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障がい者の社会復帰支援 第一弾プロジェクト!出版費用を集めたい!

Reジョブ大阪は、高次脳機能障害、失語症の患者の社会復帰と患者家族を支える活動を始めます。その第1弾として、高次脳機能障害者と言語聴覚士の共著の出版を計画。文字入力から書籍購入まで、この一連のプロジェクトの仲間になりませんか?みなさんの力と技術を貸してください!

現在の支援総額

1,337,500

133%

目標金額は1,000,000円

支援者数

237

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/01/19に募集を開始し、 237人の支援により 1,337,500円の資金を集め、 2018/03/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,337,500

133%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数237

このプロジェクトは、2018/01/19に募集を開始し、 237人の支援により 1,337,500円の資金を集め、 2018/03/30に募集を終了しました

Reジョブ大阪は、高次脳機能障害、失語症の患者の社会復帰と患者家族を支える活動を始めます。その第1弾として、高次脳機能障害者と言語聴覚士の共著の出版を計画。文字入力から書籍購入まで、この一連のプロジェクトの仲間になりませんか?みなさんの力と技術を貸してください!

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Reジョブ大阪の西村です。このクラウドファンディングもいよいよ本日が最終日。大勢の方が支援してくださったこと、心強く思っています。深く感謝致します。ありがとうございました。

このクラウドファンディングは、私が担当した大勢の高次脳機能障害者のうち、一人の患者さんの手記を世の中に出そうと始めたものです。患者さん達に対して差を付けることは本意ではありませんが、私はこの本の出版に際して、運命のようなものに導かれているような気がしてます。みなさんの支援もあり、この本の先にあるものについて思いを巡らせ、また考えを深めていきました。そしてNPO設立という大きな決断もしました。皆さんが支えてくださったこと、寄せられた数多くのメッセージ、すべてが宝物です。そしてこの宝物を得る最初の鍵は息子にありました。


学習障害の息子を受け入れてくれた社会

私の息子、今は大学生ですが、言語性優位の学習障害児でした。小さい頃から言葉は達者なのですが、図工ができないなどの苦手なこともあり、また、とにかくよく道に迷う子でした。私は言語聴覚士だったので、息子のことには早くから気がついてたのですが、それを苦痛に思うことはありませんでした。それは、私たちの周囲に居た人達が、息子をしっかりと支えてくれたからです。
息子ができないことは、息子の友達が助けてくれました。宿題も手伝ってくれました。何より、学校の先生が理解者になってくれ、支えてくれました。また、ご近所のお母さん達が面倒を見てくれたのも嬉しかったです。息子の障害のことをカミングアウトできたのも、それを受け入れてもらえたのも、私の周りの社会に受け入れる心があったからだと思います。今では普通に大学生活をエンジョイし、昨日、ネパールの旅から戻ってきたところです。あんなに迷子になっていた息子が、海外に旅をするだなんて不思議です。


多様性のある社会で障害を受容してほしい。

今の日本は、患者さん本人や家族が「障害があると受け入れてもらえないのではないか」と不安を感じていることが多い気がします。障害者であることを隠したり、引きこもったりする家族がいるのも、周りに受け入れてもらえないのでは、という不安がそうさせているからかもしれません。妊婦さんが障害児を妊娠することを恐れたり、認知症の両親を家から出さないようなしたりすることもありますよね。そしてそういう悲しい社会を構成しているのも、また私たちひとりひとりでもあるわけです。
最近は、色々な診断が付くようになり、障害者の数は増えています。新たにカウントするようになった障害もありますし、実際、生活習慣病が原因の脳損傷、交通事故による脳損傷は現代になって増えています。そうして実際、私たちの周辺には、何らかの障害を持った人、何らかのマイノリティな問題を抱える人が多くいます。そして、これは是非とも強調したいのですが、後天的である障害も多くありますから、いつ、誰が障害者になってもおかしくないという時代であるとも言えます。そして、下川さんはたった一人の症例ですが、その後ろには、家族がいますよね。現在、高次脳機能障害者数は50万人と言われています。10年前のデータで最新という状態ですので、今はもっと増えているでしょう。もちろん診断のついていないケースも多いのです。それぞれの障害者にはその後ろに家族がいます。高次脳機能障害は特に若い人で増えてて、この障害を持ったために、若いのに社会に戻れない人も多いのです。障害や問題を抱えながらも安心して暮らしていける社会になったら、この障害者の人達、その後ろにいる家族の人達は、どんなに救われることでしょう。


知ってみようかなと思ってくれたことに感謝

息子の時のように、日本全体を受け入れてくれる社会にする為に必要なこと、それはまず「知る」ということです。人間、知らないものは怖いのが普通ですよね。私も怖いものはあります。でも、どんな原因でそうなってしまっているのかだけでも分かれば、怖くはなくなります。積極的に話しかけるようなことはできなくても、少なくとも「排除しよう」という心は働かなくなります。
このクラウドファンディングに参加してくれた方の中には、身内の方が障害者だという方もいらっしゃいますが、ほとんどの方が、そういうわけでもないのに、支援してくださいました。この「高次脳機能障害って何だろう。どうして『見えない障害』なんて言われるんだろう」そう思ってくれたことが、大切なのです。「知ってみようかな」と思ってくれたその行為が、その人の、そして社会の運命の分かれ道で、善い選択をしたことになると思うのです。
障害者を見ても「なんやこいつ」と思わないこと、そしてもっと知識があれば、社会から手を差し伸べることも可能。障害者の方の長所を活かした雇用をしている経営者や、その人ができないことを把握してきちんと配置転換をしている組織など、私はそういう事例も知っています。
社会が受け入れ、共に生きていくことで、救われる障害者や家族がとても増えると思いますし、結果、自分たちが生きやすい世の中を作ることにもなるんです。
そして、人間は社会性のある生き物ですから、社会の中に出ていくことで、障害自体も少しずつ改善されていく奇跡だって起きるんです。
まずは「知ってみよう」と思ってくださったことに感謝します。


Reジョブ大阪のこれから

これからのReジョブ大阪の活動ですが、まず、本を出版します。クラウドファンディングの画面では「4月」と表示されていますが、計画通りに4月に出版する予定です。その後、リターンとして皆様が支援してくださいました、様々なイベントがあり、その準備の為のリターンもありますので、しばらくお付き合いいただくことになるかと思います。
その間、私たちは情報を発信し続けますので、がっつり付き合う方は積極的に、ゆるく関わりたい人はゆるく、私たちの活動を温かく見守ってくださいますよう、お願いします。そして、自分の愛する人や、家族、知り合い、友人、はたまたご自身が障害を持ってしまった時に、温かく受け入れる社会であるように、少しずつ少しずつ、世の中を善い方に変えて行きたいと思っています。
まだまだ小さな組織の私たちですが、一歩ずつ歩いて行く力を貸してくださったこと、心より感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。

 

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