
みなさま、こんにちは。
8月30日(土)、とらいふ武蔵野にて開催された3ヶ月連続の対面型研修「高口光子の現場が考える認知症ケア-理想と現実をつなぐために」が無事終了しましたので、ご報告いたします。
本研修は「不適切ケア・身体拘束・虐待の防止」をテーマにした全3回のシリーズ企画でした。第1回(6月)は「不適切ケア」、第2回(7月)は「身体拘束」、第3回(8月)は「虐待防止」と、それぞれ現場が直面する最も切実で難しいテーマに正面から向き合う内容となりました。特に高齢者虐待について、「いけないことだと理解はできても、なぜ組織として一つにまとまって対応する事が難しいのか」という問いかけは、参加者一人ひとりに深い葛藤を呼び起こしました。
講師の高口先生は、現場で働くケアワーカー(=介護のプロ)のリアルな声を丁寧に引き出しながら、そのジレンマを「個人の問題」ではなく「組織全体の課題」として捉え直すことの重要性を繰り返し強調されました。その過程で交わされた問答は痛みを伴うもので、会場には緊張感が漂いました。しかし、だからこそ浮かび上がったのは、ケアに携わる人々の真摯さと、理想と現実のはざまでもなお諦めずにより良い実践を模索する姿勢であったと思います。あの「ヒリヒリするような問答」の中には、確かな希望の光がありました。葛藤や矛盾を共有し合い、組織としての理念を問い直すことは決して容易ではありません。しかし、それこそが不適切ケアや虐待を防ぎ、認知症ケアをより人間的な営みへと近づけるための第一歩であると改めて実感しました。
また、研修の最後に交わされた「理想と現実をつなぐための小さな実践の積み重ねこそが現場を変える力になる」という参加者同士のメッセージは、これからの日々を支える大切な指針となるはずです。
改めまして、このような貴重な学びの場を提供してくださった高口光子先生、主催の七七舎(ななしゃ)さん、そして真摯に問いに応え続けた研修参加者の皆さんに、心より感謝申し上げます。私たちにとっても、この研修は大きな気づきと勇気を与えてくれる時間となりました。
次回の研修も計画中です。ぜひ楽しみにしていてください。皆様と会場でお会いできることを心から楽しみにしています!
▲ 七舎さんが発行する生活リハビリの情報交流誌「ブリコラージュ」のfacebookページより
追伸:「とらいふエールを楽しむ夕べ」もおかげさまで無事に開催することができました。今年は26Kブルワリーさんが「生とらいふエール」を持ってきてくれました! 日頃から支えてくださっている皆さまのお力添えあっての実現です。改めて感謝申し上げます。ありがとうございました!




