いつもパドルブリューの応援をありがとうございます。
みなさんのおかげで、カヌーが沈んでしまいそうなくらい、ご支援をいただいています。でも沈んでしまうことはないのでご安心ください!僕(ニイ)はエスキモーロールができます。
リターンに入れさせていただいているTシャツには"Too much beer, my canoe is sinking. (訳:ビールを積み過ぎてカヌーが沈みそう。っていうか沈んでいる。)"と書かれています。
2018年、私は北米のユーコン川を源流から海まで、合計3200kmを下るという挑戦をします。
その時の様子が記録した動画があります。この旅はアメリカ人の友人が発起人で、番組を制作して収益をあげ、それを自然災害の現場で活動する人たちに寄付するという計画でした。番組の製作は立ち消えてしまったのですが、私は自分の素材を使って細々と編集をしていたのです。
まだ動画は2本(それも編集途中)で、いずれ仕上げないとなと思っているところなのですが、最後にリンクを貼っておきますのでご興味がございましたらぜひご覧ください。
計画には、アウトドア用品メーカーなど、様々なスポンサーがついていましたが、その一つが地元のビール会社、Yukon Brewingでした。
代表の2人がカヌーでの旅の途中で、焚き火を囲みながら開業を考えついたというその醸造所。スポンサーシップの内容は「好きなだけビールを持って行っていいよ」でした。その結果、我々のカヌーは欲張りすぎたビールのせいで過積載となり、苦しいパドリングを余儀なくされます。
もう一つ、「ビールを積み過ぎてカヌーが沈みそう」は先日お亡くなりになったカヌーイストの野田知佑さんへのオマージュです。
野田さんの本には、荷物を減らすために頑張って酒を飲んだというエピソードが度々出てきます。パドルブリューのメンバーは全員、野田さんにお世話になり、影響を受けてきました。
動画を見返したり、野田さんの本を読み返したりしていると、やはり、やり残したユーコン川の残り1600kmをやりとげなければならないという思いが強くなってきました。
パドルブリューはいつか「醸造長がユーコンに行っているのでしばらく休業です」というお知らせが出てくるかもしれません。それ以外の期間で頑張って作りますので、どうかその期間だけは、暖かく目をつぶっていただけましたら幸いです。