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信州発!大人の"優れた学び"の場所を維持し、広めたい!ワイワイガヤガヤ図書館

大人が良質な本、そこに集う人との対話によって、学びと答えを手に入れる 【地方における社会人のための学びの場を広めたい】

現在の支援総額

114,000

113%

目標金額は100,000円

支援者数

12

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/02/19に募集を開始し、 12人の支援により 114,000円の資金を集め、 2018/03/29に募集を終了しました

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現在の支援総額

114,000

113%達成

終了

目標金額100,000

支援者数12

このプロジェクトは、2018/02/19に募集を開始し、 12人の支援により 114,000円の資金を集め、 2018/03/29に募集を終了しました

大人が良質な本、そこに集う人との対話によって、学びと答えを手に入れる 【地方における社会人のための学びの場を広めたい】

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※私すえなみなりの解釈であり、書籍の要約ではないことをご留意ください。こんな感じで「社会人のための勉強会」では題材として本を読み解いていきます。 【エネルギーを自ら生み出すことができる存在を”生命”と言う。】 機械にではない、人にしかできないこと。それは内側から湧き出る情動、行動するモチベーション。 はじめに. 機能しなくなったシステムを見直して、新たな価値が生まれるシステムを作り直さないといけないのです。そうした新しい戦略を日本のみなさんに伝えることは、今の僕の義務だと思っています。 1.「個人」として判断することをやめればいいと僕は考えています。 明治維新以降、日本は西洋化を目指してきました。西洋思想を簡単に言えば、個人がすべての元です。目指すものは個人がレベルアップしていかに神へと近づくのか。神との対峙し、神に許しを請う思想です。 これに対し、東洋思想は一言で言えば”自然”です。日本人は、どこまでいっても、同質性、均質性に紐付いています。自然のエコシステムとの距離感を保ちながら暮らしていく思想です。 「私はこれが良いと思う。」を捨てる。「私”達”はこれが良いと思う。」 自分が所属するコミュニティの視点から個人の行動を判断していく。 2.拝金主義的な考えを変えるために大事なのは、文化であり、美意識であり、大人への教育である。 トレンディドラマによって拝金主義が広がったのであれば、トレンディドラマでその洗脳を解く必要があります。 「年収300万円だよ」という人をバカにするような金融崇拝の人達を、お金の軸だけで考えないように律するコンセンサスを持つこと。お金を軸に考えていては、社会の富も多様性も生まれない。 今、社会の動きとして、年収の低い人を上げる施策や取り組みをしたりしています。社会的に良い取り組み、弱者を救う手立てをしているようで、実は弱者を作り出しています。 「年収が低いことを悪いことだ。年収が低い人達は劣っている人達だ。」そう言っているのと同じなのです。 ここで考えるべきは、基準がお金になっていることです。 何かに一心不乱に取り組みたいことがある。例えば職人。衣食住は最低限あればいい。我慢ではなく、それで充分な人がいる。その代わり芸、技を磨くことに心血を注ぐ。 江戸時代には、そうした人達への尊敬の念が世間にあった。 今は、そうしようと思っても、収入が少ないこと、衣食住がみすぼらしいことに罪悪感を持ってしまって、取り組むことができない社会になっている。 3.障害者も高齢者も介助が必要な人も「体のダイバーシティが高い人」になる。 デジタル社会では身体上の違いは問われなくなってきます。 今の世の中、目が悪い人を障害者とは呼びません。それはメガネやコンタクトレンズによって補完できるうようになったから。同じ様に機会やAIによって、今障害と呼ばれることでも、補完できるようになる。 そうしたら障害から人の多様性の一つだよね。ってことになる。 デジタルとアナログが融合した世界を「デジタルネイチャー」と呼びます。従来からの自然と、インターネットなどのデジタルの世界が渾然となって新しい”自然”が作り出されている世界です。 先にも書いたとおり、デジタルネイチャーは身体的ハンディキャップを多様性の一つに変えます。それはいわゆる弱者に優しい社会であり、弱者に優しい社会は多様性を生み出します。多様性のある社会は多くの富を生み出します。 4.例示と対話による説得 日本は機械親和性が高い社会です。テクノロジーはカラクリ人形と同じです。いわゆる職人が作り出す芸術がテクノロジーと捉えています。ロボットやAIそのものではなく、それを作り出した職人を見ている。 対して西洋では労働は神聖なものです。神聖な労働をロボットに盗られることを嫌う傾向があります。 このように機械親和性が高い日本でも、一定数は拒否する人達がいます。でも、このように話をしたらどうでしょうか。 「今、ウォシュレットで洗ってもらっているお尻。人に洗ってもらうのと、機械であらうのとどちらがいいですか?」大半の人は機械を選ぶのではないでしょうか。 5.リーダー2.0 リーダー1.0は、1人で何でもできてマッチョで強い人でした。いわゆる中央集権的なリーダーですね。しかし、これからのリーダーは、1人で何でもできる必要はありません。そもそも独立した個人という考え方自体が近代が生んだ幻想です。それ自体が古くさい幻想で、日本には合いません。 2.0のリーダーは完璧な人ではありません。逆に一つのことしができない、弱さを見せられる人です。音楽で言ったらバンドです。それぞれが得意なことをすればいい。 ポイントは共感。「この人が地球上からいなくなったら寂しい。」こんな感覚を持つ人がリーダー2.0です。 6.個人のキャリアプランとしてはベンチャーに就職することが賢い選択になります。 これからの大企業は、ベンチャーと組んでイノベーションを起こしていくようになります。これはどちらが良い悪いではなく、両方手を組むことに意味があります。 個人として考えると、初めのスタートはベンチャーで専門性を磨きます。ベンチャーは大きくないので、会社でやっていること自体が個人の専門性になります。 前述の通り、大企業とベンチャーは手を組んで事業を進めていきますから、そこに人材の流動性も生まれます。ベンチャーにいた人が大企業へ移動、逆に大企業にいた人がベンチャーへ移動。 こうした人材の流動によってイノベーションが起き、日本全体が活性化していきます。 ですから、これから社会に出る人は、会社を選択するのではなく、自分のキャリアをどう積んでいくのか。積むだけじゃなくて、昔の百姓みたいに同時に色んな事業へ参画し、横でもキャリアを積んで相乗効果を生んでいくことを意識していく必要があります。 まとめ: モチベーション格差の時代。隣の家がうちより1000倍収入が多い状況はあまり発生しませんが、「隣の家には本が一冊もないければ、うちには本が1000冊ある」という格差は普通に発生しています。これは貧富の差よりも大きい差が生まれているということです。 家のみならず、地域間格差も言えます。良質な本が気軽に読める図書館がある地域とない地域。 知識と情報さえあれば、人は勝手に考えて行動するもの。このワイワイガヤガヤ図書館プロジェクトでは、行政に言うだけじゃなく、個人にだって環境整備ができるんだよ!っていうことを示したい。


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※私すえなみなりの解釈であり、書籍の要約ではないことをご留意ください。こんな感じで「社会人のための勉強会」では題材として本を読み解いていきます。 【経済活動と自給的活動、コミュニティ作りは車の両輪】 お金の現在の基本的な知識を与えてくれる本。その知識を使って自分の人生にどうやって役立てるのか。どうやって生きていくのか。それは読者の宿題。 はじめに. この本は、佐藤航陽氏が昔の自分に教えたいことを書いた本。出発点は、お金のあるなしで人生が決まる。人生は不公平だと感じた時。 「お金のあるなしで人生を左右されてたまるか!」その熱量が込められた本。 1.Fintech1.0 これは既にある金融の概念はそのままにIT技術を使って、その業務を極限まで効率化したもの。あるいは、すること。 既存の概念であるため、何をすることなのか一般に理解しやすい。 それに対し、Fintech2.0は既存の概念に囚われず、ゼロベースで金融の概念を新しく作ったサービス。このため、今の経済で金融のど真ん中を歩いている人、知識が多い人、金融に詳しい人ほど、頭を抱える。理解ができないもの。 ここから分かるのは、お金に限らず2.0的に新しい概念を創り出す人に取って、その分野の知識、アドバイス、評価はまったく意味のないもの。むしろ邪魔な存在。 他者の評価に左右されない、圧倒的な自己肯定感のある人じゃないと携われないこと。 2.経済と脳の深い関係 脳の神経回路には報酬系と呼ばれるものがあり、欲望が満たされたときにドーパミンという快楽物質が分泌されて行動の動機付けがされます。 この報酬には種類があって、直接報酬がもらえたとき以外にも、報酬が期待できる状態でも満たされます。さらに、報酬を強くするものとして、リスク(変化)の高い状態で満たされた時には強い快楽を得ます。また、人との比較によっても高まります。 人が面白いのは、報酬を学習によって変化させることができることです。最近で言えば、Facebookの「いいね!」をもらうことが報酬になっていますね。 これらうまく適用したものがいわゆるゲームです。組織や仕組みにおいてゲーム仕立てにすること、これがゲーミフィケーションと呼ばれるもので、人工的に報酬を作り出し対価ではなく、ゲームをこなしていくことそのものを報酬にして、行動を促しています。 3.評価経済で回る中国 評価経済とは他者からの評価が価値を持つ経済のこと。簡単に言えば、ユーチューブのフォロワー数が多ければ世の中に対する影響力が大きく、その影響力を使って広告などでお金を得ること。 中国では既存のインフラが未整備なため、個人間でお金をやり取りする仕組みが急速に広まっています。 世界的に時代の流れは、国家が管理する金融から、個人間でのお金のやり取りが中心になります。そうすると国家単位で管理していた経済が、個人が作るネットワークが中心になってきます。 4.Facebookの最大の価値はユーザーのデータ。 この価値の評価が既存の金融の枠組みでは正しく認識できないところまで時代は来ている。既存の枠組みが現実世界を正しく評価できないのならば、既存の枠組みに頼らず、新しい枠組み、仕組みを作って正しく評価できるようにしようじゃないか。となるのは当たり前の話で、それがFinetech2.0に繋がります。 新しい枠組みを必要とするのは、既存の企業ではなく、新しい新興企業です。従来の企業が構成する既存の業界団体や、その他経済団体が理解できないのは当たり前です。そして、反発を生むことも。 これが、日本よりも中国でFinetech2.0が広まっている背景です。 5.若者よ、内面的な価値に着目せよ。 リターンを求めないお金の使い方。 衣食住、物質的なものが満たされた価値主義の時代は、お金の現実的な役割は低くなってきます。物の提供の対価としてお金は使われていたので、物が満たされれば満たされるほど、対価として使うお金はいらなくなります。 この時代を生きる若者は、お金を湯水のごとく扱います。もらったお金は使って、はいおしまい。逆に人にお金をあげる時も対価を求めません。はい、あげる。以上終了。 この時代に必要なのは、ゲームとなってしまったお金を生きていく為に必要な物(衣食住)を手に入れることと切り離すことです。 一方ではお金はゲーム上のポイントであり、一方では生きていく糧になっている。この両者の混在が経済の混乱、人生の混乱をもたらしています。 ここでは、生きていくために必要な活動(衣食住を手に入れる)を経済活動(ゲーム的なお金)と区別して、生活活動と呼びましょうか。 今の若者が求めているのは生きる実感です。何もしなくても生きていける。じゃあ、私は何のために生きているの? そのヒントが生活活動だと私は思います。お金を得るための仕事として、作物を育てるんじゃない。家を建てるんじゃない、服を作るんじゃない、物を運ぶんじゃない。 自分達、家族や町会、市町村。そんな単位で自分達が必要なものを自給するために体を動かす。そういった自給的活動、自給的な仕組み作りが、新しい経済と共に必要な取り組みじゃないかと思います。