静岡大学人文社会科学部教授の白井千晶さんより、応援メッセージをいただきました。
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日本の法制度は、親が子どもを守ることを前提にしていて、子ども自身の法的、社会的地位は、とても脆弱です。10代後半から20代前半の自立の時期は、子ども扱いだったり 、大人扱いだったり、法制度の適用もばらばらの矛盾だらけで、つなぐことができません。
そんな社会を変えていく責任は、私たち一人ひとりにあると思いますが、えんじゅの団体はそれぞれに、当座の社会で生きていく目の前の一人のために、東奔西走してきました。
えんじゅの本気のハンドブックは、目の前の方と、がっつり向き合ってきた知恵を集めた本になると楽しみにしています。
支援者だけでなく、誰にとっても有益な本になるでしょう。
わたしは、えんじゅも、ハンドブックも、支援者も、若者も、心から応援しています。
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白井千晶
静岡大学人文社会科学部教授。専門は社会的養護、子どもの福祉、共同養育、家族社会学。全国養子縁組団体協議会を設立、代表理事をつとめる。養子と里親を考える会編集委員長、日本ファミリーホーム協議会『社会的養護とファミリーホーム』編集委員。写真とことばでつむぐ「フォスター」代表。