学校ではできない交流や学びが生まれるALC図書館
【相馬淳子さん 応援メッセージ】
サバイディー、みなさん おはようございます。クラウドファンディング開始直後から、たくさんの応援をいただき、ありがとうございます!
今回は、私たちの心強い応援者 相馬淳子さんからメッセージをいただきました。
相馬さんは、2016年にALC図書館で「実験・創作教室」を開催して下さいました。図書館にやって来る子どもたちも、スタッフも夢中になった「実験・創作教室」。
素敵な取り組みをしてくれた相馬さんが、ALC図書館に対する想いを語って下さいました。
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相馬 淳子さん
初めまして。私は、2016年10月からALC図書館で、「実験・創作教室」を行わせてもらいました。笑いと真剣な眼差しが蘇る ALC図書館が困窮している との話を聞き、私にできることがあればと、この文章を書いています。
2016年、様々な状況に導かれ織物文化を学ぶラオス移住が始まりました。一方、元中学校の理科教員で、子どもの絵画教室でのアシスタントだったことなどがあり、ラオスの子どもたちと活動したい夢がありました。無謀にもひと月のラオス語講習を受けただけで、ALC図書館で実験・創作教室を始めさせてもらいました。
ヒンメリ作り、空気砲、ペーパークロマトグラフィなど実験がメインの活動を行いました。ALC図書館での子どもたちの様子や場所としての役割など、私がみた活動の一コマを紹介します。
私の活動は、水曜日の12時からの1時間。近所の小中学生の昼休みです。いつも通りの休み時間に子どもたちは集まってきますが、ラオス語がへんてこりんな私に、「水曜日、実験創作活動をやることになりました〜!」と突然言われても、みんなは???な感じです。初めは、ALC図書館スタッフのチャンシーさんと2人でした(笑)。
モビール制作の会では、どんどん出来上がるモビールに横目で見ていた子も寄ってきて、簡単そうに見えるバランスの取り方にワイワイ言いながら作成をするようになりました。
なかでも、表面張力を利用して「水の中にシャボン玉を作ろう!」の回では子どもたちと図書館スタッフとの交流が微笑ましく思い出され、ALC図書館が子どもたちの大切な居場所になっていることを感じた回でした。
水の中に色がついたシャボン玉を作るのですが、意外と難しい。綺麗なシャボンが水の中にできた時の子どもたちの歓声を聞きつけて、男性スタッフ2名もやってきて悪戦苦闘!出来るようになった子どもたちにコツを習いながら、図書館スタッフもやってはみるのですが、なかなかできませんでした。
翌週の水曜日、違うトピックを持参して行う準備をしていましたが、スタッフと子どもたちは、もう一度シャボンを作りたいとのこと。準備の仕方を伝授して、図書館スタッフ2名と子どもたち数名で再度取り組んでいました。できた時の嬉しそうな表情の写真がないのが残念です。活動が軌道に乗ってくると、水曜日には走って学校から来てくれる子どもたちもいました。
暗記重視の授業を受けているラオスの子どもたち。でも ここでの子どもたちは「体験」を通じて、自分で考え 新しいモノを作り出していく力 を育んでいました。また、スタッフが子どもたちと純粋に楽しみ、子どもとおとなの垣根なく一緒に学ぶ姿は、子どもたちにも大きな影響があると思います。学校ではできない交流や学びが生まれる場所、見守ってくれるスタッフがいる安心な場所 がALC図書館でした。
未来へ向かう子どもたちの、知りたい!やってみたい!を叶え、そこから自分の世界を広げていける、そんなALC図書館がこれからも継続して欲しいと強く願っています。
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