
「・・・2年間も待たせやがって・・・」
正に、その通りです。2020年の3月エディションのスナックに予約してくださっていた方々。やっと2年越しでライトを灯しました。
スナック開店を今回も決めた時、初めに2年前のキャンセル待ちリストの方々にお知らせしたら、皆さん喜んできてくださいました。会場はロッテルダム中央駅からそれほど遠くない「秘密の場所」なんですが、アムステルダムや別の街からスナックに来店してくれました。写真は、閉店後なので、皆さんが楽しんでくださった様子が伝われば良いです。
日本での「すなっく」は夕方開店が多いのですが、ロッテルダムでは皆さんがゆっくり出来る日曜日のランチタイムに開店しています。
今回のメニューは:
(食前酒)
・季節の甘酒・ストロベリー
(アペタイザー)
・芽キャベツと昆布のオリーブオイル味噌炒め
・ラディッシュとチコリーのオランダ梅味噌和え
・リーキの和だしオイル煮の桜味噌ソース
(スープとライス)
・豆腐とチアシードの偽ミートボールとホワイトアスパラガスのクリーミー味噌スープ
・えんどう豆とコーンのシンプル炊き込みご飯
(メイン)
・ナスの甘辛くるみ味噌オーブン焼き
・豆腐のカリーそぼろ
(デザート)
・アプリコットとアーモンドミルクの寒天、えんどう豆の味噌黒蜜かけ
いつものコンセプトは同じで、ストロベリー、芽キャベツ、リーキ、チコリー、ホワイトアスパラガス、ナスなど、今旬の素材をベースに、春っぽい色合い、そしてもちろんビーガンなメニューを考えました。
何よりも皆さんバラバラで普段出会う事のない人達が、テーブルを囲む事でいつの間にか楽しそうに会話して、笑って、ほっこりしてくれるのが嬉しかったです。
ザ・ロッテルダム!な一枚。
街をサイクルしていると突然現れる、ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館のデポ。
まるで宇宙から降りてきた様な、神々しい佇まい。夜は夜で、夜景とビルを反射しています。
以前日本でも公開されたピーテル・ブリューゲルの「バベルの塔」などが展示されています。
そのオープンイベントで出されたミソスープは私のオランダ味噌を使用してくださいました。
美術館に行かなくとも、是非、こちらは実際に見て欲しい建築物です。圧巻というか、こんなの想像して、実際に建築して、しかも効率的な建物を作っちゃうのが、ロッテルダム。
明日は、味噌風発酵調味料キットをヘビロテしてくれているアントワープのレストランさんに久々に宅配&お邪魔してきます。