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義足の主婦がクライミングに挑む映画〜小児がん経験者や義足ユーザーに可能性を

小児がんが原因で左脚を切断した主婦がパラクライミング世界選手権に挑んだドキュメンタリーを作って、「やってみたいことをして自分の可能性を広げる喜び」を伝えたい。がんの子どもや義足ユーザーが自分に自信を持って笑顔になれる社会を一緒に目指して、映画の完成にお力添えいただけたらうれしいです。

現在の支援総額

1,371,000

114%

目標金額は1,200,000円

支援者数

128

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/02/22に募集を開始し、 128人の支援により 1,371,000円の資金を集め、 2022/04/04に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,371,000

114%達成

終了

目標金額1,200,000

支援者数128

このプロジェクトは、2022/02/22に募集を開始し、 128人の支援により 1,371,000円の資金を集め、 2022/04/04に募集を終了しました

小児がんが原因で左脚を切断した主婦がパラクライミング世界選手権に挑んだドキュメンタリーを作って、「やってみたいことをして自分の可能性を広げる喜び」を伝えたい。がんの子どもや義足ユーザーが自分に自信を持って笑顔になれる社会を一緒に目指して、映画の完成にお力添えいただけたらうれしいです。

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ネクストゴールを目指します!
みなさまのお力で目標金額を超えることができました。おかげさまで小児がん経験者と義足ユーザーにドキュメンタリーDVDを届ける目標が叶います。たくさんの方に共感していただけたことが本当にうれしいです。ありがとうございます。
私たちは、今日まで活動を続けてきた中で、次の目標を考えています。それは、クライミングジムで上映会をしてパラクライミングを知ってもらうこと、小児がんや義足の子を体験クライミングにご招待して楽しんでもらうこと、そして次世代のAL2(下肢切断)クライマーを増やすことです。
これから先のご支援は、この次の目標にも活用させていただきたいと思います。みなさまのあたたかいお気持ちを、さらに社会に広げたいです。どうか引き続き応援をよろしくお願いいたします。


はじめに・ご挨拶

はじめまして。
映像ディレクターの中嶋美紀と、小児がん経験者で股義足ユーザーの渡邉雅子です。


<渡邉雅子(写真左)プロフィール>

1981年、5歳のときに左大腿骨に小児がんの一種、骨肉腫を発症。
人工骨頭置換手術を受けて左脚を温存したが、杖と装具に頼って生活していた。

2019年、クライミングというスポーツを始める。 いろいろな色や形の小石みたいなものが外壁についているクライミングジムを見かけて、あのてっぺんからはどんな景色が見えるのかしらと思ったことをきっかけに、片脚が不自由でも参加できそうな体験会をネットで探して、障害者クライミング普及活動をしている「NPO法人 モンキーマジック」に出会い、少しずつ登り始めた。

2020年、左脚の切断を選択。過去の放射線治療の影響と考えられる左下肢急性動脈閉塞症で、4回の血管バイパス手術や毎日の服薬など治療が続く不安を抱えていたが、義足で自信を持って歩く女性に出会い、左股関節離断手術を受けて股義足ユーザーになることを決断した。


<中嶋美紀(写真右)プロフィール>

立教大学で映像を学び、卒業後、フリーランスで映画のメイキング映像を制作。2006年テレビ番組制作会社に入り、情報番組やドキュメンタリーのディレクターを担当。再びフリーとなり、テレビやインターネット、展示映像など活動の場を広げている。携わった番組は、NHK「課外授業ようこそ先輩」、「空港ピアノ」、SKIPシティ映像ミュージアム展示映像など多数。


中嶋美紀より伝えたいこと

私には、高校生の時に美術のデッサン会で出会った、渡邉雅子さんという長い付き合いの友達がいます。彼女は、小児がんが原因で左脚が不自由で、出会った時から杖を使っていましたが、バイタリティあふれる性格で、数年前にクライミングを始めました。
2020年、離断手術を受けて義足で生活する選択をし、リハビリののち、本格的に登り始めました。そして2021年3月のパラクライミング日本選手権大会に、初の下肢切断女性として参加。その成績が選考基準に達し、日本代表選手になり、9月には世界選手権ロシア大会の女子下肢切断クラスに、初めてアジアから出場しました。

美術つながりの友達が、突然アスリートになった驚きとともに、私は彼女を映像で記録して応援したいと思い、彼女に伝えました。
すると、彼女もまた、自分自身の考えを発信するビジョンを持っていました。
通常、ドキュメンタリーの出演者が制作に関わることはあまりありません。
しかし、セルフドキュメンタリーは制作者自身が出演します。
YouTubeではユーチューバー自身が制作者です。
彼女は自分を出していく覚悟を持っていると感じ、私は彼女と一緒に作っていきたいと思いました。
こうして、私たちは一緒にドキュメンタリーを制作する事になり、このプロジェクトが始まりました。

2021年5月から、ドキュメンタリーの一部をYouTubeで公開しています。
最初は彼女の希望で、離断手術1年を期に、お世話になった方々への感謝の気持ちを動画にしました。

「離断手術を受けて1年」

そして、離断手術の決断とクライミングへの思いを振り返る動画を制作。

「手術の決断とクライミング」

義足によって新しい身体になった彼女は、その使い方を試行錯誤しながら、生き生きとクライミングに打ち込んでいます。

「私の義足」

2021年9月、彼女は世界選手権ロシア大会に出場。
しかし、コロナ禍で帰国後の隔離が長期にわたる事になり、私は長く仕事を休んで同行することができませんでした。
そこで、公式映像の使用を申請し、彼女自身に撮影を委ねました。
チームメンバーも記録を手伝ってくださいました。
結果は最下位。
しかし私は、大会の順位よりも、新しい身体で登る事に喜ぶ姿や、好きな事に邁進する姿こそ、ドキュメンタリーにしたいと思いました。

YouTubeで公開している以外にも、たくさんの撮りためた映像があり、ロシア大会のあとには、日本代表のチームメンバーと自然の岩を登りに行きました。
2022年3月5日と6日には、パラクライミング日本選手権大会に出場します。

この中から彼女のストーリーを紡ぎ出し、音楽をつけて、ドキュメンタリーを仕上げたいと思います。

私たちは、特に彼女と同じ立場である、小児がんの子どもや義足ユーザーに、「やってみたいことをして自分の可能性を広げる喜び」を伝えられるドキュメンタリーを作りたいと考えました。
そこで、このドキュメンタリーが完成したらオンライン上映会を開き、その後「公益財団法人 がんの子どもを守る会」と「公益財団法人 鉄道弘済会 義肢装具サポートセンター」にDVDを寄贈し、希望する方に届けて頂きます。

また、YouTubeチャンネルは視聴の6割が海外からなので、プロジェクトを海外にも公開して、映画に英語字幕をつけます。 YouTubeチャンネル開設からずっと英訳を担当している、渡邉雅子さんの友人に翻訳をお願いしました。  

彼女が、より高みを目指して登る姿を通して、すべてのがんばる人たちと励ましあえるドキュメンタリーを作りたいと思っています。

ドキュメンタリーのタイトルは、「義足の白鳥」です。
彼女のSNSのアイコンは、水面下で水を掻く、白鳥。
彼女は、心がけている通りに、見えないところで一生懸命力を尽くすような、まさに白鳥のような人だと思います。
彼女が、ひとつひとつ、自分が届く手がかりと足がかりを探して、今いるところよりも上を目指して登っていく姿は、生きることそのものを目の当たりにしているようです。

自分との戦いに向き合う芯のある強さと、まわりの人を大切にする優しさを持った彼女といると、私はいつも、明るくてあたたかい元気をもらいます。
彼女を応援することは、私自身を応援することにもなり、彼女は小児がん経験者や義足ユーザーを応援したいと思っていて、彼女を見る彼らはきっと彼女を応援したくなる。
そんな、応援の輪が広がるドキュメンタリーを、クラウドファンディングという仕組みで、みなさんと一緒に作って、みなさんと一緒に見たいと思っています。

ぜひ、この輪の中に加わって、一緒に元気になって頂けたら嬉しいです。

渡邉雅子より伝えたいこと

45歳、専業主婦。
体育の授業しか運動経験がない。
骨盤から下の左脚がまったくない。
そんな私が世界の壁を登った姿で、「やってみたいことをして自分の可能性を広げる」ひとつの例をお見せしたいです。

私は小児がん患者の中では日本で初めて、切断一択だった治療から、人工骨を移植して温存する治療に成功しました。
この原体験から、自分の経験を次の人に役立ててほしいと思うようになりました。

また、手術で左脚が不自由になりましたが、健康な子と同じようにいろいろなことをやってみる機会をたくさんいただき、楽しい思いができました。
でも自助グループの代表者をしたり大学院で小児がん経験者の支援を研究したとき、学校行事とかやってみたいことがあっても無理だと決めつけられて諦めたりした、思い込みや想像じゃなくて実際の小児がん経験者を知ってほしい、という声を聞きました。
本当はどの子もやってみたいことをして笑顔になれるはず。
小児がん経験者プラス義足ユーザーになった私が、出会った人に自分の経験を伝えていったら、ほかの小児がん経験者や義足ユーザーの可能性も応援してもらえるかもしれないと思うようになりました。

中嶋美紀さんから私のドキュメンタリーを作りたいと聞いたとき、支援という形でほかの人にも制作に関わっていただけたら、より小児がんや義足のことを知ってもらえるかもしれないと考えて、クラウドファンディングという方法を選びました。

クライミングを始めてみた。
左脚を切断して股義足ユーザーになった。
パラクライミング日本代表選手になって世界選手権大会に行った。
たった2年間の出来事です。自分が笑顔になれると思うほうを正直に選んだ結果、私は片脚のクライマーという想像もしなかった自分になりました。

でもこれは、私ひとりでできた結果ではありません。やってみたいことを正直に選ぶ勇気を持てたのは、誰もやっていないことでも、できないことや足りないものがたくさんあっても、笑わないで応援してくれる人がいたからです。

私の「やってみたい」はいつも周りの人の「いいね」と一緒に叶えられてきました。
私に自信を持たせてくれた人への感謝を原動力に、次は私が、より多くの可能性と応援を繋ぐきっかけになりたい。
どうか、このプロジェクトを達成する仲間になっていただけませんか?
おもしろそうと思う人が集まって、ドキュメンタリーが完成して、たくさんの人の笑顔に繋がったら、とてもうれしいです!

資金の使い道

・機材費 約40万円
・交通費 約10万円
・音楽制作費※ 約40万円
・DVD製作費(ディスクメディア・コピー) 約10万円
・リターン制作・通信費 約10万円
・GoodMorningの掲載・決済手数料 10万8900円

【合計120万円】

本プロジェクトはAll-in方式で実施しますので、目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

※ドキュメンタリーを作るにあたって、渡邉雅子が25年来支持するアーティスト、NewJack拓郎(梅田凡乃) さん(Twitter楽曲パーソナリティをつとめるラジオ「おめおじゃ!」ホームページ)にテーマ曲のプロデュースをお願いしました。 作詞は元プリンセスプリンセスのメンバーの富田京子さん(ブログ代表をつとめる「ピンクリボンふじさわ」ホームページ)、編曲とピアノ演奏は下田義浩さん(Facebookプライベートスタジオ取締役をつとめる「八王子FM」ホームページ)が引き受けてくださいます。
映画音楽は、中嶋美紀の友人、ブラジリアンシンガーで作曲も手がける宮崎Mayra友紀子さん(ホームページ)にお願いしました。

オンライン上映・寄贈・リターンのドキュメンタリーについて

タイトル 「義足の白鳥」
尺 およそ1時間(予定)
制作・著作 miki × macomotion

個人での鑑賞でお願い致します。
上映会などを行なって頂ける場合はmiki.macomotion@gmail.comまでご連絡ください。

実施スケジュール

2022年2月22日(火)~4月4日(月) クラウドファンディング募集

2022年4月23日(土)~4月25日(月) オンライン上映会
※4月25日は小児がんの子どもたちを支える活動のシンボル“ゴールドリボン”の日です。

2022年5月前半 メイキング映像編集

2022年5月後半 DVD製作

2022年6月 DVD寄贈・リターン発送

2022~2023年 国内外の映画祭に応募

最新の活動報告

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  • 9月27日28日にイタリア・アルコで行われるパラクライミングワールドカップに出場します。2011年に最初のIFSCパラクライミング世界選手権が開かれた会場で登れることを、とても幸福だと思う。今までで一番遠い移動に、Bクラス選手のサイトガイドとして帯同経験豊富な宮本容幸さんの協力を得て、今年最後の国際大会に行ってきます!写真は、先月のインスブルック大会決勝。今日できることを積み重ねて、また決勝の舞台に立つ! もっと見る

  • パラクライミングは2028年ロサンゼルスパラリンピックの正式種目になりました。ミュンヘンの居酒屋で、クライミングの師匠のひとりと一緒に、私はこのニュースを聞きました。2か月前に義足のトレーニングを終え2か月後の日本選手権に出たくて練習してた2021年1月の私と出会って、いろいろ教えてくれたこの友だち。「まこさんクライミング向いてると思う」って彼女の言葉も、「レギンスは足元ちゃんと見えていいよ」って彼女のスタイルも、ずっと私の勇気になってる。3年半後に、ワールドカップ決勝進出とパラリンピック競技決定の喜びを分かち合えて、本当にうれしかった。彼女だけでなく、たくさんの人の支えと一緒に、この歴史的瞬間にいられています。わたしの所作、世界に見せたい。どうかこれからもパラクライミング・チームジャパン・そして私を応援お願いします!!渡邉雅子 もっと見る

  • ワールドカップ・インスブルック大会決勝、4位で終わりました。左脚を切断した新しい体でクライミングを始めて3年半。ずっと憧れだったり励まされてきた選手たちと、ようやく同じ舞台に立てました。はじめての決勝、本当に楽しかった。待ってる間は泣いたり吐いたりしてたけど、壁の前に立ったら登れることがうれしくて、笑いながら登ったなんてはじめてかもしれない。もっと壁の中にいたかった。名前の入ったゼッケンをもらったことも、会場の大きなスクリーンに名前が出た瞬間もうれしかった。マグレじゃなくてまたここにいられるようになりたい。今大会の私のゼッケンは143。この数字にI love youの意味があるって、あとから知った。「I」1文字、「love」4文字、「you」3文字。ここまで応援し続けてくれた人へ私が一番伝えたい感謝を、この背中に与えられて登った。私のYouTubeで予選と決勝をご覧いただけます。大会公式YouTubeでも決勝の雰囲気を一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。2:26:26から選手紹介と3:10:36から競技です。渡邉雅子 もっと見る

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