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外国人(技能実習、特定技能)と介護に関わる人々が集う「コミュニティ」を創りたい

外国人(技能実習、特定技能)の方々が安心して、学び、働き、生活できる環境を創るために。地域の人々や介護関係者が集うコミュニティを創ります! クラウドファンディングで、このコミュニティに参加したい人、運営側として共に盛り上げる人を募集します。

現在の支援総額

900,500

180%

目標金額は500,000円

支援者数

78

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/03/31に募集を開始し、 78人の支援により 900,500円の資金を集め、 2022/05/16に募集を終了しました

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現在の支援総額

900,500

180%達成

終了

目標金額500,000

支援者数78

このプロジェクトは、2022/03/31に募集を開始し、 78人の支援により 900,500円の資金を集め、 2022/05/16に募集を終了しました

外国人(技能実習、特定技能)の方々が安心して、学び、働き、生活できる環境を創るために。地域の人々や介護関係者が集うコミュニティを創ります! クラウドファンディングで、このコミュニティに参加したい人、運営側として共に盛り上げる人を募集します。

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【目標達成のお礼とネクストゴールご協力のお願い】 

クラウドファンディングに挑戦する時は、皆さまにどれくらい応援していただけるか不安でした。しかし、予想をはるかに超えるスピードでご支援をいただき、心から嬉しく思っています。

目標金額の50万円を開始後数日で達成したこともあり、ネクストゴールの挑戦をいたします! 目標金額は「90万円」です。追加でご支援いただいた資金で、Webサイトを開設。コミュニティで得られた知見や、技能実習生の受け入れに関するノウハウをまとめ、コミュニティに参加していない方にも、長い時間をかけて情報を届ける取り組みをしていきます。

具体的な資金活用の内訳については、

Webサイト制作:20万円
Webサイトのコンテンツ制作:15万円
(コミュニティの参加者に業務委託で執筆のご依頼ができればと思っています)
Webサイトのマーケティング費:5万円

を想定しております。このクラウドファンディングは私たちにとってゴールではなく、これからの地域、介護業界、外国人財の方々に貢献するためのスタートです。ネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金で実行いたします。皆さまからの多くのご支援、ご声援をいただけますと幸いです。引き続きのご協力のほどよろしくお願いいたします。

★・・・・★・・・・★・・・・★・・・・★・・・・★ 
ポイント

・あきた創生マネジメント株式会社は、日本一高齢化が進む秋田県において、5つの介護事業所を経営している企業です。働く人々がチームとして互いを支えあい、「心」の視点を学ぶことで、地域社会の未来をつくることを目指しています。

・これまでに関係人口の増加やICT導入による業務効率化、働き方改革などに取り組んできました。さまざまな取り組みの中の一つに、外国人 技能実習生の受け入れがあります。現在、インドネシアからの技能実習生が3名いるほか、5月には新たに5名が来る予定です。

・少子高齢化が深刻化する地方では今後、技能実習生の受け入れが加速することが予測されます。しかし、必ずしも彼ら・彼女らが幸せに働ける環境が用意されていないのが現状だと思います。今回、私たちはオンラインコミュニティの開設を通して、技能実習生が安心して学び、働き、生活できる環境づくりを少しでも進めたいと思っています。

プロジェクトの概要について

初めまして。あきた創生グループ 総括責任者の伊藤要平(いとうようへい)です!

弊社は、日本一高齢化が進む秋田県(内閣府「令和元年版高齢社会白書」を参照 ) において、5つの介護事業所を経営しています(短期入所施設の「ショートステイ輪」「ショートステイ縁」、認知症対応型通所デイサービス「ゆいまーるの家」、住宅型有料老人ホーム「ごしょの」、訪問介護「ろいやる秋田」)。

それぞれの施設で働く人々がチームとして互いを支えあい、「心」の視点を学ぶことで、地域社会の未来をつくることを目指しています。これまでには、関係人口の増加によるファンづくりやICT導入による業務効率化、働き方改革などに取り組んできました。

その中の一つに、外国人技能実習生の受け入れがあります。当社では、インドネシアの技能実習生3名を2020年から受け入れています。その後、毎年受け入れる予定でしたがコロナ禍で中断。ようやく状況が変わり、5月にば新たに5名が日本に来る予定です。それぞれが夢を抱き、はるばる日本にまで来て働く彼女たち。利用者様や働くスタッフに対する思いやりの心、他者の良いところを吸収する姿勢から、私たちも学ばせてもらうことが多いです。

ただ、一部の技能実習生が劣悪な労働環境下で働かせられていたり、最低賃金を下回る給与で働かせられていたり、といったニュースをよく見かけます。技能実習生を対象とした派遣ビジネスも出てくるなど、一人ひとりを「人(個)」ではなく、「労働力(数)」としてだけで見る事業者がいることを私たちは危惧しています。秋田県のような地方では、少子高齢化で働き手が不足し、技能実習生や特定技能を受け入れる事業者は増えていきます。

このままの状態が続くと、資本力を持つ都市部の企業に人材が多く入る流れが生まれてしまうでしょう。技能実習生にとって働く環境が整っておらず、彼ら・彼女らにとって幸せな未来が訪れない可能性が高くなってしまいます。そこで今回、同じような想いを持つ人々とオンラインコミュニティをつくり、業界にナレッジを蓄積させることで、技能実習生が安心して学び、働き、生活できる環境づくりを少しでも進めていきたいと思っています。

オンラインコミュニティで実現したいこと

オンラインコミュニティでは、これから秋田に来る技能実習生と、弊社の想いに共感してくれた全国の介護スタッフが交流できる場にしていけたらと思っています。オンライン上で気軽にコミュニケーションできるようにする他、2か月に一度、交流会を開催する予定です。

交流会では「日本の文化(マナー)」や「先輩実習生から生活と仕事のアドバイス」など毎回テーマを決め、技能実習生から発表してもらいます。その内容を聞いた参加者の方からは質問をしてもらったり、アドバイスをもらったりしながら、技能実習生には日本語の勉強と仕事の不安解消につなげてほしいと考えています。

交流会では、弊社がこれまで技能実習生を受け入れる中で工夫してきたこと、得られた学びのシェアなども、日本人スタッフから共有していきます。例えば、技能実習生と日本人スタッフのコミュニケーションには、ビジネスチャットツールの「LINE WORKS」を活用。LINE WORKSの翻訳機能を使いながら細かいニュアンスを伝えられるようにしたり、何か困りごとがあったらすぐに相談したりできるような体制を整えています。

また、3月からは「実務者研修」修了をサポートする外国人職員向け学校「ケアカレッジあきた」を秋田で開設しました。介護福祉士試験を受けるためには、3年以上の実務経験に加え、実務者研修の修了が必須です。しかし、外国人介護職員にとっては日本語で研修を受けること自体が難しく、資格取得の大きなハードルとなっていました。

そこで、株式会社ガネット、一般社団法人国際介護人財組合と共同で、実務者研修の修了をサポートする外国人向け地域応援スクールを作ることにしたのです。技能実習生は3年間の実習期間を終えると、一度母国に帰らなければいけません。その後は本人の意向によりますが、2年延長することも可能です。その間に介護福祉士を取得できれば、さらに5年先まで日本に滞在できる仕組みとなっています。資格取得は本人にとって自信になりますし、中には日本への移住・定住にもつながる可能性があると考え、始めることを決めました。

ケアカレッジ運営を通して得られた学びなどもシェアすることで、技能実習生を受け入れる施設経営者や介護スタッフの方が、自社の環境を考えるうえで参考になったら嬉しいです。

一緒にコミュニティを創っていく人を募集!

今回のクラウドファンディングにおけるリターンは、

・お気持ち支援(5000円)
・コミュニティに参加する権利(5000円※初回限定30人)
・コミュニティ運営に関わる権利(3万円※限定5人)
・あきた創生グループ代表の阿波野による講演・セミナーの実施(4万円※限定5人)
・コミュニティの命名権(5万円※限定1人)

を設定しました。 いただいた支援はコミュニティ運営にかかわる諸経費、人件費、マーケティング費、クラウドファンディングの手数料に使わせていただく予定です。技能実習生はコロナ禍の影響でなかなか来日が叶わず、本来その間得られていた収入が、途絶えてしまっていました。そうした文脈から、技能実習生にはコミュニティに参加するうえでの準備や当日の稼働について、時給ベースでの給与をお支払いできればと思っています。

弊社のキャパシティ上、運営に関わる方は限定5人としていますが、応援してくれた方、参加してくれた方と共に、コミュニティの在り方を考えていきたいと思っています。当初は弊社の技能実習生との交流を考えていますが、いずれは他施設の経験をシェアしてもらったり、コロナが落ち着いたらリアルでイベントを開催したりするのも良いかもしれません。

第1回の交流会は、6月の開催を予定しています。外国人(技能実習、特定技能)が安心して学び、働け、生活できる環境を一緒に創りましょう!

意気込み・応援コメント

・あきた創生グループ代表 阿波野聖一

外国人技能実習制度や特定技能制度を単なる介護現場の人手不足の代替としてみていていると、本質を見失い、結果的に業界の明るい未来はなくなってしまうと思っています。人口減少社会において、外国人の力は必要不可欠で単なる労働者だけとして見るのではなく、共に学び、働き、生きる仲間として、受け入れ前、受け入れ後の環境づくりは必要不可欠です。

そのためには、今いる日本人スタッフや地域の皆さんのご理解、ご協力が必要です。外国から夢をもって来てくれる外国人の方々と、介護に関わる方々、地域の方々が集い、話ができるコミュニティをつくりたいと思っています。地域は高齢化し時代や社会は変わってもなくしちゃいけないモノがある。地域の未来へ繋ぐために、この仕事の本質を見失わないために、みんながこれからの地域社会、介護業界、外国から来てくれる方々が共につくるコミュニティづくりにお力をお貸しください。何卒宜しくお願い致します。

・弁護士法人かなめ 代表弁護士 畑山浩俊さん

「外国人(技能実習、特定技能)の方々と地域、介護に関わる方々が繋がる『オンラインコミュニティ』を創りたい」このメッセージに触れた時、「来日する外国人にとって必要不可欠な取組だ!」と直感しました。日本に来られる外国人には、必ず①ハネムーン期、②カルチャーショック期、③回復期の3つの時期が訪れます。期待を胸に来日し、しばらくは見るもの触れるもの全てが新しく、楽しい時期ですが、文化・働き方の違いにショックを受け落ち込み、そこから回復していくという流れを辿ります。如何に相互に支え合うことができるかが「定着」の鍵です。このコミュニティはその「鍵」として機能するでしょう。「人を大切に」という温かさを伴った活動が全国に広がることを願います。

・東日本税理士法人 代表社員 長英一郎さん

人口減少で介護施設はどこも人手不足。これは秋田だけではなく全国共通。貴重な人材として外国人技能実習生が遠く日本にきます。しかし、技能実習生の多くは、日本に友人がいるわけでもなく、職場と自宅を往復するぐらい。悩みを打ち明けられずに一人で悩むことも。日本との文化の違い、宗教の違い、そして給料のこと。本当は日本にもっといたいのにちょっとしたすれ違いで帰国となっているかもしれない。そんな技能実習生のために、今こそクローズドなコミュニティが求められています。全国にいる技能実習生が集まれる場。それが「オンラインコミュニティ」です!

・一般社団法人全国介護事業者連盟 理事長 斉藤正行さん

新型コロナへの対応に日々ご尽力頂いている介護関係者の皆さんには改めて感謝申し上げます。コロナ禍の一定の収束の後には、介護人材不足の問題が再度クローズアップされ、外国人材の活用の必要性が改めて議論されることとなります。そのような状況の中、技能実習生の適切な労働環境の整備は何よりも重要な取組みの1つであり、コミュニティの形成は大変意義深いことと思います。

日本で働く実習生がやりがいを持って日本の介護の技術を学び、日本と各国の連携強化と高齢化問題への解決の一助となることを期待して、本プロジェクトを全面的に応援致します。

・社会保険労務士法人SUCCESSION 代表社員CEO 高橋一貴さん

秋田県は全国で最も少子高齢化が進み、人手不足は深刻です。外国人労働者も全国最下位、働きやすい環境が整っていません。その中で、多様な個を大切に、一人ひとりの強みを活かす職場づくり・人づくりに取り組むあきた創生グループは、まさに介護業界の未来の課題に、今真っ向から挑戦しています。

技能実習生の受け入れは職場づくりにおいて多くのハードルがあり、単なる労働力の確保として取り組むと、かえって多くの弊害を生みかねません。しかし、しっかり環境を整えることで、日本人雇用では得られない貴重な価値をもたらしてくれます。オンラインコミュ二ティをとおして、たくさんの方にこの価値を知ってほしいと思います。応援しています!

・国際教養大学 日本語プログラム非常勤講師 平田友香さん

近年、地方都市では介護人材の人手不足が慢性的な問題となっており、技能実習生に労働の担い手として期待しなければならない状況が広がってきています。秋田県でも技能実習生は急増していますが異文化での生活、周りに他の外国人もあまりいない地域での生活、日本語学習など彼ら彼女らの抱える問題は少なくありません。

あきた創生グループさんは、技能実習生も日本人職員も労働の担い手としてだけではなく、介護の仕事を通して一人ひとりの将来を考えた先駆的な取り組みをされています。本当の意味での多文化共生を目指しているあきた創生グループさんを応援しています!オンラインコミュニティで多くの方の学びと成長が生まれますよう!

・「未来をつくるkaigoカフェ」代表 高瀬 比左子さん

阿波野さんは、現場に活力を取り戻す様々な取り組みを実践されていて、素晴らしいと思っています。現場に変革を起こすには、外部からの視点や新しい発想が欠かせません。ご自身の経験を現場職員へ還元し、それを社会へも発信していくこと。リーダーとして大切な姿勢ですし、後ろ姿を見て、きっと多くの職員さんも刺激を受けているのではと思います。

今回は外国人技能実習生が安心して学び、働き、生活できる環境づくりに挑戦されるとのこと。母国を離れ、日本語も十分ではない中、孤独を抱えている技能実習生にとって、必要なコミュニティだと感じます。日本が第二の母国と心から思えるような、つながりづくりにも貢献できる取り組みになってもらえたらと思います。微力ながら、応援しています!

参考記事

全国の仲間と共に前進した1年。日本一高齢化が進む県の介護施設が、2020年に取り組んだ3つのこと
スタッフに応じた使い分けでスムーズに情報を共有。ICTの活用でよりよい支え合い・助け合いが充実した職場環境が醸成され、介護職の本来の魅力を再確認
外国人介護職員のキャリアアップを支援する学校を秋田県に設立

最新の活動報告

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  • こんにちは! あきた創生マネジメント総括責任者の伊藤要平です。 3月末に始めたクラウドファンディングも、残りあと1日となりました。プロジェクト実施中、最後の「活動報告」では、引き続き弊社における実習生の歩みを紹介していきます。前回の記事はこちら→https://camp-fire.jp/projects/573498/activities/37912010.実習生の存在技能実習制度は「技能」「技術」「知識」の移転を図り、経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的としておりますが、良くも悪くも実習生がもたらす影響はたくさんあります。弊社では実習生を迎えて1年が過ぎたころ、ある“変化”が見受けられました。それは『慣れ』です。技術取得の目的で実習生には積極的にケアに関わるよう指導してきましたが、いつのまにか実習生の存在が“当たり前”になり『入浴ケアは実習生が担当』『食事介助は実習生が担当』など、偏った業務分担が目立つようになりました。また、以前は相談や報告できていたことができなくなり、実習生が一人仕事をするようになりました。そうした課題が見つかるたび、ミーティングや研修を行い修正してきましたが、こういった経験があったからこそ、日々若手スタッフが成長できていると感じます。秋田県は全国で最も少子高齢化が深刻な状況にあり、弊社の新卒採用もここ数年ありませんでした。そのため若手スタッフは常に指導される立場にあり、次の担い手を見据えた教育どころか、業務をこなすことで精一杯だったと思います。そんな状況下においても実習生が居ることにより、若手スタッフが“教える側”に立てる環境をつくることができます。実習生の存在が、若手スタッフの意識改革に欠かせない存在です。11.コミュティにかける想いコロナ禍の影響で入国が遅れていた弊社の2期生、3期生も4月に無事入国できました。これから日本全国、沢山の外国人技能実習、特定技能の方々が来日することになるでしょう。その反面、外国人技能実習生に対しての“人権侵害”や、任期半ばでの“失踪”など、悲しいニュースも多く聞こえてきます。1人ひとりを“人(個)”ではなく、“労働力(数)”としてだけ見る事業者がいることを私たちは危惧しています。未来に希望を抱き来日する外国人の方々が、安心して学び、働き、生活できる環境を創りたくコミュニティを立ち上げることを決意しました。同じような課題や悩みを抱える介護関係者が情報を共有し、発信していければと思います!外国人(技能実習生、特定技能)の方々は、それぞれの“覚悟”をもって日本に来ています。どんなに辛くとも、家族のため、そして自らの幸せを信じ頑張っています。そんな彼ら、彼女達のことを、コミュニティに参加される皆さんで支えていければと思います。最後になりますが、ネクストゴールの達成に向けて、残りあと約5万円という状況となりました。あと1日、皆さまのご支援と拡散のご協力、どうぞよろしくお願いいたします! もっと見る

  • こんにちは! あきた創生マネジメント総括責任者の伊藤要平です。 早いもので、クラウドファンディングの日数も残り数日となりました。あらためて今回ご支援いただいた皆さま、ありがとうございます。ネクストゴールの達成に向けて、ぜひ拡散などのご支援を引き続きお願いできますと幸いです。 活動報告では、前回に続いて弊社における実習生の歩みを紹介しています。 前回の記事はこちらです→https://camp-fire.jp/projects/573498/activities/3753678.感謝の思い日ごろから感謝の想いを大切にする実習生より、サプライズがありました。弊社の全体会議は夕方に行われますが、お腹が空いた我々を気遣い、バクソーという料理を(肉団子と春雨のスープ)作ってくれました。『バクソーを食べながら会議を行う』普通であれば考えられない、いかにも弊社らしいスタイルで会議を行ないました。また、利用者さんとレクリエーションの一環で植えた野菜を収穫し、本場インドネシアから調味料を取り寄せ、空心菜の青菜炒めなどもご馳走してくれました。これには利用者さんも初めての味に付けに舌鼓をうち、大喜びされていました。そんな彼女たちの心遣いは、我々スタッフのみならず利用者さんにも変わりません。ありのままのかたちで、今できる精一杯の“恩返し”をしてくれます。9.ケアに大切な“心”弊社では入所中の利用者さんに限り看取りを行う場合もあります。彼女達も実習に訪れて間もなく、利用者さんの最期に携わる機会を頂きました。はじめのうちは、幾ら日本語の勉強をしてきたとはいえ“方言”や“訛り”の影響もあり、コミュニケーションに苦戦する様子が伺えました。ただ、そんな状況でも彼女達は眼をあわせ、そして“心”で繋がっていたと思います。看取りケアの経験を重ねるなかで、ひとりの実習生から“ここで亡くなられた方のお別れ会を開きたい”と言われた時は正直驚きました。介護施設では、他の利用者さんへ配慮するあまり、お亡くなりになられたことを知らせない場合が多いですが、インドネシアでは亡くなられた方に対し、大勢でカラオケなど開き明るく見送る風習があるそうです。そんな実習生の想いに感化され、企画から進行までを実習生が行い、弊社では初めてとなる“お別れ会”を開催することができました。日本の慣わしにそって、利用者さん・スタッフを巻き込み、こじんまりしたお別れ会でしたが、改めて実習生のケアに対する向き合い方が伝わる催しになりました。他にも実習生がきっかけで取り入れた活動など多々ありますが、次回は実習生の付加価値について書かせていただきます。 もっと見る

  • こんにちは! あきた創生マネジメント総括責任者の伊藤要平です。 あらためて今回のクラウドファンディングにご支援いただいた皆さま、ありがとうございます。プロジェクトページにも記載していますが、現在ネクストゴールの達成に向けて、頑張っております。コミュニティで得られたノウハウや知見をまとめていくWebサイトも開設できたらと思っております。ぜひ拡散などのご支援を引き続きお願いできますと幸いです。活動報告では、前回に続いて弊社における実習生の歩みを紹介します。 前回の記事はこちらです→https://camp-fire.jp/projects/573498/activities/371290#main 6.生活面のサポート組合さんの定期的な訪問の様子実習生が日本で生活するうえで、最初は同居する管理人が対応することが多くありました。例えば、弊社では下記のような事例があります。・トイレットペーパー以外のものを流してトイレをつまらせてしまった・ゴミを出す時間帯・曜日・ルール(ゴミ袋に名前を書く)など理解するまでに時間がかかった・インドネシアでは需要がない暖房器具の説明、冬季間の灯油管理・町内会に積極的に参加し地域住民の関係構築(町内会や催し物へ参加、地域行事に参加)ゴミ出しに関しては、インドネシアとは全く違うルール(ゴミを分別する習慣がない)のため、細かい分別の仕方など、初めのうちはスタッフが実際にお手本を見せながら説明を行いました。公共料金や各種税金など、給料からどのくらい税金に支払われるか、内訳を明確に説明することも重要です。また、公共の場のマナーについては、インドネシアには馴染みの薄い日本独自の作法や風習など、社内研修を通じて指導を行いました。今では買い物や体調を崩した際の通院、公共交通機関を使った移動まで自ら行っています。7.プライベート徐々に日本での生活にも慣れてきましたら、プライベート面での配慮も必要となります。毎日が職場とシェアハウスのみの生活では、実習生もフラストレーションが溜まります。彼女達は、移動手段やコロナ禍による外出自粛ムードの影響もあり、シェアハウスで過ごす時間が多く見受けられました。そこで、日本人スタッフ宅にてBBQやインドネシア料理の食事会を開き、少しでもストレス発散になればと配慮しました。日本人スタッフ宅にてインドネシア料理と日本料理の食べ比べまた、インドネシアでは体験したことのないスポーツや、梨狩り、人混みを避けた秋田の観光地巡りなども行い、少しでも“秋田”を楽しんでもらえるようサポートしました。各スタッフがプライベートの時間を用いて、ドライブや買い物などサポートしてくれていることには、本当に感謝しています。ただ、こんなサポートを日本人スタッフが進んで行いたくなる理由も、実習生の魅力の1つだと思います。サポートしてくれる先輩スタッフに対しては常に“感謝の意をもち、”教えに対しては“素直な心持ち”で聞き入れ、彼女達は出来る限りの恩返しを、私たちにしてくれます。会社から支えられることが“あたりまえ”となっていた私たちも、実習生が見せる“感謝の姿勢”から、多くのことを教わることが出来ました。次回は、そんな実習生の想いを書いていきたいと思います。 もっと見る

コメント

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  1. 2022/04/28 20:24

    こんなに丁寧に親身になっていただいて、感激です。写真一枚一枚に暖かみや人間愛が感じられ、目頭が熱くなってくるようです。一人一人の人生がそれぞれに織り成され、それが国境も民族も宗教を超えてる事が嬉しいです。思い描いていたもの以上に輝きを増している事に驚いています。心より感謝申し上げます。


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