写真は砧公園(きぬたこうえん)名物のたぬき焼きです!
今日も一日お疲れ様です!夏も半分を過ぎ、クラウドファンディング13日目!達成度は昨日の活動報告時より3%伸ばして56%となりました!
なんと折り返したあたりから2回目のご支援頂いている方も少しずつ増えてきていて、驚きと嬉しさを気持ちだけに留めず、行動に移すべく日々駆け回っております!!
蝉のキャスティング〜中編〜
「蝉が(アミが届く高さに)いねぇ!!」
蝉キャスティング部隊のチーム蝉おじさんの3人は頭を抱えました。
いかんせん砧公園には高い木しかないのです。
宮原(木をゆすったりすれば、、落ちてこないかな)
宮原の中で悪魔と天使が戦います。
宮原「木をゆすったりとか…」
阿部くん「宮原さん!見てください!あれ!」
宮原「百選…だと…?(ゆすれねぇ!!!!一ミリでも蹴ったり揺らしたりできねぇええ!!!)」
阿部くん「日本で100本選ばれた中の1本とかがあるんすね」
木藤くん「宮原さんゆすっちゃだめです。探しましょう。」
宮原「いやだなぁ、そんなことするわけないじゃない」
危ないところでした。悪魔の声の通りに動いていたら映画撮影の前に僕が大罪人として行政機関にキャスティングされるところでした。
僕たちは引き続き林の中をズンズンと進んで行きました。
10分くらい彷徨った頃でしょうか。
蝉嫌いの阿部くんが叫びました。
阿部くん「いましたぁあっ!!!!」
僕達は歓喜しました。まだ捕まえてもいないのに、まだ撮影してもいないのに。
案外木の色と似ているからか、分かりにくいですが、たしかにそれは蝉です。
まあまあ高いところにいます。
木藤さんがアミを思い切り伸ばしてギリギリくらいのところです。
木藤くん「行きます。」
木藤さんに迷いはありませんでした。この後別の仕事があるってのに苦手な僕たち(宮原、阿部)の為に朝も早くから駆けつけてくれていた熱い男です。
多分はやく帰りたかったんでしょう。冗談です。
木藤さんが勢いをつけジャンプしました。
木藤さん「それえ!」
僕は小中高の3年間バスケ、同時進行で中学2年間走り高跳びをやっていたので一瞬で確信しました。
(アミの高さ、このジャンプ力、対空時間…いける!!!!)
ふと阿部くんを見ると5メートルくらいはダッシュで逃げていました。
ご覧の通り、全然届きませんでした。
しかも逃げられました。
また振り出しに戻った僕らは早朝の砧公園を彷徨い歩き始めました。
つづく
宮原悠