奥能登輪島の(有)川原農産です。
ご支援をいただきました皆様、いつもありがとうございます。
数十年に一度と言う、大型台風があちこちに爪痕を残しながら日本列島を横断していきました。
各地で被害に見舞われた方々には、心よりお見舞いを申し上げます。
さて、(有)川原農産の田んぼですが、写真のようになびいています。
一見、台風で倒されたとみる方もいらっしゃいますが、実はコシヒカリの出来が良すぎなくらい実がしっかりついているので、このように頭を重たくして頭を垂れている状態になっています。
もし、台風の影響が大きく風が吹き荒れていたとしたら、稲穂がちぎり落されてしまい、頭が軽くなるので、逆に稲が起き上がってしまいます。
今回そんな起き上がった田んぼは見受けられず、稲穂は守られている状態です。
また、雨量も多すぎることがなく、川水の増水も想定内に収まっています。
大水で稲に泥水がかぶればそれだけで、お米の味は落ちてしまいます。そのような事態は免れましたので、安堵しております。
私共の栽培方法は、無肥料・少量施肥による作物と土壌のファスティングをイメージした農業です。
この結果、田んぼでは何が起きていたかと言うと、一株一株の大きさが大きくなり、一本一本の稲が太く固く育ちます。
結果として、実をしっかりつけても粘り腰で持ちこたえる稲株に生長するわけです。
Facebookの動画投稿(9/19)にも上げましたが、バッキバキに強い稲株に育った結果、耐えうるカタチを作っていると思っています。
https://www.facebook.com/ouki.kawara
そんな稲株は、肥料や土壌改良資材で作るのではありません。
稲が本来必要とするものを引き寄せ、自分で作り上げていくものなのです。
川原農産のお米は、そんな稲が育ちたい方向へ育つためにサポートして育まれたお米です。
一発目のコシヒカリの籾摺りをしましたが、めっちゃきれいです。しかも昨年よりも農薬の使用数を減らしたにも関わらず、カメムシの被害も少ない状況です。
今年のお米はワンランクアップされたお米になっています。
今月末くらいから出荷が可能になると思います。お楽しみに!