2022/12/23 15:39
皆さんは「紫根」という植物を知っていますか?
紫根は古くから染料や漢方など、高価な植物として使用されてきたものです。
その紫根で舞衣装となる肩布を染めるのですが、その貴重な紫根を掘るところから体験しました。
(以下、参加者の声)
紫根はたとえ似たような環境でも一方は育つけれど、一方では全然育たないなど自ら育つ場所を選んでいたり、陰と陽を併せ持つ中性の植物というお話を草木染めの講師から伺いました。話を聞きながらも、紫根を土から掘り出すという作業行程は延々と続き、いつの間にか紫根を目の前にしつつ、自分と対話しているかのような時間となっていました。
日を替えて染めの工程に入りましたが、染める段階でも低温でゆっくり丁寧に染めてゆきます。
高千穂の大地から頂ける染料、それを使って自ら染める舞布
紫に染まった舞布は、機織女の姿となって神庭(こうにわ)で舞い遊びます。
この紫根で染めた布をリターンの商品のひとつにさせていただいています。
ぜひご覧ください。