■はじめに・ご挨拶
こんにちは。<BLUE MONKEY KITCHEN> を主催している柴田香織と申します。私は「食の役立つ情報と体験を届ける」をモットーに株式会社KOTODAMA PRESS という会社を2020年4月に設立しました。企業向けの仕事とは別に、現在湯河原にも拠点をもち、食業界の仲間達と食のラボ活動<BLUE MONKEY KITCHEN>を行っています。コロナ禍で実施は制限されましたが、少しずつ活動を続けてきました。ラボに参加してくれているメンバーは、いずれも美味しいものを生み出す才能に溢れた人たちです。そんなラボのメンバーから、”もっと知っていただきたい美味しい才能”を応援していただけるようなクラウドファンディングの仕組みづくりをできないだだろうかと考えています。関わっている仲間の
■これまでのラボ活動 事例
「みんなのパン」
時間をかけずに微発酵(30分)で簡単に焼くことのできるパンをテーマに、アレルギー症状が出にくいとされる古代小麦を使い、みんなが焼けてみんな食べられるパンにチャレンジ。ジョージアのハチャプリというフラット(平らな)パンに皆開眼しました。
「柑橘会」
前菜からパスタ、メイン、デザートに至るまで柑橘を使うコース料理を作成。レモンを使った保存食の作り方なども参加者で共有しました。
photo by Kenta Yoshizawa「柑橘会」
■SATURDAY GYOZA PROJECT サタデー・ギョーザ・プロジェクト by 秦国力さん
「土曜日は、家族や仲間と一緒に食べよう。そして次の土曜日には家族や仲間と餃子を作ろう」
今回応援いただきたいのは、秦国力さんの水餃子とその学び、題して <SATURDAY GYOZA PROJECT>です。餃子は日本の国民食の一つとも言える人気でありふれた食品です。ですが、こんな餃子があったの!と驚いたのが秦さんの餃子でした。餃子の「餃」の字は「食」べると「交」わる。実際に何度が皆で餃子を作ってみて、餃子は、食べることよりむしろ共に作ることに真価があるのでは?と思うほど皆で作ると楽しい食です。SATURDAY GYOZA は、土曜日に皆で餃子を食べたり作ったりしてみませんか?という提案です。プロジェクトを通じて、秦さんの伝えたい本物の餃子が伝わり、餃子を作る人が増えたら嬉しいです。
では、秦国力さんをご紹介します。
秦 国力さん
中国河南省生まれ。日本で2004年より中国茶<馨華>を運営。中国伝統の銘茶、上質を信条とする<馨華>のお茶の産地は武夷山や黄山など世界遺産の山々です。日本では、アマン東京、ペニンシュラ東京、ブルガリホテル&リゾーツなどで味わうことができます。秦さんは中国茶の専門家ですが料理上手な美食家でもあります。
作り手の秦さんからのメッセージです。
「餃子と三国「医聖」
餃子は、三国時代に活躍した医者の1人であり、「医聖」とまで呼ばれた張仲景氏により発明されたと言われています。その場所は河南省です。河南省で生まれた私は、餃子を食べるのが大好きです。子供の頃から作り方を習い、日本に来てからも常に作り続けてきました。今回は餃子の企画で、本場の味をお届けしたいです。本当に美味しいものを食べたいです。ぜひ応援してください。」
秦さんの餃子で、面白い!なるほど!と思うのは下記のようなところです。
⒈餃子に季節感がある。
中国では年中餃子を食べるので、具材には季節の食材をよく使う。日本では、餃子に季節感を入れるなんて考えたことがありませんでした。でも、中身はもっと自由で良いはず。
⒉具材はシンプルに。主従となる二種類で良い。
他の料理でもよく合わせるような食材の組み合わせを参考に。例えばニラ玉。生のニラと火を入れた卵が中国では餃子の餡になるそうです。主従ということで言えば、肉と野菜であれば肉が主役。野菜同士であれば香りの強いものが主役、と考えれば良いそうです。
⒊皮はひだを作る必要はない。
日本の餃子は、ひだを綺麗に作るのが良しとされているように思います。ビジュアル的には良いかもしれません。が、秦さんによれば皮の縁をしっかりとくっつけて中身が外に出ないことが最も大事。別にひだである必要はないそうです。
⒋水餃子が基本。
日本では焼き餃子がデフォルトですが本場は水餃子が基本です。焼き餃子はパリパリした皮の食感が求められると思いますが、水餃子の場合、もっちり感や歯切れの良い生地が理想。生地作りも異なります。焼き餃子より水餃子の方が味がクリアで、量もたくさん食べられるように思います。
今回のSATURDAY GYOZA PROJECTでは、この考えをベースにシンプル・季節感・オリジナリティのある水餃子を作ってお届けしたいと思います。そして、秦さんの餃子レッスンもセットに、作ることも学べるようにしたいと考えています。
また、素材の考え方ですが、餃子で使用する食材は、なるべくブルーモンキーキッチンのメンバーと繋がりのある生産者や、ラボのある湯河原周辺の食材を使用したいと考えています。
ブルーモンキーキッチンのメンバーが信頼を置いている食材や生産者さんの情報も合わせて知っていただきたいという理由によるものです。主な食材をご紹介いたします。
●<ミルパワージャパン>創麦師の本杉正和さんの湘南小麦
神奈川県伊勢原市で地域で小麦を栽培するプロジェクトを推進し、自社製粉、そしてベーカリーと一貫して小麦に関わる本杉さん。小麦の風味や栄養価を損なわないよう、低速の石臼で挽いた小麦で全粒粉で風味豊か・微量ミネラルや繊維分を多く含みます。全粒粉100%で餃子の生地を作ると、とても風合いのある味わい深い餃子になります。今回は、北海道産小麦(下記)と配合してより滑らかな歯応えを目指しました。
●北海道上富良野町<興農社>の小麦
北海道で仲良くしている食の仲間に紹介してもらった北海道産小麦です。北海道で粉の使い手たちに信頼と愛情を寄せられている生産者さんとのこと。今回餃子で使いたいという話をしてみたところ「はるゆたか」という強力粉をご紹介いただきました。サンプルをいただき試してみたのですが、非常によかったです!こちらは春蒔き小麦で、味わい風味はとても良いのですが、育成が難しい品種で生産量が僅か1%という小麦とのこと。餃子にするとムッチリとした食感は「はるゆたか」ならではとのこと。ぜひ、こちらの小麦を使いたいと思いました。
●久松農園の野菜
ラボのメンバーでもある茨城県土浦市の久松達央さん率いる農園の野菜です。久松さんは、小さくて強い農家として業界で注目されるカリスマ農家。少量多品種の有機栽培で野菜を作られています。久松さんのパワーあふれる季節のお野菜を使わせていただきます。
■これまでこんな餃子作りをしてきました
・2020年夏 皮)イタリアの古代小麦と一般的な強力粉のブレンド 具材)豚とニラ
古代小麦は粉の風味が高く、中の具材と餃子の皮の一体感が高くなります。また、食後に胃が軽いなという実感を持ちました。この経験から餃子にも古代古麦や全粒粉の粉を使えないか考え出しました。
・2020年冬 皮)古代小麦・国産強力粉(全粒粉)・国産薄力粉
具材)豚とニラ・豚と大根・ニラと卵
3種類の粉でそれぞれ水餃子・焼き餃子・蒸し餃子を試し、調理法と粉の相性をみました。水餃子は強力粉、焼き餃子は薄力粉の適性が高いと実感。
2022 春 皮)国産強力粉(全粒粉)
具材)豚と大根・ニンジン卵・牛と玉ねぎ・牛とクレソン・豚と湘南ゴールド
・エビ香菜
季節の野菜や果物を使った餃子、定番にしたい肉×野菜の餃子など、色々な餡を試しました。ちょうどミモザの時期だったのですが、ミモザを彷彿とさせるニンジン×卵が新鮮かつ良い仕上がりだったので、ブルーモンキーキッチンオリジナルの具材として提案してみたいと考えています。
■リターン内容
今回は秦さんの餃子レッスン(オンラインあるいはオフライン)と、今後正式販売を考えている具材の餃子(予定)を中心に、リターンにしたいと思います。(餃子は冷凍でお届けします)注文や実際食べていただいた反応も含めながら正式販売を検討したいと思いますので、食べたご意見もぜひお寄せください。そして特別に、秦さんの中国茶とのセットも用意いたします。
●餃子の種類
①豚肉と大根の餃子・・・中国では定番的組み合わせ。豚肉と大根のとろみの組み合わせが抜群です。
②牛肉と玉ねぎの餃子(レモン風味)・・・牛肉と久松農園さんの玉ねぎ。湯河原産レモン(塩レモン)が隠し味です。
③エビとセロリの餃子(キムチ風味)・・・エビと久松農園さんのセロリを一緒に、辛味と旨味と酸味のあるキムチをスパイス風に効かせます。
④卵とニンジンの餃子・・・ブルーモンキーキッチンのシグニチャー。庭のシンボルツリーのミモザのイメージです。スープに入れて食べるのもおすすめです。
●餃子に合わせる中国茶
「百年老茶樹紫茶」(茶葉)・・・若い梅のような新鮮で華やかな香気。温かい味わい、おおらかで長い余韻は、紫茶の故郷である雲南省の山々の息遣いを彷彿とさせます。(写真:奥)
「世界遺産からの恵み花妖精」 (茶葉)・・・陽だまりのような黄山の紅茶に、純白の茉莉花のたおやかな香りをそっと移しました。橙色の茶湯からこぼれる香りに優しく満たされます。(写真:手前)
●秦さんの餃子レッスン
オンラインとリアルプランの両方をご用意しています。オンラインの餃子レッスンは、「豚と大根」「ニンジンと卵」を予定しています。餃子とオンラインレッスンを合わせて注文したいただくと、作り方も学べます。別途、リアルレッスンプランも用意しています。
■プロジェクトで実現したいこと
まずはブルーモンキーキッチンの美味しい才能の持ち主を知っていただくこと。そして、美味しさを知って・作って・楽しむ人達を増やしたいです。今回は、餃子の新たな美味しさや、作り方のコツ、一緒に作る楽しさを経験していただきたいです。
■資金の使い道・スケジュール
<資金の使い道>
本格販売に向けた準備資金とさせていただきます。
超低温冷凍庫の購入・・・15万円
販売サイトの制作費・・・20万円
会計システムの導入など・・・5万円
キャンプファイヤー手数料
<スケジュール>
5月21日(土)クラウドファンディングスタート
6月19日(日)終了
7月中に製作・発送
オンラインレッスンは7月23日(土)
リアルレッスンについてはクラウドファンディング終了後に、実施日をご案内させていただきます。なお、レッスンは、秦さんの茶藝館で実施予定です。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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