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残り4日になりました。今日は稲刈り準備のために、乾燥機やコンバインの掃除をしておりました。もうすぐ稲刈りです。新米、楽しみにお待ちください。◆子ども達から学ぶ◆川原には5人の子ども達がいます。上は中学3年から下は1歳までと幅広く。一番上の子を授かった時、この子が食べるものは、親である自分たちが選んだものだけだと思ったとき、出来る限り良いものを食べさせたい。出来るだけ体に悪いものは避けていきたい。そう思って、自分でハウスの空いたスペースで、野菜を少し育ててみました。しかし、ただ単に思いだけで動いて、農薬は使いたくないと使わなかった結果、二十日大根の葉っぱは虫にあっという間に食べられ、オクラはアブラムシにやられ、キュウリはうどん粉病に侵され、、、難しさを痛感しました。4番目が授かってから、食に関する意識が更に変わりました。嫁さんが、調味料から意識して変えていくようになったのです。そして、体の変化とともに、いろいろな氣付きが生まれてきました。そして、たんじゅん農と出会うのです。そして、無肥料田んぼを育て始めるのです。無肥料だと、めっちゃ不安です。だから、しょっちゅう気にかけて見に行きました。見ると感じるんです。隣近所と比較してみるんです。最初弱々しく見える稲を見ていると、手を差し伸べたくなるんです。でも、他の人ができているんだから、自分にもできる。この子たちだって対応できる。そう信じて我慢して待つんです。そうすると、ある時生長が追いついて追い越していくんです。その姿を見ていたら、出来るという自信が湧いてきました。でも、最初の3年間は収穫量を落としてしまう状況で苦しみました。しかしどうしてもあきらめきれませんでした。この苦しみが、全て経験値です。そしてこのような育て方を選んだ結果、子育てと同じだとシンクロして感じるようになりました。皆と同じ事で人は安堵します。時代も変わっていけば、流行も変わります。本当に良いものは常に変わっているのかもしれません。農家は、経営をしながら、常に良いものを生み出す事を目指さねばなりません。現状維持は衰退とも言います。農家も、常に良いものを目指しながら、現状よりも良い方向へと思考を向けねばなりません。だからこそ、農家には挑戦できる余力が必要です。今の日本の大半の農業者は、挑戦する余力がありません。Farm sharingでキャッシュフローが安定する農業者が出てくれば、確実に挑戦する農業者が増えます。なぜならば、Farm sharingしてご支援を賜ろうと思うのであれば、自分の農業の売りを語られなければ伝わりません。あなたの農業の強みは何ですか?他の農業者との違いは何ですか?あなたを選ぶことでどんなベネフィットがありますか?これらを、自ら発進しお客様にイメージしていただかなければ、ご支援に繋がりません。だからこそ、ただ単に今買ってくれるところがあるから、今まで通りの農業で良いというのは、違ってくるはずです。ご支援していただく、農場主の皆さんの為にもよりよい農業をしていく事、より喜ばれる農産物を生み出す事、後世に継承していける農業にしていく事が大事です。子どもの成長と、作物の生長。その時その時の一瞬はもう二度とやってきません。だからこそ、観るという行動や力が本当に大事だと思います。ご支援を賜ったおかげで、私にはその余力を含め、生の声をいただく事でモチベーションがどんどん上がっています。ご支援をいただいた皆様に、去年よりも今年、今年よりも来年と常に向上していく事をお誓い申し上げます。残り数日。引き続きご支援・応援のほどよろしくお願いします。1681年天和元年創業百姓一系・九代目与三郎笑顔生産法人 有限会社 川原農産代表取締役 川原應貴