こんにちは、KUDENデザイナーの佐藤貴浩です。
KUDENには大切にしているブランドプロモーションビデオがあります。
それは、今年の東京パラリンピック開会式でも車椅子ダンスの圧巻のパフォーマンスを披露した、かんばらけんたさんに出演いただいた「ReAct」というPVです。
僕がKUDENを始めた理由は、障害を持つ息子のように、個性を持った子供たちが笑顔で働き、勤労の喜びを知る場所を作る為です。
僕には以前、会社を畳んだ経験があります。両親が同時に癌になりその介護をする為に会社を立ち上げたのですが、働きすぎにより倒れ、最終的に愛する家族とも離れ、従業員を解雇せざるを得なくなり、その会社を畳むことになりました。
辛い経験を経てもなお再び息子の為に立ち上がろうと決意し、今のKUDENがあります。
かんばら氏のダンスはとてもパワフルかつしなやかで、一つ一つの動きが感情の機微や葛藤を表現してくれています。 特に水をバッと叩くシーンは、過去の苦境から勇気を持って立ち上がり挑戦しているという今までの僕の軌跡を、言葉ではない力強いメッセージとして表現しています。
実はこの撮影の直前の時期に、縫製パートナー株式会社マロンがファッション業界全体の問題である下請け企業へのコスト圧縮などの影響により倒産する出来事があり、この事をダンサーのかんばらさん、監督の新井さんにもお伝えした上で皆それぞれ特別な思いを持って撮影に臨んだという経緯があります。
葛藤の中で大切な人の為に立ち向かう姿勢が見る人の心を打つ内容に仕上がっており、2020年には国際映画祭で審査員特別賞を受賞致しました。
(詳細は下部参照)
かんばら氏にはKUDENのジャケットとシャツを着用しダンスをしてもらっています。
ジャケットは今回のプロジェクトリターンのリサイクルポリエステルとは異なる生地ですが、デザインや仕様は同じです。
美しく力強いダンスの動きにより服の魅力がお伝えできると思いますので、
ぜひブランドのメッセージと共にお楽しみください。
Dancer
Kenta Kambara
Director / Photographer / Videographer
Nobuyuki Arai
Designer
Takahiro Sato
Drone Pilot / Camera Assistant
Yasuyuki Yamada
Graphic Designer
Asami Sato
PR
Sena Yamazaki
受賞歴
・[アメリカ] PV “ReAct”がSuperfest Disability Film Festivalにて上映
・[ギリシャ] PV “ReAct”が第9回Athens International Digital Film Festivalにて審査員特別賞受賞
・[アメリカ] PV “ReAct”がアメリカ国内最大のアジア映画祭CAAMFestにて上映
撮影秘話などはこちらから
https://ku-den.jp/ja/pages/samuraimodereact