こんにちは!ケブラッチョのプロジェクトオーナー、五色電機 広報担当 おしんです。お気に入り登録いただき、ありがとうございます。
あと1日、というか明日木曜日の23:59までです。
今週に入ってからは、昼休みの時間帯にInstagramでインスタライブをしたり、残りの期間でできる活動を精一杯やっていきたいと思います。
昨日一日で、なんと一気に10%も目標金額へ進みました!!本当にありがとうございますTT
【端子のお話 】
今日は、ケブラッチョのニコリパーツ(電線)についている、端子の紹介をしたいと思います!
写真以外にもたくさんありますが、今日はその中でも一部だけ。
◆裸圧着端子
写真のうち、左4つはまとめて「裸圧着端子(はだか あっちゃくたんし)」とよびます。端子全体で通電する金属が露出していることを意味して"裸"と言っています。
その中でも、ケブラッチョでは、丸い輪っかの端子、通称「丸端子(まるたん)」を使っています。写真で一番左に並んでいる「Y端子(わいたん)」と並んで、昔から最もよく使われている端子です。
丸端子とY端子は、どちらもネジ型の端子に差し込んでつかいます。
丸端子は、ネジを完全に外さないと抜けないのに対し、Y端子は少しネジを緩めれば簡単に突け外しができます。重要な回路や、大きな電気を扱う回路に丸端子を使うことが多いです。
平べったい板になっている「平端子(ひらたんし)」や、棒になっている「棒端子(ぼうたんし)」は、ネジ式ではなく、差し込み式になっている部分に使います。
これら裸圧着端子は、配線して部品に取り付けた後も、根本が金属のまま露出しているので、必ず絶縁キャップや配線の意味を明示するマークチューブなどを取り付けて、絶縁保護をします。ケブラッチョでは、この絶縁キャップを使用しています^^
◆フェルール端子
写真の右半分、棒端子と似ているけど、根本がカラフルで見た目にも楽しい端子は、「フェルール端子」と呼ばれています。端子は一般的に電線の太さに合わせてサイズを変えるのですが、このサイズ毎に色が変えられています。
海外や日本でも一部は、こちらのフェルール端子がどんどん普及しています。特徴としては、電線に端子を取り付ける時作業を圧着作業といいますが、この圧着作業が、フェルール端子のほうが簡単でミスが少ないという点があります。
このフェルール端子も、差し込み式の端子台にグッと挿すだけで接続できるので、配線作業も比較的簡単です。
ただ、日本人は「差し込むだけ」よりも「ネジを締めて配線を固定するほうが何となく安心感がある」ことや、端子が変わると工具やそれに付随する部品、設備も変わってきたり、また設計方法も変わってくるので、まだまだ普及には時間がかかりそうです。
制御盤屋では、このような色々な端子を部品に合わせて使い分け、また、使用する電線の太さや種類に合わせて、そのサイズも選定しています。この作業が、初めての人はなかなか時間がかかります。電気設計ができることと、制御盤が組めることは、またちょっと違うんですね。
ケブラッチョをきっかけに制御盤の事を少しでも知っていただきたく、今日は端子の紹介をしました!丸端子で作るケブラッチョ、ぜひ楽しんでくださいね^^