タリバンが権力を掌握してから今日で1年が経ちました。
アフガニスタンから退避を求める声は、今なお寄せられ続けています。
テロが相次ぎ、女子教育も制限されているアフガニスタンからの退避は一向に進んでいません。
戦禍を逃れて家族と来日したアフガニスタンの少女(「アフガンの少女が描く世界Vol.1」はこちら)。
学校へ行き、学びを継続できる喜びの反面、新しい土地での生活や自身の将来について思い悩む時間もあるようです。
絵を描かずにはいられない、そんな彼女にお話を伺いました。
- 絵を描き始めたのはいつですか?
もともと絵が上手だったわけではないのですが、12歳の頃から絵を描くようになりました。
- どんな時に、どうして絵を描くのですか?
絵を描いていると、自分の気持ちを一枚の紙の上に表現できます。喜び、怒り、感動なんかを。そして、気が付いたんです。自分には絵を描く才能が隠されていて、それを伸ばしてげなくてはならない、と。
- 絵を描いている時、どんな気持ちですか?
絵を描くのは気持ちがいいです。言葉にならない想いを、鉛筆と紙だけで表現することができる、そして、描くこと以外のことを何も考えずにいられる、たった一つの方法なのです。
- 何にインスピレーションを得て、描いているのですか?
ただ、絵を描くことに興味があって、それを続けたいと思ったのです。特にこれといってインスピレーションを受けたものはありません。
- 絵を見てくださっている皆さんにメッセージをお願いします。
残念ながら、多くの人がその才能を隠したままにしています。そして、絵を描くことに興味があったとしても、うまく描けない人が多いです。もちろん、完璧で欠点のない人なんていません。でも、私たちはそこにとどまるのではなく、向上するように努めなくてはいけないのです。
~~~ウェブギャラリー『アフガンの少女が描く世界vol.2』~~~
※インタビューとタイトルの日本語訳は、事務局によるものです。
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彼女のようなアフガニスタンの子どもたちが、夢や希望を持って生きていくために、私たちには何ができるでしょうか。
1日も早い生活の安定と、家族の心の平穏のために、皆さまのご支援が欠かせません。
引き続き、ご友人やお知り合いへのご案内、SNS等での拡散にご協力をお願い申し上げます。