2022/02/13 07:00

こんにちは、PLANETSの石堂実花です。

このクラウドファンディングも〆切まで残すところ7日となりました。『モノノメ創刊号』とのセットコースや、豪華特別対談冊子がついたコースも追加されていますので、まだ迷っている方はぜひリターン一覧をのぞいてみてください。最後まで応援のほど、よろしくお願いいたします! 

本日ご紹介するのは、連載「ひとりあそびの(おとなの)教科書」です。この連載は、「遊び方」を忘れた大人たちへあらたな遊び方を提案するというコンセプトで始まったフォトエッセイです。前号では、東京のとある埋立地の公園で黙々とラジコンカー「ウニモグ」を走らせるというシュールなシチュエーションから、現代人にとっての「完全な自由」とは何かを考えるという、ちょっとふしぎな読後感のあるエッセイをお届けしました。

今回取り上げるのは「東映レトロソフビ」です。ご存知の方も多いかもしれませんが、この連載の筆者でもある本誌編集長・宇野常寛は無類のフィギュアコレクターでもあります。その愛の大きさは、近年のPLANETSオフィスをご覧いただくだけでも感じ取ることができるかと思います。たとえば、こちらは弊社オフィスの玄関の様子です。

扉を開けると、このようにたくさんのウルトラ怪獣たちがお出迎えしてくれます。このビルに引っ越してきたばかりの頃は、よく近隣のオフィスの方や宅配便のお兄さんなどに「おもちゃの会社ですか?」と聞かれたものでした。

編集長のフィギュア愛はもちろん、オフィス玄関にとどまりません。

オフィス内にある飾り棚には、たくさんの鳥類やナマケモノ等が集う砂漠のオアシス(?)と、その鳥類たちを虎視眈々と狙う肉食獣たちの住処も存在しています。これらはドイツのフィギュアメーカー・シュライヒの動物フィギュアです。

また、別の飾り棚を見るとそこにはアメリカンヒーローたちが勢揃いしていたり、

有名な建築家・ル・コルビュジエの名建築「サヴォア邸」が出現したり、

ある日突然どでかい貨物船が現れたり、

かなり存在感のある仮面ライダーが席の隣に鎮座したりしています。

運の良いときはかの有名な造形師・竹谷隆之監修の巨大な巨神兵やゴジラに出くわすこともできます。

さて、このようにあらゆるジャンルのフィギュアが常に入れ替わり立ち替わり展示されているPLANETSオフィスですが、なかでも別部屋の一角に大事に大事に陳列されているフィギュアたちがあります。それこそが、今回取り上げる「東映レトロソフビコレクション」です。

▲並び順を考えながら一体一体丁寧に陳列する編集長。

ぽてっとしたフォルムと鮮やかな色が目を引くこちらのフィギュアたちは、国内を代表するアクションフィギュアやアートトイのメーカーであるメディコム・トイが2011年に立ち上げたシリーズで、その名のとおり、仮面ライダーを中心とした東映ヒーローたちを、現代の技術でレトロテイストにフィギュア化したものです。コレクターの間でも大変人気のシリーズで、編集長ももれなく、ほぼ毎週こちらのリンクにアクセスして、最新作をくまなくチェックしているそうです。

▲筆者はコレクションの中の1体、イソギンジャガーでこんな風に遊んでしまったこともありますが、後にその値段を聞いてたいへん反省しました。

編集長のすごいところは、その愛をそのまま作り手の方にぶつけたことがある、というところにもあります。今回取り上げる「東映レトロソフビ」も、メディコム・トイさんに取材させていただいたことがあります(当時の記事はこちら)。

今回の連載エッセイは、そうした編集長の「東映レトロソフビ」への飽くなき愛情が色鮮やかな写真とともに満を持して紙の上で爆発しつつ、戦後日本のサブカルチャー的「身体」とは何だったのかに迫る、入魂の記事になっています。ぜひお楽しみに!

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