こんにちは! あきた創生マネジメント総括責任者の伊藤要平です。
クラウドファンディング公開から早1週間。ありがたいことに開始から数日で、目標の金額を達成しました! ご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございます。
弊社が外国人技能実習生の受け入れを開始し、早いもので2年半が過ぎようとしています。ここまで実習生だけではなく、受け入れ側スタッフも苦労を重ね一緒に歩んできました。活動報告では、そんな3名の実習生の〝歩み〟を何回かに分け紹介していきたいと思います。
簡単な自己紹介
■ニルー イラワティー
宗教:ヒンドゥー教
唯一のN4(日本語能力試験)での来日
後に仕事と勉強を両立し、日本にてN3を取得する
■フィフィン アユニティンヤス
宗教:イスラム教
明るい性格からリーダー的存在
イスラム教のヒジャーブ(頭につけるスカーフ)が秋田の〝ほっかむり(農家の方が被る帽子)〟に似ていることで利用者からの親近感アップ
■フリニー ルシア ワツン
宗教:プロテスタント
将来の夢は介護福祉士を取得し、日本への永住。三名のなかで最も若い実習生。それ故、行動力(秋田散策)がすごい
1.『ようこそ日本へ』
▲群馬県高崎市にある協同組合福さんにて
弊社の外国人技能実習生は2019年10月に日本へ入国しました。
まずは群馬県高崎市にある協同組合福さんにて、1ヶ月間の研修(介護の基礎)を行います。秋田入りを前に代表とスタッフ2名で、実際に会いに行きコミュニケーションを図りました。
リモートでは顔合わせしていたものの、リアルでは初対面。どこか〝応援〟したくなるような日本語で、精一杯の自己紹介をしてくれました。
緊張した面もちの実習生へ、私のほうから『日本に対して不安はありますか?』尋ねると……
『秋田では辛い食べ物(調味料)は買えるところはありますか?』と、想定外の返答がありました(笑)正直この時は『秋田での生活は大丈夫だろうか』と不安になったことを覚えています。
2.『初出勤』
▲インドネシアの正装バティックにて初出勤
高崎での1ヶ月の研修を終え、11月に秋田入りした実習生。施設への初出勤の様子は、地元のニュースでも紹介され、人手不足が進む秋田では明るい話題となりました。
施設に来て、初めての利用者さんとコミュニケーションを取る姿にスタッフ一同驚きました。
自然と利用者さんに対し目線を合わせ、聞き取りづらい秋田弁に苦労しながらも、満面の笑顔で対応。言葉は通じなくとも心で繋がっている様子に、高崎で感じた心配はなくなりました。
弊社が大切にする〝寄り添うケア〟を、彼女達は自然と行っていたのです。
代表の想いとは裏腹に、当初は彼女達を『労働力(数)』として見るスタッフも……ただ、彼女達の〝想い〟や介護に対する〝姿勢〟から、今では一人ひとりを『人(個)』として受け入れ、逆に彼女達から学ぶ機会も多くあります。
次回はそんな彼女達に対する想いや、受け入れ後の教育などを書いていきたいと思います。