15年以上、様々な国を自分の足で旅し、実際に住み、そこで働き、様々な方と食事を共にしてきました。
信仰や、言語、外見を含めた違いはあれど、人間としての根本は同じ。そして「違い」以上に「同じ」が多い。
それが私が実際に経験して心で学んだ事です。
お味噌を作り始めた一つの大きなキッカケは、父の病でした。
私はおばあちゃんから我が家に伝わる「昔ながらの」お味噌作りを日本で学びました。
そんな、たまたま私がいただいたギフトを「差別がなく、世界中のみんなが食卓を共にできる」未来のために使いたいのです。
だって大好きな人と一緒に、みんなで食べるご飯程、幸せなものはないんですから。
そう思いません?
WAKEATは「もったいない」がもっと世界をカラフルにすると信じて、それを証明するために日々行動しています。
人間は失敗もしますし、間違いも犯します。完璧からは遠い存在かもしれません。
でも、私は人間はイイコトができると信じています。そして人間ができる事の可能性を信じたいのです。
食とは、良いこと。だって、「食」という漢字は「人」と「良い」で出来ているんですよ。
「一人故郷を離れて、異国の地で一般の方にも認知のない「MISO」を天然醸造で作る。と決めた時、
様々な方に「そんな事無理だ。」「無謀すぎる。」と言われました。
一見、1トンのパンをお味噌に変えて救う。は現実味のない事なのかもしれません。
でも、証明したいんです。無理だと言われる事も小さな行動や一人一人の思いから、可能になるのだと。夢や、ちょっと現実味のないビジョンを持ち行動する事に年齢制限はありません。楽しく、おもしろい事 = イイコト (食)に繋がる味噌の魔法が使えたら、人生のキラキラが増えそうじゃないですか?
日本には自然やお互いを敬い、大切にする。という素晴らしい文化があります。それは私の「もったいない」の原点でもあります。日本はとても恵まれている国です、クラウドファウンディングに参加出来ない国もたくさんあります。だからこそ、私は応援してくれるあなたの思いを無駄にしません。
難しく考えるのではなく、パンやご飯を使用して「味噌風発酵調味料」を作ってみて、見えないものが生きていたり、変化することが生きている事の証であったり、楽しく、美味しく感じて欲しいと願っています。
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Hi, I'm Erika.
I'm the one who runs WAKEAT, the smallest miso brewery in the world.
Over the last 15 years, I traveled and lived in many places around the world. I shared meals with so many amazing souls.
As much as we seem to have differences, such as languages, beliefs, colour of skin, well you name it.. I actually found more things in common between us.
My father's illness made me start to make miso. I learnt miso making from my grandmothers in Japan and I really want to utilise the gift,
that I received just by chance, to contribute to a world where we can share meal together without any boundaries.
Why not? When we share a table and share miso, life is better!
I learnt from my experience!
Why not give WAKEAT a try!
I believe "Mottainai miso" is going to change the world by adding more colours♡ We are proving it by doing it.
As a human, we are most probably far away from being perfect. However, I strongly believe we can be good.
I believe in humanity.
Wouldn't it be great if that's possible to do with fun and joy = "miso magic"? And I'm very serious about it!
Erika Hirose / Founder of WAKEAT.
WAKEAT. 2017年に広瀬絵里加が、オランダ/ロッテルダムでスタートした個人事業、農業系 スタートアップ。NO製造過程の⻝料廃棄、Mottainai 精神、グリーンエナジーの 使用、「地産地消」をモットーに、有機栽培された原材料を使用し、昔ながらの製 法でのMISOの製造、販売をしている「世界一小さなクラフトMISO屋」。 大豆に限らす、現地特有の豆、穀物を使用して、新しいヨーロッパ発のMISOを作っ ており、オランダを中心としたヨーロッパの星付きレストランをメインの顧客に持つ。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るリターン is getting READY!
2022/07/29 12:05皆さんお久しぶりです。遂に数週間前に蔵が裾野にやって来ました。思いの他に壮大で(笑)、様々な方のサポートがあって無事に群馬〜裾野までの道のりを終えて、初めて目にした時はちょっと感動。でもインフラを整え、キッチンを入れて、許可を取ってと、まだまだまだこれからです。遅れ馳せながら、徐々にリターンも準備しております。ステッカーデザイン:その一(モザイク処理、届くまでのお楽しみ)現在進行形の報告はNoteでも行っていますので、今後はこちらでチェックしてみてくださいね。では、また。 もっと見る
待たせたな、味噌蔵!
2022/06/29 10:23ただいま、おかえり。皆さんお元気でしょうか?カラッとしていて最高気温がまだ27℃、22時近くまで日の沈まないのロッテルダムから(朝晩は肌寒く、まだウルトラライトダウン着ていました)、高温多湿の日本に帰ってきました。本当は一番帰国を避けたい季節なんですが、味噌蔵を放っておくわけにはいきまぬ。帰国までの数週間は案の定慌ただしく、なんと飛行機に乗る前日は人生で久々の徹夜をしました(笑)。そのまま飛行機で寝るからいいや。と思っても結局あまり眠れないんですよね。今回はアムステルダム→フランクフルト→羽田の便でした。前回の帰国の時に比べて、空港自体にも活気が戻りつつあるように感じました。なんとアムステルダム空港では一気に空港を使用する人が増えて、それに比べ人手が対応出来ておらず、空港に3時間前に着いても飛行機を乗り逃してしまう人達が急増!とニュースになっていて(そんな事、悪夢でしかない笑!)、数日前から「早めに行かなきゃ」と思っていました。出発24時間前に、アムステルダム→フランクフルトの搭乗予定だった飛行機がキャンセルになった。との知らせが来たりして‥。新しい便は1時間半早く、結局予定していたよりもっと早く空港に行く羽目に。まぁ、そんな事もあるよね。と思っています(笑)。荷物も無事に届き、無事に羽田までたどり着けて良かった。コロナ禍になり三度目の日本帰国なんですが、毎回帰国する度に状況や、システムも変化しています。それすらも、なかなか出来ないない経験だよな。と思っています(笑)。ロッテルダムって、非常にコンパクトな都市なんですが、実はミュージアム(美術館、博物館)の多い都市なんです。ジャンルは有名画家達の芸術作品の集う美術館から、建築、そしていかにもオランダらしい「税と関税の博物館」など。そして、こじんまりとしたギャラリーも沢山あります。年に一度、そんなロッテルダムの約40近いミュージアムやギャラリーが夜中の1amまでオープンするミュージアムナイト(Museum Nacht)というイベントがあります。帰国前の6月18日にそちらのイベントに呼ばれて、最近出版したMaking Misoに関するトークと、実際に体験型アートという形で、パン味噌キットを使用して皆さんと楽しくお味噌をパンから作ってきました(写真)。同日はロッテルダムでプライド・パレードもあり、様々年齢、バックグラウンド、価値観を持つ方達が参加してくれて、みんなでワイワイ味噌作り。楽しかったです。一つ一つのパンお味噌が、一人一人の色になるのが嬉しいです。うふふ。飛行機の中で眠れない理由の一つが、やはり映画(笑)!今回も何を観ようかとリストをチェック。イギリスに住んでいたからでしょうか?どうしても、観たことのないイギリス映画があると(もしくはイギリス舞台の映画、イギリス人監督、イギリス人俳優)、どうしてもハリウッドよりそちらを選んでしまいます。そんな中で今回迷いもなく一番に選んだのが、「Creation Stories」。ダニー・ボイル(スラムドッグ$ミリオネアなどの監督)がダイレクターで、トレインスポッティング(こちらもダニー・ボイル監督)で一番好きなキャラクターのスパッドを演じていたユエン・ブレムナーが主演。しかもオアシスやプライマル・スクリームの生みの親、アラン・マッギーの半生を描く。って観るしかない。ロンドンで働いていた時の最後の上司が、赤毛のスコットランド出身だったので、段々と映画の中のユエン・ブレムナー演じるアランがその上司にしか見えなくなっていました(笑)。どことなく、性格もにていた様な?” Be a punk, be a rebel always. There is always something to rebel for."「パンクでいろ、反逆者でいろ。いつでも反抗する事はあるからな。」この予告でもアランが言う一言です。それまでイギリスは大きなレコードレーベルしかなく、大手のみが成功(利益目的)していた音楽業界。そこに一からレーベルを立ち上げて、どこか行き当たりばったりで破天荒、計画通りに行かない事が多くてもなんとか切り抜けながら、自ら動き、仲間に支えられ、時には周りを振り回し、それでも「U2より有名になるぞ!」とひたすた邁進するアラン。彼が運命的出会いをしたバンド、オアシスをただ単に一人のリスナーとして、幾度となく聴いてきた私からすると、あの音楽の後ろにこれほどまでのドラマがあったのか。と思わされました。音楽、車、建築物、アプリ、食品、ファッション‥。世に出るまでに、様々な人の思いや出会いが重なりあって成り立つものです。どうしても、受け取る側はついそれを見逃してしまいがちですよね。どこかダークな部分もあるのに、笑えて、スピード感があり、ながったるくなく、観終わった後にスッキリするのは、流石ダニー・ボイル。賛否のある映画かも知れませんが、徹夜明けだった私にはピッタリでした。日本では公開させれるのかな?と思っていたのですが、どうやら今年の10月に公開予定の様です。興味のある方はこちらの記事もどうそ。無事に帰国しましたので、いよいよ蔵作り、そして支援してくださった方々へのリターンも進めてゆきます。皆さん、ご支援ありがとうございました。今週末に、早速文化センターの会議室を借りて、蔵を作る予定である我が家のご近所さん達をメインにご招待して、私のビジョンを説明する予定です。その為ひたすら地味にご近所さんを回っていました(笑)。私は周りの身近な人の幸せこそが、もっと大きな世界平和につながると思っているので(大袈裟ですが)、「絵里加ちゃん、何やっているのかしら?」と思われるよりも、小さな規模でも、完璧な形でなくても、失敗しながらも行動して、思いやビジョンを自分の言葉で伝え続ける事が大切だと思いっています。その模様はオンラインでも配信する予定なので、ご興味のある方は、是非「ご近所トーク」覗きに来てみて下さいね! もっと見る
Making Miso
2022/04/28 20:30「味噌汁を作る時には、出汁、全ての具材を調理してから、一旦火を止め、味噌を最後に加える。」味噌汁を作る一般的な手順だと思います。以前お話しした私が書きました本が、印刷されていよいよ「モノ」になりました。タイトルは「Making Miso」、正に「味噌作り」なんですが、味噌の作り方というよりは、私と旅、そして味噌との発酵のメモワール(すごく抽象的な表現ですが笑)という感じでしょうか?全編英語です。バックに印刷されている本文から抜粋された本の一部はこんな感じ。実はこの本、三年以上前に編集者の方にお話しをいただいた時には、もっと「味噌の作り方」や「味噌の効果」など主に味噌に関する本になる予定だったんですが、自分の感じた事や考えなどをずっと書いていたものがあり、「実は書き溜めていた物があるんだけど‥」とお見せしたら、何とそれらがほぼそのままの形で使われる事になりました。本の中には、これまた私がモノクロフィルムとアナログ一眼レフで撮影して、自分でフィルム現像、プリントした撮り溜めた写真達も使われています(実は写真専門学校卒なので笑)。文も、写真も別に日の目を見る事を目的として書いたり、撮影したりしていたわけではないのですが、面白いですね。旅、文、写真、マーケティング(大学はマーケティング専攻)、父や母、故里という関係なさそうな人生の点達が繋がり、それはまるで出汁や具材となり、最後に味噌が全てをまとめてくれた気がしました。そう、正に味噌汁みたいに。表紙は私ではなく(笑)、母の結婚式の時の和装の写真です。これは編集者アンソニーさんのアイデア。まさか母もあの時は自分の姿が娘の書いた本の表紙になり何百冊も印刷されるなんて思っていなかった事でしょう。空の上から「きゃー!いやー!」と言っているような姿が浮かびます。まぁ、空の上から言われても、私は痛くも痒くもないので、お母さんにはいつもの如く、娘の決断を諦めてもらうしかないですね。ロッテルダムにある印刷ルーム(Print room)が一冊一冊をハンドプリントしてくれて、微妙に写真の色合いも違います。まるでそれも「味噌風発酵調味料キット」に似ているように感じました。76ページ、コートのポケットに収まるような丁度いいサイズ。是非「旅路」で読んでほしいです。たまに友人に「エリカってすごくオープンなんだけど、でも同時にミステリアスだよね。」とか、「色々な人に会ってきたから、大抵の人はわかるんだけど、エリカはどんな風に今後生きていくのか俺は全く想像できない。」とか、「そもそもエリカは今世界のどこにいるんだ?」とか言われる事があるのですが(私はそんなつもりもなく、ただ己でいるだけ)、先日そんな友人の一人が「あーこの本でやっとエリカがわかるのね。」と言っていました。どうなんでしょ(笑)?私の書き溜めた、撮り溜めたものが時を経て、発酵し、どのように受け取られ、その受け取り手の方から新たな道を歩き始めるのか(そもそもなんか感じるのか?!)は未知数ですが、面白いです。本の終わりには、旅の思い出から創り出した「味噌レシピ集」もあります。先日もひっそり「すなっく WAKEAT.♡」をオープン。今回も2年待って下さった方達が来店しました。お手製の暖簾は世界中を私と一緒に旅しています。一見すると完全に「民家」で、皆さんいつも来店の際には若干困惑(笑)。今回のお品書きは:(食前酒)・チェリーの甘酒(スターター)・カクテルトマトのオリーブオイルとスモークパプリカ味噌オーブン焼き・いんげんの胡麻味噌よごし・きゅうりとブラックオリーブ入りパン味噌ビーガンマヨ使用ポテトサラダ(スープ)・千切り人参とキャベツの白味噌スープ(メイン)・ベジ焼き鳥セット/ゆず味噌豆腐つくね、大豆ねぎま味噌たれ(ご飯)・グリーンピース味噌のグリーンピースご飯(デザート)・味噌とチェリーのブラウンケーキメインの「ベジ」焼き鳥は焼きたてを皆さんに6本ずつ提供。もちろんどの料理も全て様々な方が食べれるように、植物性由来の物のみを使用して、動物由来の原料はありません。ロッテルダムでのすなっくでは、ママチョイスのお気に入りの日本のレコードをプレーヤーでかけているんですが、今回はオフコースさんの「Back Streets of Tokyo」にしました。焼き鳥って、いかにも東京の裏道!というイメージなので(笑)。前回は皆さん日本に行った事のある方たちで、日本の話で盛り上がっていましたが、今回のグループはなんと政治的なお話しメインに。しかもかなりご近所さん達なのに、知り合ったこともなく‥面白いです。次回のすなっくからは、また内容を少しバージョンアップしていこうと思っています。近々「コミュニティ」も作る予定なので、よろしければ今後の展開もお知らせしてゆきます。そして、「ラジオすなっく」の配信も。日本はもうすぐ大型連休ですね。素敵な時間をお過ごしくださいね! もっと見る
エリさん頑張って!応援してます!