こんばんは。いつもお世話になっております。
ビーラインドプロジェクトです。
本日の記事では、私たちがグラマを制作するまでの、様々な試作品についてご紹介していきたいと思います。
私たちはこれまでに、様々なボードゲームを試作してきました。
視覚障碍を持った方にお話を伺ったり、ボードゲームカフェに行って面白いボードゲームについて学んだりしながら、私たちはボードゲームの制作に取り組みました。
例えばグラマを制作する以前の試作品の中には、目をつぶった状態で行う2人型の対戦ゲームで、「相手の手持ちの駒を気付かれないようにこっそりと奪う」ゲームなどがありました。このゲームでは、相手の駒をこっそり奪おうとする中で、自分の手が相手の触れて気付かれてしまわないように気を付けなければなりませんでした。
このゲームは、視覚を使わない中で、自分の行動を相手に気付かれるか気づかれないか…というドキドキ感を味わえるゲームとなっていました。しかし、様々な人にゲームを楽しんでもらうためにはもっとシンプルなルールのゲームの方がよいのではという結論に達し、面白さのポテンシャルは感じつつも、制作は保留することにしました。
他には、目をつぶった状態で行う積み木ゲームのようなものも制作しました。三角・丸・四角の形の立体的な積み木ブロックを、それぞれこんにゃく、大根、ちくわに見立て、プレイヤー同士が順番に積み重ねて「おでん」を作っていくというゲームでした。
それぞれのプレイヤーが順番にブロックを場に置いていき「こんにゃく、大根、ちくわ」の順番に積み重なった形のおでんを作り、おでんが完成した瞬間に一番早く「おでん!」と叫ぶことができたプレイヤーが1ポイントというゲームでした。
おでんをテーマにした世界観がかわいらしかったこのゲームですが、そもそもあまり楽しくないという理由で試作品に終わってしまいました。
そして、他にも視覚を使わずにプレイできる人狼ゲームや視覚を使わずに遊べるちょっと特殊な神経衰弱ゲームなど、様々な試作品を作成しました。
これらの試作品を経てたどり着いたのが、現在のボードゲーム「グラマ」でした。
グラマに関しても、最初はダンボールで試作品を作成するところから始め、様々な方にご相談をさせて頂きながらだんだんとルールも本体の形状も改善を重ねていきました。
視覚を使わずにプレイできるだけでなく、ボードゲームとしての面白さにとことんこだわって制作したグラマを、私たちはたくさんの人にプレイして頂きたいと考えています。
今後活動を今よりもっともっと拡大し、多くの人の間に「楽しさの垣根のない場」を作り出していきたいと考えています。
今日の記事はここまで。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
ぜひ今後ともよろしくお願い致します。