初日に完売した「色校(¥10000)が欲しい」という声が本当にたくさん寄せられております。が、今回出品している「色校」は本当に絵本制作時に使用したモノを指して「色校」と呼んでおり、それぞれが本当に世界に一枚しかないものなので、再度、「色校」を制作して売ってしまっては意味がありません。なので、「色校」をお売りすることはできません。 そして、実はまだ「色校」は倉庫に残しているのですが、それは編集者の思い出の品でして「いつか、にしのあきひろ記念館を作るときに残しているんです」と絵本の編集者。何卒、ご理解ください。 ですが、せっかくのご要望の声。無視はできません。なので、この声にお応えして、「色校の複製(アクリルフレーム付き)」というカタチで限定100枚を新たに作らせていただきました。もちろんサインはキチンと入れさせていただきます。この機会に是非。 今日は原画展の内容から少し外れたお話を…。 今回の企画は皆様からのご支援により運営させていただいているため、支援金の使い道に不透明な点が少しでもあればアウトだと思っております。 何度も言いますが、企画終了後に一円単位で支援金の使い道を必ず報告させていただきますが、日本を発つ前に一つだけご報告。 ニューヨーク滞在中の「飲食代」は(僕を含めスタッフ全員)自腹とさせていただきます。支援金からは絶対に一円も使いません。 というのも、個展は夕方まで。その後にスタッフ陣と食事に行きビール片手に「ニューヨーク楽しいぜ~い!」と高確率で阿呆なツイートを連発するであろうワタクシ。 そこで「支援金がここに使われているのか?」と誤解が生じてはいけません。だからといって、つまらなさそうに粛々と過ごすニューヨークの日々をお伝えするわけにはいきません。「人生は愉快だ」を体現するのが僕のお仕事。 なので、先にお伝えしておきます。 支援額に「飲食代」は1円も含みません。 東日本大震災直後、募金箱を持って駅前に立ち募金活動をする人がたくさんいらっしゃいました。活動自体は本当に尊く素晴らしいものだと思います。 僕自身も、吉本興業の募金活動に参加させていただきました。 しかしながら、活動終了後に再び駅前に立って「募金は〇〇にいくら使い、〇〇にいくら使いました」と報告した人がどれだけいたでしょうか? 残念ながら僕はできていませんでした。 報告の義務はありませんし、「報告はした!」とお叱りの方もいらっしゃるかもしれません。ただ、僕個人的には「人から募ったお金は一円単位で報告する責任がある」と、後になって反省いたしました。「一円単位」です。 だって、「撤去費用に1000万」なんて、そんなわけねーじゃん! 拝啓、日本赤十字社様。人件費+交通費+機材代+ガソリン代+弁当代…もろもろで端数が発生しないなんて天文学的な確率ですよ。どんぶり勘定で浮いたお金の行方を教えてください。敬具。 お金を募った人間の責任の取り方をお見せするのが今回の裏テーマです。 引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。 西野亮廣
大変なことになりました。 今回のニューヨークでの原画展開催に向けて意気込む僕は、「俺は燃えてるぜえ!待ってろアメリカ!」と、この場だけでなく、自分のツイッター上でも何度も何度も呟いているのですが、時を同じくして1月29日に植村花菜ちゃんが入籍発表。お相手の方がニューヨーク在住とのこと。 実は植村花菜ちゃんとは同郷で、以前お付き合いさせていただいたこともあるので、結果的に「嫉妬に燃えて、ニューヨークまで追いかける」という流れが完成してしまいました。 断じて違いますよ、皆さん! 依然、ツイッターのTLは「ニューヨークまで旦那の面を確認しに行くんですか?」「愛に生きてますね。ヒュー!ヒュー!」「矢沢あい先生に漫画にしてもらいましょう!」といったファンの皆様からのアツイ糞コメントで埋まっており、ついにはYAHOO!のトップニュースにまで祭り上げられる始末。 企画立ち上げからこれまでの真っ直ぐな気持ちや言葉が全て“フリ”になってしまいました。 まあ、おかげでニューヨークの原画展を知ってもらう良いキッカケにはなったので良しとしましょう。 何度でも言いますが、とにもかくにも知ってもらうことが大切です。 さて、ニューヨークでの原画展。 いよいよ、ギャラリーが決まりそうです。決まり次第、お伝えいたします。 『オルゴールワールド』の原画の下に物語の英訳文を書いたプレートを貼る案は前向きに進められております。 上手くいけば前作『Zip&Candy』の英訳文もイケルかもです。 そちらの方はこれから翻訳の依頼を出すので「間に合い次第」といったところ。 なんとか間に合わせたいです。 とにかくジタバタする毎日。頑張ります。 あと、植村花菜ちゃん。結婚おめでとう。 西野亮廣
運営と並行して、そろそろ個展の内容の方に着手しなければなりません。 こんなことを言っては何ですが、僕自身、「絵を見る」ということにあまり興味がありません。 現代アートにいたっては、「コレ、すげーの?」と、その魅力がまったくわかりません。なので美術館というのは「超退屈な場所」として認識しております。 僕は、美術館よりも科学館の方が好きですし、でっかい恐竜の骨が展示されている博物館の方が好きです。 そんな僕が個展をするというのですから、これは一大事。自分が面白がれないものを提供するわけにはいきません。 考えを整理します。 僕は絵を描くことがあまり好きではないのですが、物語を考えることは大好きです。そして、自分の考えた物語が大好きです。どちらかというと、そちらを見て欲しいと思っております。 そして、今回の個展が他の個展と圧倒的に違う点は、「絵本の原画展」であるということ。このアドバンテージを使わない手はありません。 原画の下に物語を載せたプレートを貼ろうかしら? 都合の良いことに最新作『オルゴールワールド』には英訳文も載せております。その英訳文をそのまま使えます。 つまり、ニューヨークでの個展に来られた方は『オルゴールワールド』を体験できるというわけです。 もしかしたら、これによって物販の絵本の売り上げが下がってしまうかもしれませんが、今回はあくまで「知ってもらうこと」が目的です。 それに僕は「全てさらした方が購買につながるんじゃないかしら?」とも思っているんです。 どうだ、この作戦。上手くいくかな? さっそくスタッフにかけあってみます。 あと、「コイツ何者なの?」感を出す為に、以前番組で作ったクレイアニメを会場で流してやろうかと思っております。YouTubeにアップされているのは、番組用に1週間で作ったものですが、放送終了後に2ヶ月かけて作り直した完全版があるので、会場ではそちらを。 それもこれも予算との兼ね合いになってきますので、引き続き、ご支援・ご協力を賜りますようお願い申しあげます。 絵本をクレイアニメを見せて「あなた何者なの?」と訊かれたときに、「日本のお笑い芸人です」と答えて、アメリカ人を混乱させてやるつもりです。 西野亮廣 http://www.youtube.com/watch?v=8btwL_3F66A
とにかく今回の企画はパトロンの皆様からのご支援による「お金」によって活動させていただくわけですから、不透明な要素は1ミリも残しません。 「あれはどうなってるんだ?」等の疑問がございましたら、なんなりとお申し付けください。全て正直にお答えいたします。 もう、何度でも言いますが、支援額の使い道は企画終了後に1円単位で全て正直にご報告いたします。(※支援額に応じてやれる内容が変わってくるので、現在の段階ではご報告することはできません…というよりも、現在でもご報告することはできるのですが、したところで、また変わってしまうということです)。 そして、企画の現状をリアルタイムで全てお伝えすることをお約束いたします。 現在はギャラリーを急ピッチで決めにかかっているところです。2月16日~2月18日のマンハッタンが濃厚です。もちろん別プランも並行して出していますが、ここから大きくは変わることはないと思います。 お知り合いにニューヨーク在住の方がいらっしゃいましたら、宜しくお伝えいただけると嬉しいです。 もちろん、原画展は「入場無料」とする方向で話を進めております。目的は「より多くの人に見てもらうこと」です。 支援金募集の締切日から一週間後にはニューヨークで個展をしているという 慌ただしいスケジュールですが、企画立ち上げから実現までの全てをドキュメントで見届けていただくにはちょうど良いかもしれません。 引き続き、ご支援を募っております。この企画のことをお友達にもお伝えいただけると嬉しいです。 たくさんの人を巻き込んで、責任を背負って退路を断って、これから3週間、死ぬ気でジタバタしたいと思います。 西野亮廣
皆様からの支援金が初日で目標額に達したというニュースがネット上に流れ、僕に対してアンテナを立てていない方にも今回の企画を知ってもらうことができました。あらためて、お礼申し上げます。本当に、本当にありがとうございました。 全ての活動は「見つかること」から始まります。見つかれなければ何もしていなかったことと同じです。その点で言えば、今回の企画のスタートダッシュは「大成功」と言えるのではないでしょうか。 しかし、それはあくまで「企画のスタートダッシュの成功」であり、「企画の成功」ではありません。 ここで我々(僕やスタッフはもちろん、パトロンの皆様)は、今回の『にしのあきひろ絵本原画展inニューヨーク』という企画が、何をもって「成功」とするのかを明確に定義しておく必要があると思います。 「ニューヨークで原画展をしました」を「成功」とするのは絶対にやめましょう。 そんな名刺は、それこそ個人でお金を出して勝手に細々とやれば手に入ります。しかし、それは本当の意味での「海外進出」ではなく、日本で活動するための肩書きにすぎません。 何故、今回、支援を募ってまでやったかというと、「実現する瞬間をお見せする」という一点に尽きると思います。「実現」とは、「世界進出」のことです。この瞬間を共有することに意味があると思っております。 なので今回の企画の「成功」は、ザックリ言うと「ニューヨークをザワッとさせる」ということです。この爆弾は、海の向こうで爆発させなければ意味がありません。 具体的に言えば、「動員」になってくると思います。原画展の来場客数ですね。 その為には告知はもちろん、ギャラリーの立地条件も関係してきます。 ギャラリーを決める会議は明後日。実は、まだ決まっておりません。というのも、ギャラリーの使用料はピンからキリまであり、支援金の集まり次第で使用できるギャラリーが変わってくるからです。当然、ギャラリーの広さに合わせて、持って行ける原画の数も変わってきます。 今回、予定していた以上の額が集まったので、当初の予定よりも少し条件の良いギャラリーが確保できるかもしれません。 それもこれも、明後日。明後日に全てが決まります。 というように、支援額によって企画は常に変動していきます。恥ずかしい話、「あればあるほど助かる」というのが本音です。 1円たりとも無駄にはしませんし、支援額の使い道は企画終了後に1円単位で必ず全てご報告いたしますので、引き続き、ご支援・ご協力をお願い申し上げます。 西野亮廣