こんにちは! あきた創生マネジメント総括責任者の伊藤要平です。
早いもので、クラウドファンディングの日数も残り数日となりました。あらためて今回ご支援いただいた皆さま、ありがとうございます。ネクストゴールの達成に向けて、ぜひ拡散などのご支援を引き続きお願いできますと幸いです。
活動報告では、前回に続いて弊社における実習生の歩みを紹介しています。 前回の記事はこちらです→https://camp-fire.jp/projects/573498/activities/375367
8.感謝の思い
日ごろから感謝の想いを大切にする実習生より、サプライズがありました。弊社の全体会議は夕方に行われますが、お腹が空いた我々を気遣い、バクソーという料理を(肉団子と春雨のスープ)作ってくれました。『バクソーを食べながら会議を行う』普通であれば考えられない、いかにも弊社らしいスタイルで会議を行ないました。
また、利用者さんとレクリエーションの一環で植えた野菜を収穫し、本場インドネシアから調味料を取り寄せ、空心菜の青菜炒めなどもご馳走してくれました。
これには利用者さんも初めての味に付けに舌鼓をうち、大喜びされていました。そんな彼女たちの心遣いは、我々スタッフのみならず利用者さんにも変わりません。
ありのままのかたちで、今できる精一杯の“恩返し”をしてくれます。
9.ケアに大切な“心”
弊社では入所中の利用者さんに限り看取りを行う場合もあります。彼女達も実習に訪れて間もなく、利用者さんの最期に携わる機会を頂きました。
はじめのうちは、幾ら日本語の勉強をしてきたとはいえ“方言”や“訛り”の影響もあり、コミュニケーションに苦戦する様子が伺えました。ただ、そんな状況でも彼女達は眼をあわせ、そして“心”で繋がっていたと思います。
看取りケアの経験を重ねるなかで、ひとりの実習生から“ここで亡くなられた方のお別れ会を開きたい”と言われた時は正直驚きました。介護施設では、他の利用者さんへ配慮するあまり、お亡くなりになられたことを知らせない場合が多いですが、インドネシアでは亡くなられた方に対し、大勢でカラオケなど開き明るく見送る風習があるそうです。
そんな実習生の想いに感化され、企画から進行までを実習生が行い、弊社では初めてとなる“お別れ会”を開催することができました。
日本の慣わしにそって、利用者さん・スタッフを巻き込み、こじんまりしたお別れ会でしたが、改めて実習生のケアに対する向き合い方が伝わる催しになりました。他にも実習生がきっかけで取り入れた活動など多々ありますが、次回は実習生の付加価値について書かせていただきます。