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「北九州平和資料館」閉館…「戦争」を知り、「平和」を感じ、考える場所を残したい

北九州市若松区にある「北九州平和資料館」は、戦時遺品などの展示物を手に取って見られる私設資料館。戦争の加害者にも被害者にもならないようにと、両面からの展示をしている。そんな資料館の閉館決定後、ウクライナで戦争が始まった。同時に軍備増強に向かう国の動き…。戦争の真実を知り、考える場所を残さなければ!

現在の支援総額

3,037,500

75%

目標金額は4,000,000円

支援者数

204

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/09/01に募集を開始し、 204人の支援により 3,037,500円の資金を集め、 2022/10/31に募集を終了しました

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「北九州平和資料館」閉館…「戦争」を知り、「平和」を感じ、考える場所を残したい

現在の支援総額

3,037,500

75%達成

終了

目標金額4,000,000

支援者数204

このプロジェクトは、2022/09/01に募集を開始し、 204人の支援により 3,037,500円の資金を集め、 2022/10/31に募集を終了しました

北九州市若松区にある「北九州平和資料館」は、戦時遺品などの展示物を手に取って見られる私設資料館。戦争の加害者にも被害者にもならないようにと、両面からの展示をしている。そんな資料館の閉館決定後、ウクライナで戦争が始まった。同時に軍備増強に向かう国の動き…。戦争の真実を知り、考える場所を残さなければ!

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6月23日(日)。

前日に、いろいろと心配で、大雨洪水警報が発令されない限りは、行いますとHPに書き加えて寝ました。

当日。やはり大雨の天気予報で、参加予約をされている方から
「今日は、イベントを行いますか?」
と、問い合わせがあったほどでした。

ふり返ってみると、終日大雨ではなかったため、参加された方の多くは、びしょぬれになることはなかったようです。
良かったです。でも、支えてくれたスタッフは…

TICOのおそろいのTシャツを着て、がんばりました! 

車の誘導をする「案内係」と駐車場で誘導する「駐車係」の中には、びしょ濡れになってイベントを支えてくれたスタッフがいます。感謝、感謝です。

北九大生6人と現役教員12人、一般の方6人の計24人ものスタッフたち!!

受付係駐車場係接待係司会案内・記録・託児係

来場された方が、
「曲がり角の所から、若い方が立っていて、うれしかったよ~!」
と言ってくださり、私の方が嬉しくなりました。


思えば、のどかな場所を新しい資料室に選んだ時から、
地域の方々のご理解ご協力があって、TICO PLACEが運営できることを常に忘れてはいけない!
と、ずっと心に留めて、自分なりにできる小さな努力をしてきました。

今回は、前日に、連れと手分けして、一軒一軒に手紙を入れて回りました。

その成果が!!
イベント前日の朝。公民館で準備をしていたところに、地域の方が来られて、
「公民館を取るのを忘れていたんだけど、午後、1時間ぐらい、会議をさせてもらってもいいでしょうか。」
と言われます。
「もちろん!静かに作業していますので、それでよければどうそ~!」
と、伝えました。

午後になって、会議のために地域の方が集まって来られました。

「昨日、ポストに入っとったよ!」
「入ってなかった人もおるけ、チラシもらえるかね?」
「そんな所(資料室)があるとか、知らんかった~。今度、行ってみよう!!」
・・・

そんなやり取りが!
そして本番当日。なんと!近所の方が参加してくださいましたうれしかったです!!


雨予報で、参加者が減るかな。と覚悟していたにもかかわらず、公民館いっぱいの参加者!!
陰で気が付いたことをしてくれる、気の利くスタッフのみなさん!!
「一周年おめでとう!!」と、メッセージを送ってくれたみなさん!!・・・

元館長の小野さんから 

多くの人に支えられていることを強く感じた一日になりました。ありがとうございました。


たくさんの人が、戦争であったことを学びたいと思っていること、平和を願い、自分にできる事をやろうとしていることを強く感じたこの一日を、Webで送られてきたアンケートでお伝えしたいと思います。(今のところ5名から回答あり)

午前中は、林内隆二さんのコンサートでした。


●沖縄のお話をたくさん交えながらの力強い歌声に心が揺さぶられました。怒る事は大事ですね。
●歌はもちろんですが、お話もとても良かったです。伊江島の話やチビチリガマとそのすぐそばのガマに避難した方の被害の大きな違いを初めて知りました。正しいことをしっかりと見て聞いて伝えていく大切さを感じます。ありがとうございました。願自我楽夢のみなさんのコンサートをまた聴きたくなりました。
●お話も歌も心に響くものばかりで素晴らしかったです。

~林内隆二さんのコンサートに参加して~


林内さんは、歌を歌うだけでなく、沖縄で起きたことを具体的に、大変詳しくお話してくださいました。
「島唄」「さとうきび畑」を聴き、また、いっしょに歌いながら、何度も涙が溢れてきました。


今日は朝から、若松の平和資料室一周年記念イベントに参加。大学生が沢山いてビックリ。今日は、沖繩慰霊の日という、小松さんの話が、林内さんのライブの間中、彼の語りと相まって、フラッシュバックして、涙が止まりませんでした。完全に場の雰囲気に、のまれた。感動した!~参加者フェイスブック投稿より~



感謝の気持ちを「野菜セット」に込めて 

あっという間の1時間。もっともっと、聴いていたかった!!

お礼は、TICO PLACEと母の畑で採れた野菜です。~「大地の恵み」を林内さんは希望されたのでした。
林内さんは、そんな方です!!

ホントに、すてきなすてきな時間をありがとうございました。


午後は、『檻の中のライオン』の楾大樹さんの講演会でした。


●今まで憲法のことを深く考えたことがなかったので、考えるよいきっかけになりました。分かりやすく面白かったです。

●落語を聞いているようなテンポの良いお話に惹き込まれ、3時間話し続けられるパワーにただただ驚きました。憲法について思っていた自分の思いが間違っていたことを突きつけられ少々ショックでもありました。子どもたちに伝えていきたいと思います。

●興味深く聞かせていただきました。特に6年生の教科書の比較や広島県の投票率の低さには驚かされました。また、このような企画があれば参加させていただきたいです。

●社会は暗記じゃないということがよくわかりました。ライオンと檻に例えた話がとてもわかりやすくしっかり学ぶことができました。憲法について興味をもったよい機会になりました。

●とてもわかりやすかったです。主権者を育てる教育を行わなくてはならないのに、国のための教育になっているようで恐ろしくなりました。国民が舐められている、ライオンが思いのままに政治を行っていることを国民が民主主義の力で止めるためには何をすればよいのか。まずは、みんなで投票率をあげたい。

~『檻の中のライオン』楾大樹さんの講演会に参加して~


「ライオンは国家権力、檻が憲法」と、ぬいぐるみを使って分かりやすく 檻を壊されないように努力するのが国民です! 

講演会は、事前予約を行ったのですが、急なキャンセルがあることを見越して、多めに予約を受け入れていたのですが・・・

キャンセルと飛び入り参加とで、計58人もの参加者!!

教員も多く参加していて、みなさん、それぞれ感想など送ってくれました。


・日曜日の話を皮切りに、職員といろんな話ができました。参加した2人は、新しい視点や考えをもつことができて、よかったと話していました。
・私自身、恥ずかしながら無知なことばかりで、大変勉強になりました。まずは正しい知識を知ること、学ぶことが大事だと改めて感じました。力になれることが少なく、寧ろたくさんのことをいただいてばかりの一日でした。



開設して一年。さまざまな方と出会い、多くを学ばせていただいています。
そして、私に何ができるのか。何をすべきなのか。と、ずっと考えてきて、『戦争を伝える』こと以外に、『現状を伝える』ことをしなくてはいけない。と、強く思うようになりました。

TICO PLACEを「あ~。昔、こんなことがあったんやね~。」と思って終わりの場所にしたくないのです。

今、そして未来の平和をつくる力を蓄える場所にしたいのです。(そうしなければ、こんな苦労する意味がない(笑))

だから、今回のイベントでも、『沖縄・南西諸島についてのパネル展示』を行いました。


●沖縄の現状を知ることができました。

●沖縄のお話は、この時期になると新聞やテレビで情報が流れてきます。展示を観ることで、今日の林内隆二さんのお話と合わせて、沖縄の現状を知ることが出来て良かったです。

●展示を見る暇がなかったのが残念です。資料館に伺ってじっくり見たいと思っています。

●これまでの歴史について改めて考えさせられました。もっと知りたい、知らないといけないと思いました。

●きれいな海と基地とのギャップが伝わりました。みんなの声を聞かない政府のあり方に腹立たしく思います。全体がとても温かいイベントでした。初めて資料室に行きました。加害の歴史もしっかりと伝えられていて…平和学習を行うときに外されない視点がありました。また、多くの若い方々を巻き込んでの活動がとてもステキでした。ありがとうございました。

~沖縄・南西諸島についてのパネルについて~


知ってください 沖縄のこと 基地建設のために埋め立てられようとしている大浦湾の生きものたち・・・ 国を守るため?に犠牲にしてよいのでしょうか? 

イベントに参加した若い教員の中に、月曜日にさっそく沖縄戦のことを平和学習で取り上げた方がいます。
うれしいことです!

今日、沖縄慰霊の日の学習をやりました。子供達のふりかえりを見ると、伝わっているところもあるんだろうなあと思うのですが、資料などが不十分でうまく伝えられなかったんじゃないかなあとも思っております…
(わたしの知識不足もある気がします…)
来年に活かしたいのですが、どんなデータがあるといいんでしょうか…?
学年によって資料とかも異なると思うのですが、読み聞かせの本などで何かいいものありますか?
図書室には広島の話ばかりで沖縄戦のことについて書かれた本があまりなく、ちょうど図書購入の話が出てたので、提案してみようかなあとも思ってます。

私の伝え方もあると思うので、今度資料室の展示ゆっくり拝見したいなぁと思ってます!


私もそうでした。
戦争を経験していない、ましてやほとんど考えることなく生活してきていて、いざ学習をするとなった時にとてもとても困りました。不安でした。

でも、「伝えていかなければ」「放っておいてはいけない」と思う心が強く働いたから、「動いた」んです。

子どもと一緒に学ぶスタンスでいい。いえ、若い間は、子どもと一緒に学ぶスタンスがいいのだと、自分の経験から思っています。

とにかく、逃げないこと。向き合うことが、これからの世界の平和をつくっていく力になるのだと思います。

共に、がんばっていきましょう!!

おまけ~『託児』コーナー

私が子育てをしていたころ、聴きたい講演会があっても、「子どもがいるから」と、諦めることがありました。
『学びたい時に、誰でも学べるように』と、資料館に関わるようになって何かする時は、可能な限り子どもさんの受け入れをするようにしてきました。

TICOPLACEでは、初めての試みでした。

雨予報だったこともあり、子ども向けのビデオを準備していたのですが、担当スタッフから送られてきた写真は・・・

上の子が下の子に紙芝居を読んで聞かせる 展示室探検中 生きもの探し 何が捕れた? わたしもやる! by2歳

子ども達はたくましい。

環境さえ整えてやれば、自分たちで自由に考え、遊ぶことができる。
繋がることだってできる。(初対面でも仲良くなってる)

こんなすてきな子ども達が自分らしく生きていける社会を世界を築いていきたい!!

ということで、6月23日の一周年記念イベント第一弾は、いま私にできる精一杯のサイコーのイベントになりました!!
感謝の気持ちでいっぱいです。

次回第二弾は、子ども向けイベントです。
7月21日(日)に行います!!

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