残すところ10日となりました。
89名のご支援を下さった支援者の皆様、ありがとうございます!おかげさまで農家さんの中からも、農業者を支援したい気持ちを持たれた方からも、このFarm sharingのお話をすると一瞬で表情が明るくなる可能性に目を輝かせる事案が増えてまいりました。
今日は、丹波の方である特定地域の在来種の農家さんが、後継者がいない問題があってどうにか支援できないかと考えているというお話をZoomで聞かせていただきました。
農業が中々継続できない理由の一つが、収益性です。
もし、事業を始める前に事業収益の6~7割が、耕作面積の3分の1を使って支援していただけたら、農業ってしやすいと思いませんか?その支援の中から、将来の経営者を育てる資金を生み出せたら、農業やる価値って生まれませんか?給与が安定していて、福利厚生があって、休日もある農業で、更に自分の挑戦を応援してくれる人がいる環境だったら、農業って楽しいものになりませんか?
こういったお話をしたとたん、本当に相手の表情がパッ明るくなるんです。
きっと脳裏にイメージが沸き上がった瞬間だと思います。
人はイメージしたことを具現化できる能力を備えていると言います。
川原は、日本中にこの仕組みを参考にしたオリジナリティーあるFarm sharingが誕生して、ワクワクしながら挑戦する農家がわんさか生まれていく事がイメージできています。
それを可能にしてくれるのは、ご支援・応援をしてくださっている皆様があっての事です。
本当にありがとうございます!プロジェクトがいったん閉じても、挑戦は続いていきます!
是非、川原の挑戦を今後も暖かく見守っていただけたらと思います。
◆本日の田んぼ◆
無肥料の能登ひかりです。
黄化し、熟してまいりました!まだ青みがかった籾も見られるので、推定であと1週間後くらいに稲刈りスタートかなと思っています。お楽しみに!
◆子育てとシンクロ◆
今日は、子育てと稲作が実はシンクロしてますというお話です。
川原には5人の子ども達がおります。おかげさまで子宝に恵まれ、上は中学3年生から下はもうすぐ2歳と幅広い子ども達に囲まれています。
そして、この子たちを産んでくれた嫁さんが、ある時を境に子ども達の食や医療行為について真剣に考えて行動することになったのと、私が作物たちを育てるのと考え方や行動がどんどんシンクロして見えてくるようになったのです。
例えばですけど、皆さん無農薬がいいって言いませんか?
無農薬が良いという人は世の中にかなりの人数いる事は想像できますよね?
では、子育ても無農薬でできたら良いと思いませんか?
つまりは、薬のいらない子育てができたら、良いと思いませんか?自己免疫で全て対処できる子ども達になったらいいと思いませんか?という事です。
さぁ、こうなってくるとざっくり二手に分かれるはずです。
そうだそうだ!と賛同する自然派志向の人。
そんな理想は言っても、もしコロナみたいな想像できない病気ににかかって苦しんで重篤化したらどうするんだ?と言う慎重派の人。
どっちも良いんです。どっちかを選択して、自分が正しいと思う方向に行けばいいんです。
川原の農業も同じなんです。
必要なものは使えばいい。ただし不必要なら使いません。それだけなんです。
川原は、極端に何方かを信奉するような事を善しとは思っておりません。
何方にでも動ける状況、時と場合を見極められることを良しとしています。
ですので自然派志向の人からしても、その真逆のケミカルでセンシング技術を良しとする人からしても、中途半端に見える思考の人間になります。
でも目指しているのは、自然派の方向です。
それは多くのお客様が、無農薬を望むからです。
そして私もできるならばそっちの方が良いなと思うからです。
面白いほどに子育てもシンクロしてきます。
諸派の理由で、夫婦で相談して私たち夫婦も子ども達もある時からワクチン接種をやめました。
現在日本におけるワクチンは、接種義務はなくすべてが任意接種です。コロナワクチンに関しては「努力義務」というわけのわからん定義を設けて、あたかも義務であるかのように見せたやり方をとられていますが、あくまでも任意で義務ではありません。
基礎疾患があって、不安だという人は接種したらいいと思いますが、健康体の人が接種することは、せっかくの免疫の獲得の邪魔をしているに過ぎないというのが我々夫婦の認識です。
子どもが、熱で苦しんでいてかわいそうじゃないか!ネグレクトだ!などと言う人がいますが、私からすれば、子どもの様子を本当に見てそれを言っているのかどうか疑念が湧きます。
子どもは高熱を出しているときは、自己免疫を高めウイルスと戦っている状態です。その事はたいていの人は知っているはずです。それを安易に苦しそうだと熱さましや薬を使って免疫強化の邪魔をしている状態にあります。
もし、子どもが言葉も発せず、反応もせずな状態なのに、免疫だけで何とかしろと言うのは、お門違いです。
子どもが発熱し、40度近い熱が出たとしても、その時の子どもの状態をちゃんと見る事が親に求められることです。食欲があり元気に走り回ったり、歌ったり、おしゃべりしたり、そういった事が出来ているのであれば、ちゃんと水分補給をさせたり必要なサポートをして子どもを見守る事で、半日もあれば子供は平熱に戻ります。
自分で獲得免疫を得る事で、子どもは似たようなウイルスが来たとしても対処できる体へとバージョンアップしていくわけです。
それが、現在の日本はワクチン接種があたかも当たり前のように、行政から無料接種兼が配布され母子手帳にいつ受けたかを記載するという仕組みにのっとって、接種しまくっていますが、そのせいで生涯対応できる獲得免疫を創るチャンスをそがいされているわけです。
但し、これはそれぞれの親が、子どもを見て打つか打たないかを判断する事なので、打つ人が悪いとか、打たない人が悪いとかいう議論は私は不毛だと思っています。
何よりも、農作物に無農薬を求めるのであれば、その無農薬で問題のない体作りが重要です。
子育ても同じだと思いませんか?
病気やウィルスに負けない体づくりができたら、問題ってありますか?
川原の目指す農業や子育ては、薬を必要としない体を造る事、自己免疫を高めて自分で対処できる体にしていく事です。
人に良い事
人が良くなる事
人を良くする事
これは全て「人+良+事=食事」です。
つまりは人間の体の基本が食事であるように、作物の食事は根から行われます。
山を見てください。
誰も肥料も農薬も撒かないのに、毎年青々と育っている。それを田畑に応用したらいいだけじゃないの?という事です。
肥料栽培の概念を持つ農家は、収穫物を田畑から収奪するわけだから、無くなった分を還元して補わなければ、翌年は収穫できないという風に言います。
この考え方で行くと、肥料も農薬も撒かない森林は、年々大きくなるのは変ですよね?
ある種の質量保存の法則的に考えると、増えていく、大きくなっていく事は肥料によって行われているという行為は、実は作物の体のバランスを崩す行為だと考えられるわけです。
体のバランスが崩れるから、病害虫に浸食されてしまう。だから農薬が必要になってくるというのが川原の理論です。
無肥料・少量施肥のファスティング農業を7年続ける川原の田んぼは、肥料を抜けば抜くほど稲が生長していく現象が起きています。
もちろん毎年、収穫物を頂戴して籾の部分は田んぼから毎年消えているにもかかわらず、今年も昨年並みの稲穂ができています。
不思議ですよね?
こういった不思議を、川原はファスティング農業塾と言うFacebookの中にクローズコミュニティーを作って、その中で解説をしています。
ある種のこだわりの強い、クセの強い農業を行っている事と、子育てをしていることが本当に同じだなと感じられて面白いです。
残念なことは、これは覚悟を決めてやるという決心をしたものにしか、その結果は得られない事にあります。
つまりは、子ども達をよく観るという事です。観てどうすべきかを判断し、親として周りがなんと言おうとも頑として子どもの為にどう行動するかを決断していく事が重要なんです。
沢山のやり方、方法、アドバイスがあり、時として迷います。その時に答えは他人が持っているわけじゃないんです。目の前の子どもが持っているんです。子どもを信じて子どもを観る。自分の判断に迷いがある時は信頼のおける人に聞く。その結果をもってまた自分の経験値を増やして子どもを観て判断をする。この繰り返しです。
本当に、子育てと重なる点が、農業には多いです。面白いです。
是非、オーナー権を獲得された皆様には、川原の農場の現場へお越しいただきその目で確認していただきたいと思っています。
なんといっても、オーナー様の田んぼの、オーナー様のお米になる、自分の田んぼの我が子を是非見てやってください。
8月30日までプロジェクトは続きます。
引き続き、クセの強い農家の川原を、どうぞご支援・応援よろしくお願いします!
1681年天和元年創業
百姓一系・九代目与三郎
笑顔生産法人 有限会社 川原農産
代表取締役 川原應貴