コロナ禍でステイホームが推奨されてから腰痛を訴える人が増えた印象です。
東京都心の当院でも、
「テレワークになってから腰の調子が悪いんです。」といった声が良く聞かれるようになりました。
長時間座って過ごすことからテレワーク腰痛が増えている!?
当院では以前から腰痛の患者さんが多いのですが、このところ中高年層だけでなく、20代30代働き盛りの方たちも腰痛が増えていると感じています。
テレワークでは、ほぼ1日中パソコンの前に座っているなど「座りっぱなしであまり動かない」傾向があります。
また、自宅ではオフィスのような整った環境がある方はまれで、
・ダイニングテーブルの片隅でダイニングチェアに座って
・リビングのソファーで
・和室のちゃぶ台と座椅子で
・ベッドに座って
まどなど、環境が整わずに工夫している方が多いかと思います。
アウトドア用等の簡易テーブルと椅子でしのいでいる方までいらっしゃいます!
このような環境で長時間座っていて腰痛を訴える方が多いのです。
さらに、通勤が減ったことから運動量も減っていることが少なからず影響しているでしょう。
ラクな座り方が実は腰痛をまねいている
「姿勢」について研究してきた長年の経験から見ると、
腰痛はその人の「座り方」「座る姿勢」が主な原因で起きていると考えられます。
座る時間が長く腰痛になっている方に、いつもどんな座り方をしているのか、実際にやってみていただくと、ほとんどの方が「猫背」「背中が丸まった座り方」をしていました。
一般的にも「テレワーク猫背」なんて言葉も生まれるくらい、コロナ禍で猫背の方が急増しているのです。
1日のうちこの姿勢で過ごす時間が長く、それを毎日繰り返しているうちに、腰に負担がかかり、腰痛の原因になるのです。
ラクな姿勢ほど気付かぬうちに筋肉疲労が蓄積する
猫背でラクな座り方がなぜ腰に負担がかかるの?
疑問に思う方もいると思います。
猫背のほうが一見ラクチンです。
でも、ラクだからといって腰に負担がかかっていないわけではなく、むしろ逆に負担が集中してしまっている状態なのです。
これは、人の体の作りが関係しています。
人の体を支えているのは、背骨です。
重い頭、腕、胴体・内臓等々、上半身を支えてバランスをとっています。
いわば、建物でいう大黒柱。
人間の背骨は通常、このような形でカーブを描いています。
24個のブロックが積み木のように重なっています。
背骨が、正常な理想の状態で積み上がっていれば、重い頭を余計な力を入れずに支えることができます。
逆に背骨がゆがんでいたり姿勢が前のめりであれば、支えるのにかなりの力を必要とするのです。
背中を丸めて座る猫背状態の時は、背骨は前方に傾いています。
この時、頭や背骨を支えているのは背筋など、背中を中心とした筋肉です。
前のめりに倒れないよう、筋肉がそうとう頑張って支えているので、自覚なく 筋肉にかなり負担がかかっています。
この筋肉疲労が蓄積し、痛みとなって腰痛が起こるのです。
では、どんな座り方が理想なのでしょうか?
基本の座り方、筋肉疲労を最小限にする座り方、姿勢学の専門家である私が提唱している、『椅子の正座』について、次回お話したいと思います。
これらは、下記の最新刊:『腰痛は座り方が9割』(主婦の友社) でさらに詳しく学ぶことが出来ます。
(リターンの中でもご用意があります。)
今回のプロジェクトの『ZAGOOチェアー』は、理想的な座り方を皆様に知ってほしいとの思いから開発いたしました。
座っていただくだけで、自宅で気軽に『腰痛が緩和する理想的な座り方』でのテレワークが叶います。
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