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ゴミ山の耕作放棄地を復活して、新米農家へ栄養のあるふかふかの畑をバトンタッチ!

15年以上放置され、地域住民の悩みの種になっていたゴミ畑を復活させます!すぐに作物がつくれる畑に整えたのち、農業をやりたい人に譲りたいと思います。痩せた土地でも育ちやすい、というそば栽培を通して、荒廃農地を元気な畑に再生します!

現在の支援総額

911,000

91%

目標金額は1,000,000円

支援者数

90

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/01/20に募集を開始し、 90人の支援により 911,000円の資金を集め、 2023/02/28に募集を終了しました

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ゴミ山の耕作放棄地を復活して、新米農家へ栄養のあるふかふかの畑をバトンタッチ!

現在の支援総額

911,000

91%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数90

このプロジェクトは、2023/01/20に募集を開始し、 90人の支援により 911,000円の資金を集め、 2023/02/28に募集を終了しました

15年以上放置され、地域住民の悩みの種になっていたゴミ畑を復活させます!すぐに作物がつくれる畑に整えたのち、農業をやりたい人に譲りたいと思います。痩せた土地でも育ちやすい、というそば栽培を通して、荒廃農地を元気な畑に再生します!

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 15年以上放置されたことで、ビニールハウスは朽ち果て、プラスチックゴミが散乱し、荒れ果てた畑。地域住民の悩みの種になっていたこのゴミ畑を復活させたい。ただ、畑を掘れば掘るほどゴミが出てきて、ゴミ処理費はかさみ続けています。その額は約300万円。「日本中でこれからどんどん増えるであろう耕作放棄地の増加を抑えたい!」「農業をやりたい人がすぐに作物をつくれるようにしたい!」。痩せた土地でも育ちやすい、というそば栽培を通して、荒廃農地を元気な畑に再生します!

■はじめに、ごあいさつ

 こんにちは。愛知県豊川市近郊で耕作放棄地の再生に取り組む「休耕地ハッピープロジェクト」です。耕作放棄地になりそうな畑を借りて、トウモロコシやニンジン、ダイコンなどを育ててきました。有難いことに、「甘くておいしい」「来年も食べたいな」とご好評いただいています。

 おいしい野菜作りは健康な土づくりから始まることを知っていますか? 土の中にたくさんの微生物がいること、栄養のあるふかふかの土で芽や根がよく育つ、苗のおふとんを作ることがとても大事なのです。

 プロジェクトの立ち上げメンバーである農家が農業をはじめた15年前、貸してもらえる畑はしばらく耕作がされていない、条件の悪い畑でした。当時、耕作放棄地という言葉は聞いたことがなく、畑を借りるのが大変な時代でした。ところが、しばらく耕作されていなかった土は岩のように固く、石がごろごろしていて、ほとんど実がなりませんでした。石をより分けて肥料を入れ、よく耕して、と、時間、労力、お金もかかるのに、それに見合う十分な収入がなく、何度もやめようと思ったと言います。

 プロジェクトでは、「新規就農者に同じ思いをさせたくない」という想いから、耕作放棄地を借りて、作物がすぐに育つまで土壌を整えてから農業を始めたての方へ譲っています。今回のゴミ畑もいずれ譲る予定です。

 今、若い世代の方々が農業に興味をもち、新規就農者も少しずつ増えてきています。しかし、最初に借りられる畑は大抵余っている耕作放棄地です。一度、耕作放棄地になれば、土が育つまで5年はかかると言います。機械や道具の購入という多額の初期費用に対して、それを補填できる収入が得られるようになるのは、何年も先になってしまい、結局諦めて農業をやめてしまう、という話もよく聞きます。これからも日本の農業が続いていくよう、若い新規就農者がすぐにたくさん野菜を作れて、十分な収入が得られるように、元気な畑を用意しておきたいのです。

 「休耕地ハッピープロジェクト」はさまざまな業種のメンバーによって活動しています。全国屈指の農業地帯である愛知県東三河地方を活動拠点に、市民参加の収穫体験やソバ作り、ドローンを使った野菜栽培管理の実験などを企画。イベントを通じて、農業の楽しさや業界が抱える問題を伝えており、その取り組みはメディアにも取り上げていただきました。

■クラウドファンディングで実現したいこと


①ゴミ処理費用の捻出

 再生するゴミ畑は、以前、借りていた農家が突然病で倒れたあと、高齢だった土地所有者が次の借り手を見つけることができず、そのまま放置されていました。そこには、ハウスの土台となるコンクリートや鉄の骨組み、大量のビニールシート、苗が入っていた鉢やプラスチックのケースなど、到底、高齢者では処理することができないゴミが残されたままだったのです。

 ただ、その畑は土壌がよく、幹線道路沿いという好立地でもありました。「こんないい畑が放置されているのはもったいない!」と再生に名乗りをあげました。

 パッカー車で運び出されたゴミは、廃プラスチックだけで5トン以上に及びました。目に見えているだけでなく、長年放置されてきた畑の中にはまだまだコンクリートやビニール類が残り、土をひっくり返しながら、土壌作りを進めています。

②長年耕作が放棄された畑を再生する難しさを全国に伝えます

 一度耕作放棄地になってしまうと、復活は簡単ではありません。名も知らない土地の耕作放棄地が再生する姿を通し、耕作放棄地を増やさない取り組みが活発化することができればと考えています。国内の農地面積はどんどん減少し、その理由に耕地の荒廃が挙げられています。再生にかかる費用や労力がどれほどなのか、その過程をFacebookやHP、instagramを通じて全国の人たちと共有し、同じ悩みを抱える地域の人の力になれたらと思います。

③自給率たった20%のソバを育て、まずは食育の場にする


 日本の食料自給率は40%以下。日本食を代表するソバも、実は自給率はたった20%と言われています。国民食の一つとされていながら、実は国産がそう多くはないソバですが、酸度に強く、気候や土壌の順応力も高いので、長年耕作をされていなかった畑で育てやすい作物の一つ。白い小さなソバの花が畑を覆う姿の美しさに加え、ソバ粉にして、ソバ打ち体験をしたり、ガレット作りをしたりして、収穫したあともみんなで集まれるのもソバにした理由でもあります。

 休耕地ハッピープロジェクトの活動背景には、作物を育てる苦労や食料自給率、地産地消について知ってほしいという願いがあります。まずは一般の方が気軽に畑へ遊びに来られるようにすることで、農業に関わる人が増え、それが農業の未来を変えるきっかけになることを期待しています。そして、他の作物が育てられるほどの力が畑に蓄えられたら、新規就農者に受け継いでもらう予定です。

■なぜ、荒れた畑をわざわざ再生するのか? 国内農地の現状

 農地は減少し続けています。この10年間で20万ヘクタールの減少です。主な原因は耕地放棄や宅地への転用などです。耕作放棄地はどんどん増えています。今回のゴミ畑ほどではないにしろ、「荒廃農地」と呼ばれる「現に耕作に供されておらず、耕作の放棄により荒廃し、 通常の農作業では作物の栽培が客観的に不可能となっている農地」は約28.2万ヘクタールあります。そのうち「再生可能な荒廃農地」は9万ヘクタール余り。農業を存続させるためには、耕作放棄地を増やさない活動とともに、荒廃農地の再生にも力を入れることがとても重要ということです。

■耕作放棄地が増えるとどうなる?


 全国のいたるところに耕作が放棄された畑があります。長く農地として使われていない畑は、他の畑や地域にも迷惑をかける恐れがあることをご存知でしょうか?


 ①野生鳥獣の住処(すみか)になり、周辺農地が鳥獣被害を受ける

 ②生茂る草木が病害虫発生の原因になる

 ③ゴミを不法投棄される危険がある

 ④食料自給率の低下


 放置することがいかに地域にとって見過ごせない問題か。長い間、作付けされない場合、土中の栄養分が失われたり、雨風で外部へ流れてしまったりと、畑の復活がどんどん難しくなるため、できるだけ早く元の健康な状態に戻すことが必要です。

■今回のクラウドファンディングについて

 ゴミ畑は県道からすぐで立地もよく、一級河川・豊川(とよがわ)が近く、大変肥沃な土地でもあり、作物を育てるには最適な畑でした。そんな畑も、農家がいなくなったことでどんどん荒廃。横の小道は子どもたちの通学路になっていましたが、暗く見通しが悪い畑はいつしか地域住民が危険視するほどのスポットになってしまいました。

 2021年10月から、ゴミの撤去を進めてきました。ハウスを支えていた鉄パイプを重機で掘り起こしたり、地元の木こりの協力で生茂る竹や木の伐採をしたり、大量に残された鉢の中から土を一つ一つ取り除き、ゴミ袋に入れる作業は途方もない時間がかかりました。時には、ゴミ拾いイベントを開き、子どもたちが何袋もいっぱいにして手伝ってくれたこともありました。

 ここで問題になったのが、ゴミの廃棄費用です。農業で発生する廃棄物は産業廃棄物となり、捨てるためには膨大な費用がかかることがわかりました。

 ハウスを覆っていたビニールや大量のプラスチックゴミを運ぶためのパッカー車はすぐにいっぱいとなり、処分には何台も必要です。一帯に散乱するゴミは、普段農作業を手伝ってくれている障害のある方々の力を借りました。その人件費や、整地、重機のリースなどに合計で300万円ほどがかかります。

 一方で、地道にゴミを拾い、畑の片付けを続けることで、少しづつ変化が起きました。ゴミ拾いを手伝ってくれたり、地元の産廃処理会社が格安でゴミ処理を引き受けてくれたりして、ゴミ畑に積極的に関わる人が増えていきました。

 幸運にも、周辺の畑も借りてほしいと言ってもらえて、まとまった面積の畑を確保できました。畑が広くなれば、効率的にたくさんの野菜が育てられます。

 新規就農者が作物を育てられるほどの力を畑が蓄えるまでの数年は、ソバ以外にもトウモロコシを育てようと考えています。他の休耕地で育てた糖度の高いトウモロコシは毎年、多くのリピーターが心待ちにしてくれています。トウモロコシは小さなお子さんでも収穫できるので、家族で畑へ遊びにくる入り口的な役割を果たしてもらう予定です。

■集めた資金の使い道

・ゴミ処理費 

内訳

 ○廃プラスチック類の処理費 53万円

 ○ビニールハウスのビニールとコンクリートで作られた土台の処理費用 50万円

 ○重機のリース代 100万円

 ○竹や雑木林の伐採費 5万円

 ○人件費 27万円

 ○土地の整地費 50万円

合計285万円

畑で作物が植えられる状態にするには以上の金額が必要で、自分たちのお金だけでは足りない部分をこのクラウドファンディングで集められればと思っています。

■リターン

休耕地ハッピープロジェクトを応援!(3000円)

お会いした際に全力で感謝を伝えさせていただきます!


カラフルにんじんジュースで応援!(5000円)

●耕作放棄地だった畑で育ったカラフルにんじんジュース 4本セット(1本250ml)

●復活したゴミ畑で行う収穫祭にご招待(23年初夏に実施予定)


そば粉&朝獲れトウモロコシで応援!(10000円)

●耕作放棄地育ちのそば粉300グラム 一袋

●23年初夏に収穫予定の朝獲れトウモロコシ 1箱(8〜10本)

●復活したゴミ畑で行う収穫祭にご招待(23年初夏に実施予定)


そばの乾麺&朝獲れトウモロコシで応援!(10000円)

●耕作放棄地育ちのそばの乾麺 2袋

●23年初夏に収穫予定の朝獲れトウモロコシ 1箱(8〜10本)

●復活したゴミ畑で行う収穫祭にご招待(23年初夏に実施予定)


⑤4色にんじん&カラフルにんじんジュースで応援!(10000円)

●23年晩秋に収穫予定の4色のにんじん 1箱(5キロ)

●耕作放棄地だった畑で育ったカラフルにんじんジュース 4本セット(1本250ml)

●復活したゴミ畑で行う収穫祭にご招待(23年初夏に実施予定)


⑥スポンサープラン(10万円)

生産された作物に企業名を入れてイベントで販売させていただきます。


■実施スケジュール

2021年10月 畑の片付け開始

ビニールハウスの解体、雑木林の伐採、ゴミを袋にまとめる

2022年 秋  ゴミをパッカー車に入れて搬出する

         土壌をふるいにかけて、プラスチックゴミを土から取り除く

         土作り開始

2023年 春  トウモロコシの種まき  

     8月  そばの種まき

     11月  ソバ収穫

■休耕地ハッピープロジェクトのこれまでの活動

 メンバーの一人は長年、耕作放棄地を借りて農業を営んでいます。その畑で収穫されたトウモロコシやニンジンなどの野菜は、「ミシュランガイド」に並ぶレストランガイドと評される「ゴ・エ・ミヨ」掲載店のフレンチレストランやラーメンの銘店など、多くの地元飲食店で使われています。

 ただ、畑を再生させるだけでなく、おいしい野菜を作って消費者に届ける、これは農家の使命だと考えています。これまでのノウハウを生かし、ゴミ畑だった場所で育ったと思えないほど美味しい作物を育てることも目標の一つです。

■最後に

 農業を取り巻く問題の解決には、たくさんの人が農業に関わることが重要です。「まずは気軽に畑へ遊びにきてほしい!」、その思いで活動をしています。ぜひ、ご協力お願いします。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

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  •  畑再生の第一歩はゴミ拾いから。今日は畑でゴミ拾いを手伝ってくれた方々を紹介したいと思います。 土づくりに取り掛かる前に、まず、耕作放棄地をさら地に戻す必要がありました。しかし、4000平方メートルの耕作放棄地にはゴミが散乱する状態でした。 ゴミを拾い集めるだけでも半年以上経過。その間、根気強く作業を進めてくれたのはあおば農園のスタッフとボランティアの方々。昨年6月にあった農業イベント「オープンファーム」では子どもたちも手伝ってくれました。 以前畑を使っていた農家は花を栽培していたため、大量の苗ポットが置き去りにされていました。なるべくゴミの量を減らすため、ポットの1つ1つから土を取り除きながら袋に詰めます。この作業が地味に大変で、水分を含んだ土はこびりついてなかなか取れないので、ブンブン振って土を落として行きます。 さらに、畑として再生するためには、細かいゴミも除去する必要があります。土の中には劣化し、崩れたプラスチックケースや発泡スチロールの欠けらがたくさん埋まっていました。土を掘って破片を丁寧に取り除く、こうした地道な作業に多くの人が手を貸してくれました。 ゴミがなくなり、ようやく土づくりに取り組むことができるようになりました。本当に多くの方々が休耕地ハッピープロジェクトを応援してくれているのだと、感謝する日々でした。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。 もっと見る

  •  ゴミ畑の再生で特に頭を抱えたのは多額のゴミ撤去費でした。農業で出たゴミは地域のゴミ収集には出せないので、自分たちでお金を払い、業者に持っていってもらう必要があります。 畑にはビニールハウスだった名残から大量のビニールや苗鉢、ポイ捨てされた空き缶やら、出るわ出るわ。 さらに、ゴミは目に見えているだけでなく、土の中にも埋まっていました。土を掘ると、ハウスの骨組みを支えていたコンクリートがわんさか出てきました。掘り出すにも重機がいる。「どうしたものか・・・」と、頭を抱えていたところ、地元の産廃業者の方が活動に共感してくれて、手伝ってくれると言います。まさに救世主。 昨年9月には、ショベルカーで土を掘り起こしてくれたり、大量のコンクリート片をダンプカーで運搬してくれたりしました。太くて鋭利な針金も埋まっていたりして大変危険作業だったので、プロの頼もしさに感動しました。 他にも、畑に山積みに置かれていた大量のビニールも圧縮してパッカー車で運ばれていきます。繰り返し雨に当たってきたビニールは、泥で汚れ、とても重く、移動するだけで一苦労。本当に助かりました。  もっと見る

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