先日、集広舎の川端さんと新聞記者の方が大分の片田舎にあるうちまでわざわざ足を運んでくださりました。今回のクラファンの取り組みに関する取材がメインだったのですが、新聞記者氏は中国での駐在が長い方で、また川端さんも福岡で中国書店を長年経営されるなど、中国に関してはふたりとも知識、経験共にすごいものがあり、見識については私などにはとうてい及ばないものがあります。
その後、別府の温泉にご案内し(建物がなんと戦前に建てられたもの)、軽くいっぱいやりながら地鶏料理を楽しみました。話がおもしろすぎて尽きず、場をそのまま私のアトリエに移し、結局夜中まで中国のこと、戦争のこと、国防のことといった男連中が大好きな話題で盛り上がり、それだけではなく田舎の可能性やら、私のアフリカ経験やら、ずっと話が尽きることはありませんでした。
写真は、私のアトリエ内のミニギャラリーに展示してあるアフリカの狩猟採集民ピグミーの写真パネルに見入っているおふたりです。狩猟採集民の世界観にもおふたりは興味津々の様子でした。
翌日は、隣町にある「人間魚雷」を製造していた海軍基地跡をご案内しました。私はかつての満洲に残存する戦前の建築物を撮影しましたが、日本国内にもたくさんの戦前のものが残されているんですよね。その多くは戦争に関連したもの。この仕事がまとまったら、次はのんびり車中泊でもしながら日本中のそうした遺構をまわって写真を撮ってみたいなあと思っています。