そもそも経産牛とは・・・
経産牛とは、お産を経た牛の事を指します。一般的に流通する牛肉は去勢された雄、もしくはお産をしたことのない雌が主で、ブランド牛の産地によって前後はありますが2歳から3歳くらいの牛が最も多く流通しています。
ご存じの方もいるかもしれませんが、食肉大国のフランスでは、未経産をジェニスと経産牛をバーシュと呼び経産牛の方が美味しいと言われていますし、映画ステーキレボリューションで世界一の牛肉を作ると認定されたホセゴードン氏は月齢の進んだ牛が美味しいと言っており、今までで一番美味しかった牛肉は10歳の去勢された雄だったと言います。
良くも悪くも経産牛は特長があります。仕上げ方や育て方によってもだいぶ違いがありますが、一般的に味が濃いと言われますが、言い換えればクセがあるともいえます。香りが強いと言うのも肉の香りが苦手な方には臭いと感じるかもしれません、また、スジが固いなどデメリットもあります。しかしながら、経産牛というワードで世の中を見てみるとレストランや精肉店でも味わいが深く美味しい肉として扱われている事から、ただ焼いたり煮たりするだけで美味しい一般的な和牛とは違い、手を加える必要があるかもしれませんが「実は経産牛は美味しい!」と言うのはあまり知られていない事実かもしれません。
まだ経産牛を食べた事がないという方は、是非探してみて下さいね。