クラウドファンディングも残すところ15日となりましたが、100%達成後から支援が止まってしまっております・・・。正直、何とも言えぬ不安に襲われています。。。クラウドファンディング経験者の人にこの気持ちを相談したら「経験した人にしか分からない不安な気持ちだよね、分かるよ」と言っていただき、少し落ち着きました。(←単純)とは言え、出来る限り集めて、より蔵の修繕を進めていけたら良いと思うので、まだまだ募集を続けております!さてさて、今日の雑談は、写真からの話題であまり参考にならない話ですが、愛媛と言えばみかんですよね!愛媛県は、温州みかんの生産量こそ和歌山県に次ぐ第2位なのですが、生産している柑橘類の種類がとにかく多く、その種類が40種類以上と日本一なのです!私も大人になってからはみかんをあまり食べなくなっていたのですが、八幡浜産の南柑20号を食べた時に、そのジューシーさ、甘さと酸味の絶妙なバランスが最高にうまくて感動した程です!12月頃から採りたての新鮮なみかんが販売されるので皆さんも食べてみて下さいね♪
皆様のおかげで目標金額に達する事ができましたが、クラウドファンディング終了までは時間がございますので、さらなるチャレンジをしたいと思いご報告いたします。まだまだ頑張りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。さて、宇都宮酒造の酒母仕込み水に使用している「観音水」ですが、1985年に日本銘水百選に選ばれた西予市の湧水です。観音水は、山の中腹に位置しているのですが、湧き出る水量が1日8,000トンともいわれる豊富な水源を有しており、カルシウム分が69mg/ℓと銘水百選の中では若干硬度は高めで飲みごたえがあり、PH値は7.8と弱アルカリ性、年間を通して水温14℃と飲用としては適温です。観音水は前述の通り、少し硬度があるのでもろみ本体の仕込み水としては当蔵のお酒の質から外れてしまうのですが、銘水の由来でもある、観世音に「御利生に水を…」と念じて水が湧き出たという言い伝えから、ご利益をいただきたいと言う願いを込めて酒母に使用しております。
ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます!クラウドファンディング開始してから二週間、ついに目標達成致しました♪ここ数日間、あまり進捗が良くなくて胃に穴が開きそうな思いをしておりましたが、心ある方の善意で何とか立ち直る事が出来ました!まさに写真のように雲間から光が差し込んだ気持ちでした(笑)次のネクストゴールに向けてまた今から再スタートで頑張ります!!!!
愛媛は晴れたり曇ったり、雨の予報だけど降ったり晴れたりと読みにくい天候ですが、どんな天気でも暑さだけは裏切りませんね・・・!皆様も水分とミネラルの補給を忘れずに熱中症にはお気をつけ下さい!酒蔵も夏仕様にしておりまして、風鈴・すだれを付けて涼しさを演出しております。また店舗部分の内装をリニューアルした事もあり、多くの方に来店して欲しいので、出来るだけ入りやすくなるかなと思って暖簾は上げて、表に長椅子を置いてます♪店舗内もなるべく明るくして、座って休んでいけるように畳の間もご用意しているので、西予市に来られた時は是非立ち寄って休憩して行ってくださいね(^酒^♪お酒を飲まなくても、冷たいお飲み物でもお出し致しますよ!さて、進捗は目標に対して96%まで来ましたが、少しトーンダウンしている様子・・・もっと頑張らねば!!
今回の大和楽の造りに関しては以前の活動報告でも少し触れましたが、今日は特に大事な原料の酒米についてお話しようと思います。昔の大和楽は兵庫県産の山田錦を使用して造っておりましたが、今回は愛媛県産のしずく媛を精米歩合60%にして使います。日本酒好きの人には分かると思いますが、一般的に酒造好適米というとまず思い浮かぶのが山田錦・雄町・五百万石・美山錦あたりだと思います。愛媛県では以前から松山三井(まつやまみい)という準酒造好適米(食用・酒造どちらにも使えるお米)が主流でしたが、その松山三井からカルス培養というバイオテクノロジーの技術を用いて開発したのがしずく媛です。ちなみに「しずく媛」の品種名には愛媛のお米から美味しい愛媛の酒のしずくが生まれるように、という願いが込められて付けられたそうです。 しずく媛は2007年から栽培が始まった比較的新しい酒米なのであまり有名ではないかもしれませんが、米の心白発現率が高い=でんぷん質が多く糖化しやすい、タンパク質含有量が少ない=雑味となる成分が少ない、という性質を持っているので酒造りにはとても適しているのです。しずく媛を使ったお酒の特徴は旨味があり、やわらかい酒質になるという事から宇和の優しくて美味しい軟水と相性が良く、さらに米どころである蔵のある西予市で多く栽培されているので、まさに宇都宮酒造の基本理念でもある「宇和の水、伊予の米と技とで楽しめる地酒を造る」 を体現できると思い、原料として使用する事を決めました。新生「大和楽」はただ単に麴室の改修だけでなく、原材料から造りの細部に至るまで、どうしたら皆さんに「美味しい!!」と言っていただける酒造りができるかという事を綿密に話し合って計画している一大事業なので、是非ご期待いただければと存じます。