今回は前回の続き、オペラ「ファウスト」に鑑賞についてです。
「ファウスト」はオペラ・バスティーユでの公演。
パリにはオペラ・ガルニエ旧と、それよりも新しいオペラ・バスティーユがありますが、バスティーユならではの映像を使用した新しい演出でした。
全て現代に置き換えられ、ディスコやバスケが出てきます。
そしてファウストとの子供はメフィストフェレスの子供とされていました。
これによってメフィストフェレスの悪さが際立ち、ファウストが悪魔と契約してしまったことで全てが悪魔の手中に落ちているのだと感じました。
面白いなと思ったのは青年ジーベルの演出。私自身もマルグリートのアリアをよく歌いますが、このジーベルの存在は謎に思うところがありました。
今回の演出ではジーベルの衣装はメガネをかけており少し弱そうな印象。頼りなさそうでマルグリートとしては「親切だけど恋人としてはちょっと…」という感じかなと思いました。
最後はジーベルがマルグリートの身代わりとなって悪魔達に連れて行かれる演出となっていてうるっと来ました。
(この結末は今回の演出で付けられたもので、実際に描かれている筋ではマルグリートの魂は救われ神の元へ救済されていきます)
演出はかなり現代演出となっていましたが、それぞれのキャラクターがよく立っていて面白かったです。
今はフランスを出てイタリアに居ますが、これからイタリアでもオペラをいくつか鑑賞する予定です。
景色だけでもフランスとイタリアはまた違って面白いので、イタリアではどのようなオペラが観れるか楽しみにしています。
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また日本に帰った際はこの経験を活かして音楽活動に励んでいきます。
そして今回の私たちの活動はInstagramやTwitterで毎日更新しています。
これがより多くの人の目に止まり、より多くの方にクラシック音楽に興味を持っていただければ幸いです。
そして現在コロナ禍で音楽家や海外留学考えている人にとっては厳しい状況になっているかと思います。
このような状況でも、海外についての勉強したいと願っている人へのエールになれば嬉しいです。
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日本と海外を繋ぐべく、これからも頑張りますので引き続き応援よろしくお願い致します!