Reジョブ大阪大阪の石原です。クラウドファンディングもいよいよ残りあと3日。現在、延べ212人の方のご支援をいただいております。本当にありがとうございます。私たちにとって、クラウドファンディングは初めての経験です。「やったことないけど、とにかくやってみよう!」と、1月19日にスタートさせました。この間、日々、感謝と涙の毎日でした。ここで改めまして皆様にお礼を申し上げたいです。
本当にありがとうございます。
下川さん、下川さんのご家族に感謝申し上げます。
今回私は、高次脳機能障害の患者さんに、初めて接する機会を作らせていただきました。このクラウドファンディングで出す本を書いている下川さんです。また、私は、一緒にお仕事をさせていただく機会に恵まれました。現在、下川さんとは、LINEでよく会話をしています。また、ZOOMでオンラインミーティングも行っています。2人で一緒に患者会にも出かけ、本の出版のお話をしてきました。下川さんは、とっても面白い、ユーモアあふれる方なんです。また「できる経営者だわー」と感心することもよくあります。
そして、何と言っても下川さんのお母様。だれよりも下川さんの本の宣伝をして、チラシ1枚でなんと70冊近くの予約注文を取ってきていただいています。インターネットを使っていない年齢の方が多いので、その方達はクラウドファンディングには参加できないのですが、それでも70冊!凄いと思います。その営業センスも学びたいです。また、いつもとっても面白く、バイタリティーある「大阪のおばちゃん!」です。障害者に関わっていても、いえ、だからこそ、笑顔とユーモアが大切なのだと思いました。本当に、尊敬しています。
私たちプロジェクトメンバーの中でも、いつも人気のお母様ですが、SNSでお母様のことをつぶやくと、トップツイートに躍り出ます。世界中で大阪のおばちゃんが人気があるのかもと、感心してしまいます。私も目指せ!大阪のおばちゃんパワー!で、クラウドファンディング終了後も、本の宣伝を頑張りますね!
執筆追い込みの3月末になって、大事件発生!
なんと、下川さんの脳出血発症後1年のリハビリノートが出てきたのです。
先週、下川さんのお母様から、「ガレージで6年前のリハビリノートがでてきた」とご連絡がありました。「6年前って!?」言語聴覚士の西村さんは大興奮です。私たちも「本が1章分増えるかも!」とその内容に大いに期待しました。
まず、西村さんのところにノートが届きました。西村さんは唖然として、病院で泣いたと言っていました。
なんと、発症して1年半の下川さんの文は、今の文のような乱れもなく、まっすぐで、字もとってもきれいだと言うのです。内容も、普通の方が書く文章とあまり変わりがないとのこと。
私と松嶋さんは、オンラインのミーティングで話を聞いただけでは事態が呑み込めず「字がきれいだったってどういうこと?」と西村さんに聞きました。つまり、このノートは、リハビリを続けながら、仕事にも少し戻っていた頃のもの。その後、リハビリを打ち切られ、仕事も辞め、てんかんで西村さんの病院に再入院した時は、かなり文を書く力が落ちていたということ。そう、リハビリを続けていなかったから、どんどん書けなくなってしまったということなのです。その後、西村さんのところでリハビリを再開し、書くことも続けた結果、また持ち直してきたのでしょう。
私たちは、心底リハビリの大切さを痛感しました。
オンラインリハビリを検討、退院後の回復を目指したい
現状の医療保険制度では、長期にわたるリハビリは続けられないと聞いてはいました。現にデーサービスや患者会に通うだけになっています。あとは時々西村さんの病院でリハビリをするのみ。本当はもっともっとリハビリが必要ですし、リハビリの先に目標となるものもないと、リハビリに精が出ません。何か手立てはないものか?と考え、Reジョブ大阪で事業にしようと、「オンラインリハビリ案」がでてきたのです。善は急げ、まずはやってみよう!と相変わらずの私たちは、さっそく、下川さんとZOOMが使えるように設定しました。そして、ZOOMミーティングができるようになり、何回か実施しました。これを通院しなくてもいい言語訓練のリハビリにできないだろうか?と検討中なのです。これができるようになったら、その先、社会復帰できる人がもっと増えるかもしれません。最新のITと障害者の方のニーズがマッチングすれは、他にもできることが増えていきそうです。まずはトライ!そして、少しづつ改善していきたいと思ってます。