こんにちは!ケブラッチョのプロジェクトオーナー、五色電機 広報担当 おしんです。お気に入り登録いただき、ありがとうございます。
先日、土曜日のCafe Clapsさんでのイベントの際に、ケブラッチョをきっかけに小学生のお子様と良いお話ができたので、そのご紹介です。
そのお父様とは以前お仕事させていただいたことがあるのですが(とてもお仕事が大好きで、技術の話になると目を輝かせてお話される方です)、お子様のケブラッチョの作り方を見て、「おしんさん、このナットは許せませんよねえ!」と仰ったんです。全然、本気で怒っているわけではないですよ!笑
何かなーと思ったら、ナットの向きが反対だったんですね。
ケブラッチョはおもちゃなので、そこの正しさには私は全然こだわらないというか、まずはお子さまが楽しんでいただければそれでいいのですが、せっかくの機会だったので、なんで反対なのか?お父さんが怒ったのか?ということをお子さまたちとお話させていただきました。
ナットにも色んな種類がありますが、よくあるナットの構造として、角が取れて丸くなっている面と、角が取れてない面があります。
一般的には、角が取れていない面が、固定したい面にあたるようにナットを使います。
「ねじがなぜ締まるのか、なぜねじで物を固定できるのか」は、実はちょっと奥が深いのですが、、、ねじが緩まないようにするポイントの一つに「摩擦力」があります。ナットと固定したい物が触れている面積が大きいほど摩擦力も大きくなるので、ねじがゆるみにくくなります。
角が取れている面を使うと触れている面積が小さくなってしまうので、反対側を使いましょうね、ということです。
もうひとつは、角が取れていない面が外側にくることで、作業者や他の物・電線を傷つけやすくなるという点もあります。
そんなお話を、その場にいた小学生の皆さんとお話しました。どこまで伝わったかは分かりませんが、「ナットには向きがあるんやなー」ということだけでもぼんやり覚えてもらえたら嬉しいです。
ケブラッチョをきっかけに、実際のモノに触れることで、こうやって遊びの中に学びを挟みながら楽しんでいただけたのが、すごく嬉しかった、というお話を今日はさせていただきました。