こんにちは、スタッフの杉山まさるです。
本日はクラウドファンディング2日目。
本日は、「コロナ禍の頃はこう活動していた」をご紹介させていただきます。
2019年冬より世界を巻き込んだ新型コロナウイルスによるパンデミック。
活動を余儀なくされたのは、もちろんTSSも例外ではありませんでした。
生徒スタッフの皆で緊急会議を開催し、急遽2020年3月からの3ヵ月間休校。
結果的に6月からの新年度となりましたが、
その3ヵ月間はできるだけ生徒同士がすぐに繋がり合えるよう、
毎日9:30~16:00の開校時間中にオンライン開校していました。
コロナ中でも学校を経営しなければなりません。
そのため経営ミーティングなどの話し合いや、
またコミュニケーションも大事にしたくご飯を画面ごしに一緒に食べて会話をしたり、遊んだりと、
当時の環境でできる活動を工夫しました。
2021年度は6月からのスタートとなり、久しぶりにリアルで生徒とスタッフが対面。
再びスクールでの活動が始まりました。
人間界は大騒ぎの中、ふとみた校舎の一角でたんぽぽはいつも通り綿毛になって、次のステップの準備をしていました。
私たちも今できることを進めていこうと、新たな東京サドベリースクールを進めていきました。
やっとスクールが開校できて、物理的に一緒に活動ができるようになりましたが、オンラインで得たこともあります。
それは実際に同じ空間で過ごすことの大切さ。
さっそくオンラインではできない「戦いごっこ」が好きな生徒と戦ったり、
ルービックキューブが好きな生徒に生徒が教えてもらったりしていました。
また公園で遊んだり、コーヒー好きな生徒とスタッフで一緒に淹れながら会話を楽しみました。
もちろん1人で興味のある活動をしている生徒も。
カメラに興味を持った生徒が写真を撮ったり、数学好きな生徒が問題を探してきて解いていたり、関心のあるアメリカ大統領選挙をプロジェクターに写して大画面で観る生徒も。
サドベリーといえば話し合いで自分たちの学校を運営する経験ができるのも大きな特徴です。
皆で話し合い、必要な議事録も作ったりと、皆で学校を運営しています。
サドベリーで人気活動、料理も再開。
一緒に作ったり食べたりと、感染対策気をつけながら活動していました。
感染対策も、大人であるスタッフが行うだけではなく、生徒自身も一緒に考えて、一緒に実行していました。
説明会も再開しました。
生徒が校舎のご案内をさせていただいたり、スタッフがTSSの教育について説明させていただく機会を持てるようになりました。
生徒の笑顔を直接見られるのはスタッフの特権です。
コロナ禍でも、生徒の教育・子どもの育ちを止めないよう、生徒や様々な方とご一緒に進めてまいりました。
そしてコロナ禍では、毎日2回スクール内を消毒してくれたボランティアスタッフの皆さん、
スタッフたち、ほんとうにありがとうございました!
ボランティアスタッフの皆さんとも、やっと交流会を開催できるようになり、
こちらも感染対策気をつけつつ、日頃の感謝と、楽しい時間を過ごしていました。
コロナ禍という未曽有の事態でしたが、生徒とたくさん話し合い、
休校判断や開校判断、休校期間や開校してから何をするかなど、皆でたくさん決めてきました。
日頃から、お互いを尊重し合い、話し合いで「答えのないことに答えをつくる」 経験をたくさんしてきたから、生徒もこの状況を一緒に考えて乗り越えられたと考えています。
指示待ちや他人事、人のせいにせず、これからも自ら自分ごととして考え、自分たちの責任で毎日を過ごす経験を、積み重ねてもらえらたと思います。
東京サドベリースクール
杉山まさる