こんにちは! あきた創生マネジメント総括責任者の伊藤要平です。
あらためて今回のクラウドファンディングにご支援いただいた皆さま、ありがとうございます。プロジェクトページにも記載していますが、現在ネクストゴールの達成に向けて、頑張っております。コミュニティで得られたノウハウや知見をまとめていくWebサイトも開設できたらと思っております。ぜひ拡散などのご支援を引き続きお願いできますと幸いです。
活動報告では、前回に続いて弊社における実習生の歩みを紹介します。 前回の記事はこちらです→https://camp-fire.jp/projects/573498/activities/371290#main
6.生活面のサポート
実習生が日本で生活するうえで、最初は同居する管理人が対応することが多くありました。例えば、弊社では下記のような事例があります。
・トイレットペーパー以外のものを流してトイレをつまらせてしまった
・ゴミを出す時間帯・曜日・ルール(ゴミ袋に名前を書く)など理解するまでに時間がかかった
・インドネシアでは需要がない暖房器具の説明、冬季間の灯油管理
・町内会に積極的に参加し地域住民の関係構築(町内会や催し物へ参加、地域行事に参加)
ゴミ出しに関しては、インドネシアとは全く違うルール(ゴミを分別する習慣がない)のため、細かい分別の仕方など、初めのうちはスタッフが実際にお手本を見せながら説明を行いました。
公共料金や各種税金など、給料からどのくらい税金に支払われるか、内訳を明確に説明することも重要です。また、公共の場のマナーについては、インドネシアには馴染みの薄い日本独自の作法や風習など、社内研修を通じて指導を行いました。
今では買い物や体調を崩した際の通院、公共交通機関を使った移動まで自ら行っています。
7.プライベート
徐々に日本での生活にも慣れてきましたら、プライベート面での配慮も必要となります。毎日が職場とシェアハウスのみの生活では、実習生もフラストレーションが溜まります。
彼女達は、移動手段やコロナ禍による外出自粛ムードの影響もあり、シェアハウスで過ごす時間が多く見受けられました。そこで、日本人スタッフ宅にてBBQやインドネシア料理の食事会を開き、少しでもストレス発散になればと配慮しました。
また、インドネシアでは体験したことのないスポーツや、梨狩り、人混みを避けた秋田の観光地巡りなども行い、少しでも“秋田”を楽しんでもらえるようサポートしました。
各スタッフがプライベートの時間を用いて、ドライブや買い物などサポートしてくれていることには、本当に感謝しています。ただ、こんなサポートを日本人スタッフが進んで行いたくなる理由も、実習生の魅力の1つだと思います。サポートしてくれる先輩スタッフに対しては常に“感謝の意をもち、”教えに対しては“素直な心持ち”で聞き入れ、彼女達は出来る限りの恩返しを、私たちにしてくれます。
会社から支えられることが“あたりまえ”となっていた私たちも、実習生が見せる“感謝の姿勢”から、多くのことを教わることが出来ました。次回は、そんな実習生の想いを書いていきたいと思います。