ゴミ畑の再生で特に頭を抱えたのは多額のゴミ撤去費でした。農業で出たゴミは地域のゴミ収集には出せないので、自分たちでお金を払い、業者に持っていってもらう必要があります。
畑にはビニールハウスだった名残から大量のビニールや苗鉢、ポイ捨てされた空き缶やら、出るわ出るわ。
さらに、ゴミは目に見えているだけでなく、土の中にも埋まっていました。土を掘ると、ハウスの骨組みを支えていたコンクリートがわんさか出てきました。掘り出すにも重機がいる。「どうしたものか・・・」と、頭を抱えていたところ、地元の産廃業者の方が活動に共感してくれて、手伝ってくれると言います。まさに救世主。
昨年9月には、ショベルカーで土を掘り起こしてくれたり、大量のコンクリート片をダンプカーで運搬してくれたりしました。太くて鋭利な針金も埋まっていたりして大変危険作業だったので、プロの頼もしさに感動しました。
他にも、畑に山積みに置かれていた大量のビニールも圧縮してパッカー車で運ばれていきます。繰り返し雨に当たってきたビニールは、泥で汚れ、とても重く、移動するだけで一苦労。本当に助かりました。