先日、リターンにも設定している薫炭作りを頑張りました。廊下の張り替えに際し、下に敷き詰める予定です。
なぜ薫炭を作るの?
張り替え予定の廊下の下に敷き詰めるために作りました。
今回、皮むき間伐材の床材を使用する廊下は、
元々土間だったのもあり、湿気でブワブワでした。
このままでは、床材の貼り直しても、いずれは湿気でまた木材が弱ってしまいます。
それを少しでも軽減するために、床の下に調湿剤を撒くことにしました。
その調湿剤として、選んだのが籾殻薫炭(もみがらくんたん)です。
本来は、竹炭などの大きいなものが良かったのかもしれませんが、
時期的に大量に手に入れられるものが薫炭だった、という理由もあり、
今回は薫炭を敷き詰めることにしました。
初めての薫炭づくり…大変!
薫炭の作り方はたくさんYouTubeで予習したのですが、
実際に自分でやるのは初めてです。
「こんなもんやろ!」とわからないところはなんとなくでごまかし、
薫炭づくりをスタートさせました。
薫炭器の中心に火種を入れ、その周りにお米の籾殻をかぶせます。
熱で蒸し焼きにしていくイメージです。
そうすると、中心部から炭化が進み、薫炭ができます。
全て被せた時点で気付いたんですが、
量が多すぎる…。
煙突すらも埋まってしまう勢いでした。
ここから死闘が始まります。
(と言ってもただ見てるだけですが)
とにかく量が多すぎたので、一向に完成しない…。
それでもやっぱり完成はしていません。
流石にこれ以上は、次の予定があるため、待てない…帰らなきゃ、というところで、
農園のあばあちゃんが、「私がしばらく見とっちゃる」と有難い一言をくれました。
その後、学生がくるまでおばあちゃんが見ておいてくれたおかげもあって、
その日の夕方ごろには少しずつ黒くなっていきました。
薫炭が完成したところでしっかりと水をかけます。
油断すると、すぐに炭化は進み、白い灰になってしまうので、念入りに。
綺麗に火を消してしまえるかが、薫炭作りの鍵です。
実際には消すのに失敗してしまい、
次の日の朝、おばあちゃんが消しておいてくれたのですが…。
それでもなんとか、なんとなく、
籾殻薫炭が完成しました。
次の日曜日には、これを廊下に敷き詰め、間伐材の廊下を張る下準備が完了します!
火をつけてから33時間。
慣れている人ならもっと短い時間で綺麗に作れるのだと思いますが、
素人なりに足掻いて頑張りました。
今後も頑張っていきます!
ENGAWA Project
松本