11月16日(水)。午前中に井戸を掘ってくださった業者の方が来てくださって、蛇口から水が出ました!
「当たり前ではない、大事な水」を実感。
1週間ほど水を出して、その後、水質検査をするそうです。
さて。この日の午後は、平尾台にある「北九州子どもの村中学校」の3年生5人が初来室。
「北九州平和資料館(閉館)」に4月に来館したことが始まり。
その後、自分達で「戦争と平和」をテーマに1年間通して学習をすることを決め、八幡空襲の体験者からお話を聞いたり、長崎や鹿児島、熊本にも行っていろいろな戦争関連施設を巡ったりと、自分たちがしたいこと、行きたい所を決めて、学習を重ねて来たそうです。
先週は、小学校の上学年にウクライナとロシアのことを発表して伝えたとか。
その間、学習したことをまとめた本を届けてくれたり、閉館の時には手伝いにも来てくれたりと、時々連絡を取り合っていたこともあり、私が『若松の空襲の証言集め』をしようと考えた時に、「こんなことをしようと思ってる」とだけ、伝えておきました。
間もなく電話がありました。
「私たちも参加したいです。」
と。 うれしかったです!
普通なら、「受験、受験」とピリピリしているイメージの中学3年生が、戦争を主体的に学び、「平和な世界にするにはどうしたらよいのか」と、考えている姿に、未来への希望を感じ、俄然やる気が湧いてきました。
それから2ヶ月。『証言者』を探し続けました。
が、話していただける方が思うように見つかりませんでした。
でも、動いたことで出会いがあり、また、新しい資料室に展示したいことが見つかりました。
結果、『若松の空襲証言』から『若松に関する証言』に内容を広げ、聞いて記録することにしました。
その活動の第1回目を行ったというわけです。
1回目は、私から子ども達への質問攻め?!
どんなことを学び、どんなことを考えるようになったのかを教えてもらいました。
(思い出したり、考えたりしたことを紙に書いて、貼ってもらいました。↑)
驚いたことは、テーマを決めて学び始めた4月時点で、ほとんど戦争のことを知らなかったということ。
たった6ヶ月で、こんなにもたくさんのことを学び(知り)、その上で戦争のこと、平和のこと、人間のこと、自分自身のこと、・・・多くを考えています。↓
子ども達が何を知り、そこから何を考えたのかを知ることは、新しい資料室の展示内容を考える上で、大変参考になりました。
どういう風に形として残すのかは、中学生と相談しながらやっていこうと思っています。
楽しみです!
来週は、「聴き取り」の練習を「大人」相手にやってみる予定です。
※ミーティング終了後、焼き芋を食べました!(^^)!
※以前、「活動報告」に「『聴き取り』の手伝いしてくださる方はいませんか?」と呼び掛けたところ、数名の方が「手伝いますよ。」とお返事を下さいました。ありがとうございます。
申し訳ないのですが、中学生は卒業まで時間がないので、先に活動させていただきます。
その後、追って、連絡させていただきます。よろしくお願いします。