こんにちは! あきた創生マネジメント総括責任者の伊藤要平です。
クラウドファンディング開始から約2週間、継続して支援いただく方の数が増えており、感謝の気持ちでいっぱいです。5月以降、順次リターンの対応を進めてまいりますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。今回は、前回の続きで弊社における実習生の歩みを紹介します。
前回の記事はこちら:https://camp-fire.jp/projects/573498/activities/369527
3.教育
入社後、はじめの3ヶ月間は日本人スタッフがマンツーマンでサポートにあたりました。これは実習生に限らず、弊社では新人教育の際に〝独りにさせない〟をルールとし指導にあたります。
介護施設にありがちな『とりあえず利用者さんとお話ししてて』というようなことはせず、先輩スタッフ自ら、その姿勢を見せることを意識しました。その後、変動勤務(早番・遅番)の経験を重ね、1年立ったころから夜勤業務へとステップアップを行います。
実習生の〝学び〟に対する姿勢に日本人スタッフも感化され、教える側から教わる側へ変わることもしばしば。3名のうち、日本語能力試験の「N3」を取得しないまま来日した実習生に対しては、個別に日本人スタッフが座学の指導に入り、無事にN3を取得することができました。
4.『1日の振り返り』
入社当初、実習生にはその日行った業務の振り返りをノートへ書いてもらっていましたが、先輩スタッフが確認・アドバイスをするうえで、いまいち効率も悪くスムーズにいきませんでした。
そこで、弊社の情報共有ツール「LINE WORKS」にサポートグループを作り、そのなかでサポートや文章の校正を行ったところ、スムーズに振り返りを行うことができるようになりました。
特に大変だったのは、1つの単語で複数の意味を持つ言葉の説明です。【あつい】だけでも【熱い】【厚い】【暑い】などの意味があり、イラストを用いるなどの工夫をして指導しました。
サポートグループでは、業務の振り返りのみならず、実習生が悩みを相談する場としても活用。今もLINE WORKSには複数のサポートグループがあり、さまざまな用途で活躍しています。
5.『体調管理』
インドネシアには日本のような四季はなく、日本の環境(気温)に慣れていない実習生に対し、健康管理の配慮も必要になります。インドネシアでは『手洗い・うがい』の習慣もあまりないため、まずは生活習慣の指導をしっかり行いました。
また、実習生は少しくらいの体調不良では我慢することが多いです。『先輩スタッフに迷惑をかけたくない』といった想いから仕事を休もうとしません。そのため、日本人スタッフから声をかけてあげる必要があります。病院へ通院する際、はじめは日本人スタッフが付き添うなどの対応も行いましたが、今ではひとりでも通院できるまでに成長しています。
サポートしてくれる先輩スタッフに対し、実習生は感謝の気持ちを忘れません。スタッフの誕生日には、必ず温かいメッセージをくれたりと、人情味に溢れています。
次回の活動報告では、仕事以外の『プライベート』や『日常生活』について触れていきます。