公演関係者のからのコメントや、マームとジプシーがお世話になっている方々より応援コメントを続々といただいております。初めてマームとジプシーを知ってくださった方もいらっしゃると思いますので、コメントをいただいた方との関係性と共に活動報告にも日々紹介させていただきます。
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リマ植田 亜希子(リマ タピオカサンド店)
マームとジプシー
ある観劇後「まるで、音楽のライヴのような舞台だった!積み重ねの良さを感じずにはいられなかった!」というようなことを、挨拶もろくにせず声に出してしまったことがあった。あの日から、ずっと憧れをもって眺めていた。
「Light house」は、沖縄の、私の、あなたの、今はすべてに繋がっていることに気づかされた。
私にとっての2度目の「cocoon」は、強度を増して、ただただ辛かった。
前回の作品で見たような象徴のような存在はなく、ただただ小さな声を聞き続けた。
藤田さんはヒカ リをあてる。小さな声に、闇に、喜びに。聞き逃さない、目を背けない、心を奪われない。ただただ平等に、ヒカ リを。
マームとジプシーの営みは集団のゆらぎ。ジワジワと、水のゆらぎのように。
私のライトハウスはまだ続いており、私はまだコクーンの中にいる。
「後でね」「この前ね」、、、
過去と現在と未来は、言葉を変えて、入れ替わり、それがないことに気づかされる。
水は全てを知っている。
そして、DVD化とは!
固定しない空間をそこに置くように、回を重ねるほどに発光 / 発酵していくマームとジプシーの舞台を、記録するということは、もしかして、すごい決断だったのではと思う。きっとそこには、マームとジプシーに出会ってしまった、また新しい目があるはずなのだ。これが楽しみじゃないわけがない!!
私といえば、それができたら、近所のおばさんに、おばーに見せられるではないかと!そこもまた嬉しいのです。
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リマ植田 亜希子さんは、沖縄の今帰仁でタピオカサンド店を営まれており、フィッシュマンズのマネージャーとしてのお仕事もされています。
そして、「Light house」に出演されているリマ冴羅さんのお母さまでもいらっしゃいます。
植田さんと出会ったのは、「cocoon」の再演時、2015年に公演前のプレイベントとしておこなった「cocoon no koe cocoon no oto」を観に来てくださいました。
その後、沖縄に公演で行くたびに舞台を観てくださり、公演以外でも沖縄を訪れると、必ずと言っていいほど植田さんにご連絡します。
「Light house」のリサーチをした際は、事前にさまざまな場所を調べて手配くださり、滝や水源などにも同行してくださいました。よい作品が出来上がる、ありがたいことに、その期待一心でのことでした。
冴羅さんやご家族と美味しい朝食を準備してくださった日は、私たちにとって至福の時間で、その時の景色が「Light house」の食卓のシーンを作っています。
植田さんにお会いして、お話をすると、いつも何か見透かされているような気がして、藤田自身も気づけてなかったことを認識させてくださいます。タイトルの「Light house」(=lighthouse)は、英語で灯台を意味しますが、沖縄を訪れた際は、何も言わずにそっと光をあててくださる、まさに灯台のような存在です。
※こちらもぜひご覧ください。
『Light house』関係者鼎談 vol.3
植田亜希子×リマ冴羅×藤田貴大