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「北九州平和資料館」閉館…「戦争」を知り、「平和」を感じ、考える場所を残したい

北九州市若松区にある「北九州平和資料館」は、戦時遺品などの展示物を手に取って見られる私設資料館。戦争の加害者にも被害者にもならないようにと、両面からの展示をしている。そんな資料館の閉館決定後、ウクライナで戦争が始まった。同時に軍備増強に向かう国の動き…。戦争の真実を知り、考える場所を残さなければ!

現在の支援総額

3,037,500

75%

目標金額は4,000,000円

支援者数

204

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/09/01に募集を開始し、 204人の支援により 3,037,500円の資金を集め、 2022/10/31に募集を終了しました

「北九州平和資料館」閉館…「戦争」を知り、「平和」を感じ、考える場所を残したい

現在の支援総額

3,037,500

75%達成

終了

目標金額4,000,000

支援者数204

このプロジェクトは、2022/09/01に募集を開始し、 204人の支援により 3,037,500円の資金を集め、 2022/10/31に募集を終了しました

北九州市若松区にある「北九州平和資料館」は、戦時遺品などの展示物を手に取って見られる私設資料館。戦争の加害者にも被害者にもならないようにと、両面からの展示をしている。そんな資料館の閉館決定後、ウクライナで戦争が始まった。同時に軍備増強に向かう国の動き…。戦争の真実を知り、考える場所を残さなければ!

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みなさんは、「オスプレイ」を知っていますか?・アメリカで製造された航空機です。・ヘリコプターのように垂直離着陸できます。(長い滑走路が要らない。)・回転翼を前に向けると、高速で飛行できるようになります。つまり、『ヘリコプターと飛行機のよい所を合わせ持つ航空機』として作られました。・迅速に(部隊を)輸送したり、物資を運んだりできます。こんな航空機がたくさんあれば、地震や津波、洪水など突然の災害で、避難や救出に一刻を争う時に役に立ちそうだな。と、私は思います。でも、このオスプレイをめぐって、たくさんの問題が発生しています。・飛行時、特にホバリング中の騒音が酷い。・一昨年の11月。アメリカ空軍のオスプレイが屋久島沖で墜落し、8人が死亡。・オスプレイは事故が多く、これまでにアメリカ兵65人の死者を出している。・欠陥が多いために、アメリカが製造を中止することにしているオスプレイを日本は17機買っている。(1機約100億といわれていたが、アメリカが提示してきたのは1機約200億円となった。)・オスプレイは、故障した時の修理にお金がかかる。(昨年10月の与那国島での事故では…修理費5億6千万円+輸送費2億2千万円=7億8千万円)アメリカが運用を停止し、生産ラインも止めるオスプレイを、日本はたくさんのお金(私たちの税金)を払って買っているんです。さらに、65人もの命を奪った欠陥機を民家の上空で飛ばしているのです。搭乗している自衛官の命、飛行訓練区域に住む住民の命のことを真剣に考えていないように思えて、悲しくなります。戦争中に、爆弾を抱えて敵の戦車に突っ込む訓練をし、そして死んでいった少年兵、敵艦に体当たりして死んでいった若い特攻隊員、・・・「国を守るため」と命を落とした多くの兵士のことが私の頭に浮かんできます。一人一人の命を大切にしなかったあの時代に戻っているように思えてなりません。ちなみに、他の国は、オスプレイを買っていません。そんな、国の在り方を問う「オスプレイの訓練飛行」が、北九州市や芦屋町上空で行われると知って、「ちゃんと声に挙げないと!!」と思い、行動することにしました。昨年、宮古島と石垣島の視察に一緒に行った方と、「とりあえず横断幕を持って立とう!」と決めたのですが、毎月2日に、築城基地でスタンディングをしている方が数名、集まっていました。模造紙を貼り合わせて即席横断幕を作りましたマイクの準備もしていて、買い物に来ている人や芦屋基地の近所の人に「オスプレイ」のことや「近年の日本の軍事化」のことを話していました。「ぜひ、自分の気持ちを話してください。」とマイクを渡され、恥ずかしさや戸惑いもあったのですが、勇気を出して、私も話しました。「関心を持ってほしい」と訴えました(片付けをしていると、中学生が「『オスプレイ』って、何ですか?」と、尋ねに来てくれました。『知ろうとする』その姿勢がすばらしいと思いました。「聴いてくれていたんだな。」と、嬉しくなりました!!)芦屋町の町会議員のみなさんが、自衛隊に申し入れをするというので、付いて行きました。住民として意見をきちんと伝える姿を見ながら、「民主主義」「日本国憲法」「言論の自由」「権利」・・・大事な言葉がいろいろ浮かんできました。いい勉強になりました!!申し入れの文書を読む議員のみなさんスタンディングをしている間に、若い自衛官の姿を目にしました。そのたびに私は考えていました。自衛隊をそのまま災害救助隊に変えたらいいのに。と。今、日本で大規模な山火事が相次いで起こっています。消防団の方々がヘトヘトになっていると、今日のニュースで流れていました。能登の地震の後片付けや復興も充分に行われていません。近年の異常な雨の降り方から考えると、今年も大雨による災害が日本のどこかで起きることが予想されます。「人口減少、超高齢化、国の税収の減少(お金がない)…」という現在直面(前から予想は付いていたはずだが)している問題を打開するためには、これまでのやり方やシステムを見直す時が来ているのではないかと私は考えています。むしろ、チャンスにすべきだと。日経新聞「過去10年間の防衛費の推移」より防衛産業に頼って、この問題の穴埋めをするというのは、過去の戦争の時と同じ過ちを繰り返すことになり兼ねません。「平和を未来につなぐために、国民みんなが、過去に学び、真剣に考えなければ!」と思います。自衛隊を災害救助隊に!!いつ起こるか分からない戦争に備えることは、戦争を煽ることになります。それよりも、いつ起こるか分からない災害に備えることの方が、平和のための備えになります。災害は、必ず起こります。きっと、自衛官のみなさんには、「命を救う仕事がしたい」と思っている人が多いと思います。だったら単純に、「『戦う』訓練ではなく『助ける』訓練」をしてもらえばよいと思います。そうであれば、国民誰もが、「助けてくれてありがとう。」「助けるための訓練をしてくれてありがとう。」と言うでしょう。自衛隊に賛成とか反対とか、国民を分断するような悲しいことは、起きないと思うのです。みなさんもそう思いませんか?夢の航空機オスプレイ(漫画や映画に出てくる)も、欠陥がある状態で運用するのではなく、問題を分析、研究を重ね、安心できる状態に改良してから運用するのなら賛成です。「戦争するための道具の研究開発費に、税金を使わないでほしい。国民を救うための研究開発費や必要な重機などを買うのに、税金を使うのなら大賛成!」「ありがとう」と、心から言える国にしたい。そのためには、まずは、知ることから。・・・2025.3.26築城基地上空を飛行するオスプレイ抗議行動に参加した方撮影


軍事国債
2025/02/11 22:54
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昨年秋から1月いっぱいかけて、TICO PLACEをゼミでの学習で利用してくださっている大学の先生に頼まれて、『学生が読む文章』を書いていた。「いくらでも書いていいですよ。」と言っていただいたものの、「どこまで書いてよいものか…。」と、かなり悩んだ。構想だけで、あまりに時間を要したため、「こんなことしてたら、しないといけないことができなくなる!」と、簡単に終わらせようとした瞬間もあった。でも、立ち止まって考えた。「却下されるかもしれないけれど、学生さんに読んでもらう(伝える)チャンス!それに、資料室を受け継ぐことになって今まで、ただただ走り続けてきた。多くの出会いがあり、知らなかったことを学び、それまでしたこともないような経験もさせてもらった。なんだか、ようやくスタート地点に立てたような感じ。そんな今だからこそ、書くべきではないか。」そう思い直して書くことに決めた。2月3日に原稿を送った。今、見ていただいている最中で、採用していただけるかどうかは、分からないけれど、まずは、自分自身にとって、やってみてよかったと思っている。今日は、その中の一つを紹介します。(ちょうど国会で2025年度の予算が話し合われている時なので「防衛費」に関するお話です。)≪軍事国債≫~防衛費は国民から~総力戦で行われた戦争では、国民が資本家と化し、戦争に必要なものに支払うお金をつくった。そのことは、TICO PLACEに寄贈されたたくさんの債券が証明してくれている。特別金持ちでもなかった私の父ですら持っていた。小学生の子どもが「貯金をするぞ。」と日記に書く(次頁)くらい。子ども向けの「豆債券」もあったという。(TICO PLACEに豆債券を持って満面の笑顔で納まっている子ども達の写真を展示している。)大人も子どもも関係ない、正に『総力』。2022年12月。岸田政権下で閣議決定された安全保障関連三文書によって、5年間で43兆円の防衛費にするということが決められた。今の1.6倍(東京新聞)の防衛費をどこから捻出しようというのか?調べると、法律ができていた。我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法(2023年6月23日施行)TICO PLACEがオープンしたその日に施行されている。因縁を感じる。難しくて、理解するのに時間がかかったが、見過ごすことができないことが書かれていた。一部だが、紹介する。(資料3)資料3物価高騰。「今日は、キャベツはやめておこう。」「一番安いお米はどれだ?」「お菓子はガマン…。」と、家計とにらめっこしながらの買い物に時間がかかる。「消費税率を下げてくれたら、ちょっとは買う気になるんだけどなぁ。きっと、他の人も同じじゃないかな。そうすれば、消費が増えて、少しは景気が良くなるんじゃないかなぁ。」と、ずっと考えてきたが、与党政権からその声が上がらない。「なるほど。そういうことか。」…非暴力での平和を求める国民への戦争加担を強いる仕組みに、涙。「軍備拡張」と簡単に言うが、そこには、武器を使う生身の人間が必要。「攻撃された時に反撃する」には、訓練が必要。「かっこいい」ものでも何でもない。武器を使う命がけの訓練が、繰り返し長期に渡って必要なのだ。テレビで、「国を守るために、がんばっています!」と話す自衛官の姿を見て、「あなたは、人を殺したり破壊したりするために生まれてきたの?本当にそれが、あなたのやりたいことなの?」と、問いかけたくなる。「私は、あなたに守ってほしいと思わない。私は、あなたに人間らしい幸せを見つけて生きてほしい。」と伝えたくなる。自衛官に、加害の苦しみを背負わせてはいけないと強く思う。ウクライナとロシアの兵隊の戦死者の数。そして、今の自衛官の数。数を見ながら、戦う一人一人の姿を想像する。死んでいく一人一人の兵士の姿を想像する。戦死者を補う頭数として借り出された補充兵達が、どんなに悲しい最期を遂げたかを想像する…。「戦争に必要なものは何かな?」という問いに、子どもが『敵』と返してきたことがあった。なるほど!戦争を無くしたいなら、敵を無くせばいい。「敵を無くすには、お互いを知るために、交流してよい所を認め合う。」平和を守るのは、軍備ではなく人間同士の交流だ。人間の力だ。


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新しい年が明けて、一番にしたチャレンジは、「主権者としての一票を大事にする試み」です。というのは・・・戦争のことをしっかりと学び、平和をつくる方法を考えた時に行き着いたのが「選挙」でした。「平和をつくること、守ることを真剣に考えている方に投票しなければ!」と。でも、どの候補者が、どんな考えを持っているか、分かんないなぁ。と、困ってしまいました。なぜなら、立候補者の公約には、「減税」「支援」「助成」…、家計にやさしい(経済最優先)話ばかり。確かに、くらしが楽になるのはとっても嬉しい!より幸せに生きられそうです。でもそれ以前に、『平和のつくり方』について、どう考えているのかを私は知りたい!!なぜなら、幸せの土台になるものだから・・・。そう思っていた時に、知り合いのフェイスブックに、宮古島市長選立候補者への市民からの『質問状』が載っていました。軍事化が進められている宮古島では、選挙は「軍事化を止めるため」にとても大切なもの。これだ!!私は、北九州市議会議員選挙立候補予定者のみなさんに、質問することにしました。年が明けてすぐに、願いを込めて、手紙を書きました。手紙と質問状質問は4つです。●北九州空港が『特定利用空港』に指定されたことについてどのようなお考えをお持ちですか。●航空自衛隊芦屋基地でPFASが検出されたことについてどのようなお考えをお持ちですか。●航空自衛隊芦屋基地での飛行訓練についてどうのようにお考えですか。●現在、国が進めている防衛対策についてどのようなお考えをお持ちですか。返信用の切手を貼った封筒も同封また、お忙しいと思うので、google フォームでの回答もできるように準備しました。うえのさん、うらさん、ほんごうさん、本田さん、三宅さん、山内さんは、届け先を見つけることができたので、郵送(ちゃんと届くように、簡易書留)で質問状を送りました。こまつさんとほんごうさんは、連絡先を見つけることができず、尋ねることができませんでした。とても残念でした。1月3日。二島郵便局まで行って、正月で一つしか開いていないの窓口に並んで、簡易書留をお願いしました。ドキドキ。一番に浦さんからお返事が届きました!一市民の声を無視しない姿勢に好感が持てました。浦さんから次に届いたのがうえのさんからの回答でした。浦さんと同様、お忙しい中、一市民の声に耳を傾けてくださったことを嬉しく思いました。うえのさんからそれからしばらく、だれからの回答もなく、希望した返信日の前日に山内さんからの回答が届きました。真剣に考え、取り組まれていることが、すごく伝わってきました。山内さんから私は、戦争のことを学び、今の平和がどのようにつくられてきたのかを深く知りました。多くの人の命や苦しみと引き換えにつくられた、この尊い平和の中で生きさせてもらった私達の世代が、今、「戦争の準備」に走っていることに、憤りを覚えます。恥ずかしくさえ思えます。山内さんは、きっと、私と同じように、戦争のことを深く学ばれたんだと思います。だから、こんなにも真剣に考え、行動されてきたのだと思いました。私たち有権者には、未来を生きる人たちによりよい社会を残す責任がある。改めて心に刻みました。見た目や印象、雰囲気、噂(うわさ)などの不確実なもので判断するのではなく、自分の力を使って調べ、判断することが、これまで以上に必要とされる時代になっていることを感じています。ほんごうさん、本田さん、三宅さんからの回答は、届き次第紹介したいと思います。


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あけましておめでとうございます今年もどうぞよろしくお願いします。今年一番の活動報告は、未来への希望を感じるものを!!ということで、大学生のみなさんの姿を紹介させていただきます。(長いですが、ぜひ、読んでいただきたいです!)先月(12月)に、授業として大学生が来館しました。その中のほとんどの人が、10月にも私の講演を聴いてくださり、しっかりと感想を書いてくれていました。そんな学生さん達に、TICO PLACEで展示を見た後で、また、話をさせて頂いた時のこと。先生が、しゃべり過ぎる私をうまく制止して(笑)、学生さんに発言の機会を与えてくださいました。その時の一人の学生さんの言葉。❝平和を守っていかなくてはいけないことは分かるんだけど、具体的に何をすればいいのか分からないんです。❞がずっと引っかかっていて、「学生さんともっと話をしたい。せめて今私が考えていることを伝えたい。」と思うようになりました。そこで思い切って、ゼミの先生にも相談して、学生さんに手紙を書くことにしました。3日間ほどかけて(笑)、悩み悩み手紙を書きました。結局、長くなってしまって、「『あ~。面倒くさい!』って、思われちゃうかなぁ。」「先生にも、迷惑かけるかも・・・」と、投函をためらうくらいちょ~マイナス思考に・・・最後は、「時間かけたんだから、出さないともったいない!」というケチケチ精神が働き(笑)、投函。数日後、先生からメールが。「コピーして、全員に渡していいですか?」と。『回し読み』かなぁ。と思っていた私は、先生を拝みました。感謝。『学生さん』の心に届きますように・・・間もなく、先生から、メールが届きました。学生さんからのメッセージが添付されていました。以下、掲載了承を得ることができたもののみ、お伝えします。TICO PLACEに訪れる前、別の授業にて「政治について気軽に発信できる場が無い」「政治について学べる機会が学校には無い」と、問題視されているのを文献で読んでいました。TICO PLACEで小松さんのお話を聞きながら、まさにこの部分じゃないかと少し嬉しくなりながら聞いていたので、今回のお手紙で同じような記述があってもっと嬉しくなりました。「平和のために何かしたい」と思っても、今まで周りの人は「めんどうくさそう」といった態度でした。ですが、今回のTICO PLACEに訪れたことを家族に話したところ、「良い体験ができたね。」と、自分の話や疑問に積極的にノってくれました。小松さんがお手紙に書いてくれていた「政治の話をする」「根拠のある自分の考えを持つ癖を付ける」という部分が、その時点で達成できた気がして、「もっとできる事はないかな。」と、考えることができました。小松さんのお手紙が背中を押してくださった感じがして、嬉しくなりました。ありがとうございます!!文章と直接関係はありません私は、手紙に、「平和を守るためにできること」をできるだけ具体的に書きました。その中に、民主主義の話や主権者として政治に関心をもつ意味なども書きました。上の感想を書いた学生さんは、その部分に関心を持ったようです。このメッセージは、「近くにいる大人」が若い人(子どもも含め)にとって、どんなに影響があり、自信を与えてくれる(自尊感情を育てる)存在なのかを改めて考えさせてくれるものでした。小松さんの手紙を読んで、自分が漠然と抱えている疑問点に答えようとしてくださったことが、まず、嬉しかったです。私はずっと政治に関心がありました。しかし、どこから学んでいいのか、そもそもなぜ学校教育の中でもっと取り扱わないのかとずっと不思議でした。だからこそ、小松さんの「生活環境によって学習の差があるのはおかしい。」という指摘はもっともだと思います。私たちは、戦争ものの作品を見たり、聞いたりする時や、平和学習を行った時には、「命の尊さ」「今の平和は多くの犠牲の上に成り立っているもの」ということを身にしみて感じます。しかし、その思いは常に心の中にあるものではなく、忙しない日々の中ですぐに薄れてしまうものです。だからこそ、何度でも思い出すために「TICO PLACE」のような場所が必要なんだと思いました。もっと〝自分事”として、日々の様々な出来事にアンテナを張って生きたいと、強く思いました。文章と直接関係はありません戦争を学ぶことが、『いのちの尊さ』『平和の尊さ』を感じさせてくれる大切なこと。でも、日々の生活の中で忘れてしまう―――鋭い所を付いています!でも、このことに気付いている人は、きっと平和をつくる力が備わっていると思います。「TICO PLACE」の存在価値を感じてくれていて嬉しい限りです。小松さんのお手紙と資料を拝見し、機会があれば、一度お話を詳しく伺いたいと思いました。文中での「日本の民主主義は『戦争によって失われた民衆の命と引き換えに与えられた』ものといえるのでは」という言葉が印象的でした。戦争に敗けたからこそ、今の民主主義があり、失われた民衆の命、ひいては、私達の生活と地続きのところで、敗けたという事実が未だ仄暗く人々の心にくすぶっているように考えました。知る機会の格差解消と実践としての平和学習は、教育の場においてより強く意識されるべきであると思うと同時に、その一歩そして、この大学での学びがあるのだと再認識させられました。文章と直接関係はありません『学ぶ』意味まで考えているその姿に感動すら覚えます。こんな真摯な若者たちに、私は、希望を感じています。小松さん、素敵なお手紙ありがとうございます!考えさせられるお話が多く、戦争や平和について考え直す機会になりました。お手紙の中で政治に対して話し合ったり、選挙をやってみたり、〝実践する”ことからの学びについて書かれていたのを読んで、思い出したことがあります。私の中学校では、生徒会の選挙がとても活発でした。候補者が校門前で挨拶するなど広報活動をしたり、福岡市から実際に使われている投票箱をお借りしたりしていました。この経験は、小松さんがお手紙に書かれていた〝実践”につながっているように感じました。私自身、投票には行っていますが、政治について理解が浅い部分が多いと感じています。お友達の中には、政治に対して関心を持っているけれど、投票に行くまでのハードルが高く感じている子もいます。政治についての話題を普段から意識し、時には周りの人と議論していきたいと思います。今回は、本当にありがとうございました!文章と直接関係はありません小松さんの手紙を読んで、政治について疑問を持っても、胸に秘めて誰にも言わないようにしたりしているのは、それが〝いけないこと”だと思っているからなのか。と思いました。口で言うほど政治に詳しくもないしと思ってしまいますが、だから何もしないのは、違うのかなと感じました。平和のために私たちができること、私の場合、まずは考え方を広げることからかなと思います。偏見や差別的ではないかはもちろん、自分に自信がないから意見がないから意見を言わないのではなく、自信を持てるように根拠を見つけ、考えることが大事なのかなと思いました。言語化も考えをまとめて伝えるということも得意だとは思えませんが、変わっていけるよう頑張ります。文章と直接関係はありません上の二人からのメッセージから、素直さと謙虚さを感じました。若さゆえに、まだ経験が少ない学生さん。でも、その自分の経験をふり返り、意味付ける。自分自身を振り返り、普段から自分にできることを考える。ーーーこれが大事なんだと思います。これから、これから。この姿勢があれば、いくらでも豊かに変わっていけると思いました。●今ある「当たり前」が当たり前ではないこと、戦争のことを学ぶ毎に思う。当たり前や日常をありがたく感じ、幸せに思うことを一人でもすることができれば、平和は少しずつ広がっていくのかなと思った。●小松さんの手紙の中に「個々の自由や権利が『あって当たり前』で、『自分たちで守っていくもの』という感覚がほとんどないのでは。」という部分があったが、まさにその通りだと思った。若ければ若いほどそうなのではないだろうか。しっかり自分の頭で考えないとなと感じた。文章と直接関係はありません純粋にまっすぐに受け止め、自分と向き合う。この姿が、「戦争」を憎み、「平和」をつくるために努力する社会を創り出すと思います!!小松さんの思いがとても伝わる手紙でした。私は、今回行けていないので、他の人達からの感想や意見、そして資料からでしか感じることが出来なかったことがとても悔しく思っているので、時間を見つけた際に行ってみようと改めて思いました。未だに人間は昔にあった出来事から学ばず、今もなお世界で戦争、紛争などが絶えず行われている事がとても残念に思います。だからこそ小松さんのおっしゃるように私達、若者がどうにか行動をしていかなければならないなと思いました。これから二度と原爆が落とされないためにも日々ニュースを沢山見て、世界の情勢について学んだりしていく必要があるなと思いました。私自身は、このような分野にとても興味があり、小さい頃から積極的に平和学習に参加していたのですが、今回授業で小松さんの講演に参加し、まだまだ自分が知らない戦争が沢山あるということを改めて感じました。「戦争」を学ぶということは、私達にとって、とても重要で、意味のある事だと思うので、これからも自分自身でしっかりと学び、「戦争」に対する自分の意見をしっかりと持って生活していきたいと思いました。文章と直接関係はありませんメッセージを読んで、「手紙を出してよかった。」と思いました。学生さん達は、ちゃんと受け止めてくれました。そして、それぞれに考えてくれました。きっと、「行動」していることと思います!新しい年を迎え、私も、「主権者」として、若い人の近くにいる「大人」として、未来に平和を繋ぐために精一杯「行動」していこうと決意を新たにしています。がんばるぞー!!


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12月6日(金)。春頃だったか、平和のまちミュージアムの企画展に行った時に、思わず涙してしまった展示物がありました。八幡空襲(当時小学校1年生)でお母さま、お姉さま、妹さん、弟さんを亡くされ、お父さまは焼夷弾によって負傷してしまうという、悲しく、恐ろしい体験をされた佳子さんの小学生の時の通知表。恐らく、今よりもはるかに多い児童が居たであろう一学級の先生が、一人の児童に寄せる愛情の深さを感じました。一端の教員をしていた私は、「所見」といわれる言葉のもつ本来の意味、教師としての在り方を、考えずにはいられませんでした。「どんな先生だったのだろう?」と、先生への興味から始まり、「どんな日々を送っていたのだろう?」と、ご本人に会って、話が聴きたくなりました。夏の忙しい時にも、時々思い出していました。「忙しさがひと段落したら、学芸員さんに問い合わせてみよう。」そうして昨日、その夢が叶いました。「戦争は人殺しです。」TICO PLACEまでの車の中で、会って間もない時に佳子さんが言われた言葉。母親、姉、妹、弟を殺された方の言葉です。「防空壕の中で亡くなっていました。きれいでしたよ。」『北九州の戦争遺跡』より生き残ったたった一人の家族であるお父さまも、瀕死の重傷で入院。小学校1年生で一人ぼっちになってしまった佳子さん。お父さまの友達の家で過ごしたり、病院から学校に通ったり、一人ぼっちで過ごしたり、・・・「一丁5円の豆腐を買って、味噌を溶いた中に入れて、ご飯にかけて食べていました。」食べるものだけではありません。着るもの、持ち物、生活用品、生活そのもの・・・一つ一つ、一日の生活を考えた時に、「無くて困ったもの」がたくさんあったのだろうと思います。でも、恐らく、子どもの佳子さんには、「何が無いのか分からない」部分もあったのではないかと、今は想像します。というのには・・・戦中、戦後のお話を聴いた後、最近の話(家族の話など雑談?)をしていた時のこと。話の流れの中で、私が、「私は、退職してようやく母から漬物の漬け方を教わりました。」と言った時に、すぐに佳子さんから「私は、漬物を知らなかったのよ。食べたことがなかったの。」と返ってきたのです。私は、ハッとしました。自分の想像力の乏しさを恥じました。「想像」というものが、「体験」に支えられていることを改めて考えさせられました。子どもの頃の体験の価値の大きさを知りました。その人にはなれないけれども、「注意深く」「丁寧に」想像することが重要だと、胸に刻みました。ーーー佳子さんの明るさに支えられ、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。佳子さんは何度もおっしゃいました。「私は、先生方に支えられました。」佳子さんを送り届けての帰りの車の中で、ふっと、2つの「賞状」のことが頭に浮かびました。戦争中に小学生がもらった賞状↑佳子さんが中学生の時にもらった賞状↑片や「賞状」を励みに、「『人殺しをする戦争』に加担する」人間を育てた。片や「賞状」を励みに、「人生をたくましく生きる」人間を育てた。ほんの7年足らずで、この変わり様。教育の力の大きさ。本来、「教育」とは何なのか?人間とは?私の中で揺るぎない「人間像」の土台にあるものは、「人間は、人殺しをするために生まれてきたのではない。」ということ。だから、教育は、「人殺しをしない人間を育てるためにある」ものである。(乱暴な言い方ですが。「人殺し」の中には「人権を奪う」という意味が入っています。)その目的を達成させるために、あらゆる手段を講じるべき崇高なものであると考えています。すべての大人がそういった教育の意味を考え、子どもたちと関わらなければ、同じ過ちを繰り返す。と、最近強く考えます。